カタナは、1980年にケルンショーで衝撃的なデビューをしました。
ケルンショーに出品されたカタナは、デザインをハンスムート氏が手掛け、出品されたモデルは出来るだけデザイン画を忠実に再現されていました。
市販車との違いは、スクリーンが無く、メーターパネルが飛び出していて、タンクやフロントカウルの厚みが薄く、シートカウルも丸みを帯びたデザインで、シートの中央の部分が盛り上がっていました。 もう少し細部を見ると、チンスポイラーも無く、フロントフェンダーの色も違っています。
ANDF(懐かしい)も装着されていませんでした。 ちなみに、マフラーはテルミニョーニ製だそうです。


ケルンショーに出品されたカタナ


'81年に市販プロトタイプが完成しました。
このプロトタイプ車は、市販車に近い形をしていますが、細かく見ると、スクリーン、フロントカウルの色、バックミラー、フロントフェンダーの色、ブレーキのマスターシリンダーがクリップオンハンドル対応の物になっていないなど、市販車とは異なる部分を持っています。


プロトタイプのカタナの写真