悠久なる地へ。


暁、燃ゆる空に 憂いの街の明かり
瞬く光の中 幼き記憶たどる

あてなき旅の果てに 路傍の石を偲ぶ
緩やか水の流れ 群れなす青い息吹

止まない霧雨仰ぐ日々 河の水面 浮かぶ夢
水辺、咲いた藤色の花 心、彩るから

小高き丘の上に 黄金の淡い陽射し
散りかけの花照らす 悲しき君の想い

砂舞う荒れた大地眺む 空の嘆き 遠き影
遥か彼方から聞こえる 風の足音

君と誓った約束は 遠く旅の最果てに
星が飾る夢の跡 心募る この想い