STATE TOUR 2000
in Albuquerque, NM

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滞在中のあれこれ

コンサートでの好感触に自分の事でもないのに気をよくしたKumaに、さらに嬉しいことが。コンサートは到着翌日すぐだったんですが、残り約5日間で(主に相方を通じてですが)「デフレパ好き」な人達の存在を知る事ができました。出発前に熱心に海外MLの投稿をチェックして同じ日にコンサートにいく人はいないだろうか〜と探していたのに、全然それらしい投稿がなかったので、「やっぱりニューメキシコ州では特に人気がないのか!?」と心配だったのです。いつもはちょっと大きい町のコンサートとなると、1ヶ月くらい前から地元在住の人達が待ちきれない様子で熱い投稿をするものなので・・・。しかしホント、Slang以降にTVなどの露出が減ってしまったので、"調べないと最新情報が分からない"状態になってしまって、80年代からのファンの人達が丁度、就職、結婚などの転機があってそのまま・・・という様子ではあるものの、Kumaが勝手に予想していた「ああ、80年代のヘアバンドでしょ(笑)?」みたいな事態ではないように思えました。Pyromania時代のJoeの発言事件を乗り越え、若い人にも熱烈歓迎されていて、嬉しかったです〜。

●まず、この周辺には「イマドキRock」をかけるラジオ局が余りなく、80年代モノが盛んです。あとはカントリーとか。イマドキミュージックは主にTVの方で"観る"場合がほとんどみたいでした。でも実際MTVなんかはもう若者も観ていなさそうでありました。どうも若者の音楽離れの傾向は本当に強そうだなーと感じました。日本みたいにTVCMにアイドルがガンガン出て、とかドラマのテーマ曲からヒットが・・・ということも全然なさそうだし、深刻そうです。(だから最近映画のサントラが豪華なのか)地元の大学に相方の弟が通っているので、場所も近かったんで毎日のように遊びにいってました。学生の家にも遊びに行きましたが、みんな今自分の部屋にパソコンがあるし、ネットかゲームが普通の学生の主な娯楽のようでした。←あとは映画とかビデオ。大学のパソコンルームなんてすごい賑わい。今は都会でなくても、こういう音楽以外の娯楽がイロイロあるので、仕方がないことなのでしょうか。Kumaも紛れてネットサーフィン&メールチェック毎日させていただきました。会うチャンスはなかったけれど日本人の留学生もいて、日本語クラスもあるそうで、パソコンに日本語フォントが入っているおかげで大学だけでなく、周辺のコピーショップのパソコンでもメールチェックでき、一昔前だったらこんな風じゃなかったんだろうなーと、場所を選ばず海の向こうにコネクトできる時代に感動しちゃいまいた。こんな感じなので、音楽好きの人にはそう沢山出会うことが出来なくて残念だったものの、ホント、ここいらへんはラジオからお店の有線から何から、やたらと80年代モノが多くて、最近出来たばかりのこじゃれたバーでWINGERの"SEVEVTEEN"聴きながら一杯・・・なんていうミョーな事も(笑)。WINGER、久しぶりだった〜KIPは今ごろどうしているんだろう!?

●そんな滞在中の移動の手段はもちろん車で、↑のように地元のラジオを聴きながら〜なんてことになると、80年代ヒットパレード状態。日本ではあんまりないラジオの選曲に、一人涙することが多かったです。今ラジオでフツーにPOISONが聴けるなんて〜。OZZYやAC/DCを鼻歌まじりでフンフフーン状態(笑)!「メイデンのサイン入りギタープレゼント実施中!」なんて企画も。どうやらDEFの前にコンサートで来ていたようです。観たかったです〜。80年代中心とはいえ、90年代に登場したKumaも大好きなCollective Soulの新譜からの曲もリリースに先駆けて聴けたり、来週地元に来るとも言っていたり。←日本には97年に一回こっきりのショウで来ただけなので、すごい羨ましかった!←帰るの遅らせたいくらいでした。そんな中、ステイトフェアでのコンサートもあって、一時間に1〜2回は必ずデフレパソング。嬉しい限りでありました。自分でCDでも何でも持っているんだから自分でかけてもいいんですけど、やっぱりこうやって自然にラジオから流れてくるのはまた格別であります!!

●相方からコンサート後に聞いたところによると、今回の里帰りのいきさつについて、事前に自分の友達に話したら、結構デフレパファンの人が多かったので驚いた、ということだそう。特に相方の大学時代の友人の奥さんなどは、子供が2人いるから新作リリースとか最新情報を昔のように知る事はできないものの、今でもメチャメチャDEFが好きで、フェアのコンサートに私達2人が行くのが羨ましい〜とマジに訴えていたそうです(ダンナさん談)。相方もダンナさんも彼女がそこまでデフレパ好きとは知らなかったので、驚いたそう。←そうそう、パートナーがいると、あまり自分のアイドル(?)についてはそんなに、ウキウキとは語れないものです・・・。

●Kuma自身が目撃した出来事といえば、コンサート翌日の地元のショッピングモールで午後のひとときに、昨日のコンサートで買ったらしきTシャツを着て買い物していた中学生くらいの女の子でした。都会ではないけど、一応しょっちゅうビッグアーチストが全米ツアーで訪れるようなところなので、昨日のデフレパが「久々街に来た有名人」というわけではないはずなんです。言葉では説明しにくいんですが、その女の子の雰囲気から、有名バンドが珍しかったのでついお祭り気分でデフレパモードになったというよりも、何だかKumaが中学生時代に下敷きに切りぬき入れてたような感じで「ファンなりたて。デフ・レパード大好き」って感じがよく分かって、すごく微笑ましいものでありました。こうしてちゃんとコンサートで若いファンもちゃんとGETできるデフレパに(これまた自分のことでもないのに)ほくそえむKuma(笑)。

●6歳のお子さんアリだけど、実は密かに今でもDURAN DURANが好きで先日コンサートを観に行ってしまったという相方のおねーさんの証言によると、その昔83年(ってそんなに昔になってしまったのかー)、今回のフェア会場から車で数時間の相方の実家近くにバンドがツアーで来た際、その頃デフレパといえばもっぱら若者の音楽だったために、学校の先生くらいの年代の人だと全然知らない場合も多く、当時の彼女の先生の奥さん(近所のお店で働いていた)もやっぱりそうで、「昨日、他の街から来た有名人っぽい人でこうこうこういう感じの人だったんだけど、なんかスゴイぶっちゃいくなのに、超美人を連れてたんだけど、あなた知っている?」と聞かれたそう。で先生も分からず、翌日クラスでそんな話をしたんだそう。もちろん相方のおねーちゃんはじめ皆は「それはデフレパのメンバーじゃ!?」と笑ったそう。おねーちゃんによると、もうどのメンバーことだったか忘れてしまったけれど、多分ヴォーカリストだったと思う、との事。う、牛様〜!そんなこんなで、その時のこともあって、相方のねーちゃんには「デフレパといえば、その時代」って感じだったようで、今回、弟が彼女と今更ながらデフレパのコンサートに!?とヘンな気分だったそう。でも後日の弟(相方)からの報告を聞いて、DURAN DURAN同様、まだまだデフレパ生きてますぜーというのが伝わったようで、良かった(笑)。

●そして帰国前日に行った相方の友達(まだ大学生)のパーティーで。相方の友達は結構メキシコからの人が多く、この日のパーティーでは「友達の彼女で、超デフレパ好きらしく今日Kumaに会うのを楽しみにしているメキシコ人のコがいる。昔からの付き合いなのにデフレパが好きだったなんて知らなかった」とのこと。ウキウキ出かけていって、バンドの話でやたら盛り上がりました。このステイトフェアのコンサートには行かなかったそうなので何故だか尋ねたら、前に車で2時間のエルパソに単独で来ていたそうで、そのコンサートに行ったんだとか。エルパソ。そうです、さっき言っていた「JoeがPyromaniaのツアーで失言やらかしてしまって大変だったところ」です。早速彼女にその事件を知っているかどうか聞いたら、それは知らなかったとのこと。しかし、会場のお客さんたちにはそのことを知っている人もきっといたはずだけど、すーーーーーごい盛り上がっていた、そう。で、私の話で彼女が納得したのは「コンサートで何故か彼等メキシコの国旗を掲げてくれてて、みんな大盛り上がりになったんだけど、なるほど、昔そういうことがあったからなのかも。でも、あの晩はビックリするくらいお客さんもすごい歓声だったし、コンサート自体もすごく良かった!」とますますデフレパに惚れたそうな。到着直後のコンサートも嬉しいイベントではありましたが、帰る間際のこの時間もとても思い出深いものになりました。

勝手に「あんまいないんじゃなかろうか」と予想していたデフレパファンの人をコンサートやら街で見かけたり、実際に会ったり、話を聞いたり、時期もあって毎日ラジオで聞いたり。コンサートの2時間以外にもデフレパ漬けな一週間でありました。こっちでは実生活でファンの人に会う事がなかったので、ああしてフツーの生活で「デフレパを知っている」とか「デフレパ好き」という人に出会えて、やたら感動してしまいました。PyromaniaやHysteriaのアメリカでの大成功を考えればそれも当然なのかもしれないんですが、Kumaの目にはすごく新鮮にうつりましたです。どーも出会った若モン達の音楽離れの様子を見ていると先行きちょっと心配でもあるんですけど、あのコンサートの盛り上がりやJoeのオフィシャルサイトの宣伝が別の効果を生み出して、さらに今後の作品を期に、まだまだイケそうな予感。日本もまけちゃいらんないわ〜、と鼻息荒くなってしまいました。たとえ日本全国のブートショップがある日突然消えても(笑)、確実に日本に来てもらうよう(ってもちろん来てくれると思うんですけど!)、こっちでもさらに人気になって欲しいなーなんて思っちゃいました。

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