詩人


電車待ちの少しの時間 切ないラブソングを作る 心を込めて愛しいあなたに贈ろう 譜面もなく伴奏もなくあてにならない曲だけど 言葉なんかより心に残る 想いを綴った詩を… "自分の想いを表現するのは難しいもんだね" 形がないから つい俗な言いまわしになる 「あなたを愛してる…」「幸せにするよ…」 …この想い 少しでも伝わるかな 「理想の自分」に縛られそうな時に あなたの中に本当の 自分が映るのならば あなたに価値を求め自分の弱さを 唄に代えて… いつも傍にいるあなたはとても気の強い女性だけど また違った側面からではとても弱い動物なんだよ 欲望が見え隠れする街角 夜明けを怖がる仔猫 あてなく流れる意識のない雲 それらすべてがあなたと重なり失望がとりまく時に 我が身ひとつでいつでもあなたの為に唄を歌いましょう そういう詩人でいたいものです


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