H. Purcell (1659-1695)
パーセルは声楽曲をたくさん作曲している。
イギリスの少年合唱団による録音が山ほどある。
ちなみに、パーセル自身も少年聖歌隊員だったらしい。
Ode for St Cecilia’s Day 聖セシリアの祝日のためのオード
祝祭的な音楽。 私はパーセルの音楽の中では一番気に入ってる。
Simon Woolf (boy soprano), Tiffin Choir - Highly Recommended
ソプラノソロのSimon Woolf (boy soprano) が大活躍する。 低音はちょっと大人っぽい豊かな声で歌い、高音も
少しも声が硬くならない。 Track4でバスソロと歌う場面でも、まったく互角に歌う。 最高のボーイソプラノのうちの一人と
言って良いと思う。 ソプラノの少年合唱も良く訓練されていて立派に歌う。 芯の通った力強いボーイアルトの合唱も
とても魅力的。 1969年の録音だが、厚みがあり、聴きやすい。 合唱やソロも大変鮮明に録音されている。
Balance Engineer, Günter Hermanns. このGünter Hermannsという人は、DGから出ているカラヤンの録音で
Balance Engineerを務めたことで有名。
指揮: Sir Charles Mackerras
Archiv, POCA-2162 (国内版)
Choir of New College, Oxford – Recommended
ニューカレッジ合唱団がソプラノ合唱を歌う。 この合唱団は相変わらず良く訓練されていて、
艶のある良く通る声で気持ちよく歌う。 ソプラノソロは女性ソプラノ(Gillian Fisher)だが、
ボーイソプラノのような声で歌う。 1989年の録音で、音質は非常に新鮮。 合唱も非常に美しいし、
個々の楽器も鮮明。 音場も自然だし、残響も適度。 Recording Engineer, Antony Howell.
指揮:Robert King
Hyperion, CDA66349 (輸入版)