◆ウエストサイドストーリー 2005/1/9
大阪厚生年金会館
櫻井翔、大野智、松本潤、生田斗真、山下翔央、東新良和、和音美桜、天勢いづるetc

私、初日にして千秋楽を迎えてしまいました。翔さんトニーに、大野くんリフ、松本さんベルナルド。これは忘れちゃいけない。

とりあえず、個々人の感想になると、
トニーは、いい意味でも悪い意味でも、歌と台詞の境界線がすごく曖昧。
歌っていても台詞を言ってるように聞こえる。
だから、歌詞等を聞き取りやすいと言えばそれはものすっごい利点。舞台での最重要項目っていっても過言じゃないと私は思ってるので、これはすごくよかった。
ただ、ミュージカルと言う概念で観ると、歌を歌として歌っていないように聞こえるのは大丈夫なのかなぁ?
リフは、お芝居とダンスの滞空時間が素晴らしかった。
お芝居が大きすぎず小さすぎず、ストレートプレイを主に観るものとしては、この具合が絶妙で、これまたよかった。
他のオーバーアクション(ミュージカルとしては多分普通)の中に、埋もれ気味だったのが、マイナスに感じられちゃうかもしれない。
ベルナルドは、あのナルシストなお芝居は彼にしかできないなぁと再確認。
兄でリーダーで、常に人の上にいる、いたいという意識が、体中から溢れ出ていた。そう、その体中からってのがこれ重要。だって板の上にいるんだから、役というよりその人物そのもので、それがすごく伝わってきた。彼は本当にそういう人間なんじゃないのって、違和感なく思えた。

私は、この作品は映画もビデオもみてなくて、昨夏の少年隊の舞台を1回みただけです。それも、不純な見方をしていたので、ほとんど斗真くんのみ。だから、この作品への思い入れはなんにもないけど、ちょっと歪んだ先入観は持ってるかなと。その時に、マリアを島田歌穂さんが演じていたのですが、これがすんごいよかったの。でも、今回のマリアもやっぱりかわいらしくてよかったと思う。周りから幼いと子ども扱いされる役がとっても似合ってた。アニータは、前回の人のほうが私は好き。

印象的なナンバーも、空気が壊れることもなく、一応褒め言葉として「初々しい」空気が満載な舞台でした。若さでアタック!みたいな。高校生くらいの役だし、やっぱり若さはリアルです。

うん、観れて良かったなと思えるお芝居でした。