MY MOTORCYCLE



Kawasaki GPZ1100('95 EU)

私にとって、はじめてのリッターバイクです。体重が50kgそこそこの非力な奴が乗るには少々勿体ないものかもしれません。

EX-4を買ったときに、そのスタイルに惚れ込んでいたので大型に乗るようなことがあれば、これしかないと心に決めていました。

もっと速いバイク・もっとすごいバイクなら他にたくさんあるかもしれません。

が、私的にはこのGPZ1100が最終目標だったのです。
こんなに早くにたどりつくとは思いませんでしたけど・・・・。

はじめて跨ったときの感想は、ただ一言
「でかい・・・・」

さすがに1100ツアラーともなると、その存在感というか威圧感からして違います。
「きちんとバイクを扱える奴しか乗せない」、みたいな威圧感・・・。正直へたっぴーな私は怖じ気づいてしまいました。

それで、当分の間はEX-4に乗り続けることにし、彼が走れなくなったときにGPZを考えようとしたのです。

実際、EX-4は車格・性能・スタイルとも申し分なく、最高の相棒でした。

この時点でのGPZ1100は単にリッターバイクへの憧れの形だったのかもしれません。



全長

2190mm

シート高

790mm

乾燥重量

242kg

水冷4スト並列4気筒DOHC4バルブ

1052cc


ところが、私の操縦ミスから自爆事故を起こしてしまい、EX-4は廃車になってしまいました。以来、実に3ヶ月の間バイク無しの生活を送っていました。

とはいえ、さすがにバイクに乗れない生活は辛く、精神的にかなりきついです。
なんとかしなければと新しいバイクの見繕いますが、目にとまるのはやはりEX-4ばかり・・・それも既にカタログ落ちしているためかなり程度の悪い中古ばかり。
なんとか別のバイクを・・・と思っても、とくにありません(←スタイル重視 & 400ツアラー)。候補としてあげてもせいぜいRF400かZZR400(これはあんまり・・・・)だったのです。

その時点では大型は「扱えるわけがない」と考えていたので、ほとんど眼中にありませんでした。

しかし、ある日バイク屋の兄ちゃんと話をしていると程度の良いGPZ1100が入っているとのこと。見せてもらうと、本当にいいかんじです。とたんに「乗ってみたい病」が発病しました。
重ねて兄ちゃんがいいます。

「大型だから扱えないなんてことはない。それに最終的にいつかここまで来る気があるのなら、今妥協して小さいのに乗ってもそのバイクが可哀想だ。」

それもそうです。どうせ下手なら今から乗って上手になっていけばいいのかもしれません。GPZはそれを受け入れるだけの器量がある、そう言われました。

400クラスでは、EX-4以外に乗る気はしないし、そのEX-4は見つかりません。
でも、今目の前に憧れのバイクがあります。これはチャンスかもしれない・・・。

単純ですね。たったそれだけのことで購入を決めました。
新しい相棒、GPZ1100の誕生です。

とりあえず、乗ってみよう・・・・


最初から覚悟していたことですが、とにかく大きくて、重いです。
取り回しはまさに地獄。ちょっとでも登りの傾斜があると、とたんに押せなくなってしまいます・・・。車輪がついているとはいえ、自分の体重の5倍もあるのですから無理もありません(^^)

しかしながら、いざエンジンがかかると見た目からは想像できないほど軽快です。
ハンドリングは正直なところEX-4にくらべてもずっと素直で軽く、また安定しています。EX-4の結構粘っこい感じのハンドリングに慣れていると、逆に機敏すぎて怖くなります。
ただ、高速でのコーナリングで前がすこしよれるような感じがします。これはスタビライザーをつければ改善されるとのこと。いつか付けることにしましょう。

ZZRのような最速スポーツツアラーとしての味つけとは、ちょっと違うようで純粋にツアラーとして設定されているのかなというのがエンジン。下からずっとトルクがあって(これは単に1100ccという排気量の余裕なのかもしれませんが)、街中での中低速走行でもほとんどギアチェンジをすることなく、まるでスクーターのような楽な走りかたができます。それでいながらその気になれば暴力的な加速感を味わえるので、文句無しです。

ポジションも身長173cmの私には文句無し。両足ともかかとまでべったり着く安心の足つきにくわえて、前傾もきつくなくこれならかなりの距離を走っても楽でいられそうです。むしろアップハンドルとかにしてしまうと上体が起きすぎて腰がきついかもしれません。
これで、フロントスクリーンを換えてしまえば風も気にならないことでしょう。
・・・でもロングのスクリーンは車検通らないって言いますからねぇ・・・・思案中。

ドノーマルで個性を出そう・・・


せっかくの相棒です。いくら数が少ないとはいえ他のGPZと同じままなのはちと可哀想。普通ならマフラー交換とかペイントで個性をだすところですが、なんせ貧乏です、そんな余裕はありません(涙)
・・・色はオリジナルの赤が好きなので変えるつもりなど当分ありません。

まずはできることから始めよう、ということでステッカーを貼ることにします。

KLE250、EX-4にも貼っていた天馬のステッカーは、トレードマークのつもりですから必須。これだけでもずいぶんと雰囲気が変わりました。


あとは自己顕示欲の固まり、と言われそうですが・・・自分のRIDINGに責任と自信をもってGPZを駆れるるようにインレタで名前を入れます。

どうせなら戦闘機のコックピット下にあるパイロットのネームをもじった方がかっこよさそうです。

ちょっと考えた末、左側のカウルにこうしてみました。「RIC」とは「Rider In Command」の略で、航空の世界で言う「PIC−PilotIn Command(実際に操縦しているパイロット)」のもじりです。

ここまで堂々と名前を書いてしまうと、恥ずかしい以前に悪いことができないですね(笑)


あとはちょこちょこと小さなステッカーをリアカウルに貼って、完成です。
一面ベタベタはなくてワンポイント的な使い方をしたので、結構さりげなく仕上がりました。個人的にはかなり気に入っていますが、どんなものでしょうか。


今までの相棒たち (工事中)

SUZUKI DR250S

Kawasaki KLE250

Kawasaki EX-4