MIKU live スプリング・ブランケット Vol.1 in 原宿FAB  2003.3.20(木)
アーティスト MIKU(ミク) PM6:30


 場所は原宿FAB、会場は始まる前にもかかわらず静かに時間だけがたつ。

今回の目当てのアーティストはMIKU(ミク)、個人的には今まで聞かない感じのアーティスト、久しぶりに違うテイストで好感をえた。
 会場は満員御礼、今回はアコースティックライブでアルバムとはまた一味違うMIKUが見れた。
暗がりの中彼女の登場、静かにイントロのバイオリン、先にも書いたが今回はアコースティックライブだ。
ギター、ピアノ、バイオリン、ヴォーカル4名である。
 最初の曲「素直になれなくて」イントロのバイオリンが切なく幼い頃のもしくは若かれし頃の恋心のような
淡い気持ちが思い出され、聴いている内に彼女の音域に驚かされる。人はこんなにもブレス無しで
声が出せる物かと、それはサビの部分正直鳥肌が立った。そう言う部分でも彼女歌唱力は窺える。
 2曲目「歩こう」この曲は彼女(MIKU)の作詞、本人談逢いたくて逢えなくてそんな事を考えて
書いた曲。とにかく音楽を聴いていてやさしい気持ちになれるとはこんな気持ちなのだろう。
 3曲目「If We hold on together」このイフ・ウィ・ホールド・オン・トゥゲザーは
あのダイアナ・ロスのカヴァー、かつてTBS系ドラマ「思い出に変わるまで」の主題歌。
今回なぜMIKUが歌っているか?アルバムに収録されているか?それはこのドラマがDVD版で4/23に発売される
かつてはあのダイアナ・ロスが歌っていたこの曲をDVD版ではMIKUが歌う事に大抜擢。
 4曲目「カナシイ嘘」この曲は椅子に座り、しっとり歌を歌う。歌う彼女は実際の年齢よりずっと大人びえて
見え、聴き手をドキッとさせる。アコースティックがそうさせるのか、彼女の魅力なのか。80年代チックで
ブランデー片手に効きたくなるような、例えるならルビーの指輪聴くように素敵な大人を演じたくなるような曲だ。
 5曲目「Dear・you」(tia・youかな?)この楽曲は未発表曲、それ故に新鮮感と歓喜が襲って来た。
大事な人にありがとう、自分が大事に大切にする気持ちその気持ちを歌にしました。
そんな彼女が始めて等身大の彼女、素の19歳の姿と重なった。歌い終わった彼女の笑顔が
とても印象深く心に残りそんな彼女をこれからも影ながら見ていきたい。

 終了後、楽屋裏にて彼女と対面。
舞台の上とは違い少し控えめでさらにそんな彼女に好感を受け、この小さな体であれだけの
声を出すなんてと驚愕し、ありきたりな言葉になるが
「ライヴ良かったです、アルバムとは違い聴き応え有りました」と
そこで彼女は笑顔で「ありがとうございました」の声。
声を大にして言いたい、そんな彼女にこちらこそありがとうと。

 

1 素直になれなくて

2 歩こう

3 If We hold on together

4 カナシイ嘘

5 Dear・you  tia・youかな?

 

2003/30/20     Jetta

 

 

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