DA系インテグラ プレイバック

 89年4月に登場した2代目インテグラは「全域爽快な走り」の実現を目指し、スポーツを体感させる圧倒的なパワーの創造と、スポーツ・マインドにあふれた先進のデザインの2つをテーマに開発されている。ちなみにこのモデルから、クイントの名ははずれた。

 このモデルで特徴的だったのは、VTECエンジンを初めて搭載したこと。1.6L直列4気筒DOHCのNAながら、世界初の可変バルブタイミング・リフト機構を採用したこのB16Aユニットは、リッターあたり100馬力、MTで160馬力/15.5kg・mというスペックをもっていた。(ATは150馬力/15.3kg・m)

 また、足まわりは4輪ダブルウィッシュボーンに改められ、より高レベルな走りを実現。エクステリアはロー&ワイドのウェッジシェイプフォルムを採用、インテリアはスポーティさの中にも余裕の居住性を実現している。ボディタイプは3ドアクーペと4ドアハードトップの2種類。搭載エンジンはVTECの他に、SOHCのZC型2種(PGM−FIタイプが120馬力、キャブ仕様が105馬力)を採用することで、全10グレードをラインアップしていた。このうちVTECは、RSi/XSiの2グレードに搭載された。

 そして90年8月には、外観・装備を一部変更し、リヤに3点式ELRベルトを採用。また上級グレードでは、本革巻きステアリングやオートエアコンを標準装備とした。また、91年2月には3/4ドアのZXiに、ポテンザRE87や14インチアルミホイール、リヤスポイラーなどを採用したスポーツ性の高い特別仕様、バージョンSを新設定。同年5月には、3ドアRXiにサウンドスペシャルという特別仕様車も加えられている。

マイナーチェンジは91年10月に行われた。フロントバンパー、テールライトの変更などのほか、最大のポイントはVTECがさらにパワーアップされ、MTで170馬力/16.0kg・m、ATで155馬力/15.6kg・mとなったこと。同時に上級車種にビスカス式LSDを装着したモデルも新たに設定。また4ドアに、140馬力を発生する1800ccのB18B型ユニットを搭載した、ESiというグレードを追加した。

 その後92年2月には、3ドアにZXをベースにオーディオを充実させたサウンドリミテッド、4ドアにZXエクストラをベースにエアコン、専用シート地を装備したスーパーエクストラという限定車を追加。また、8月にはF1復帰10周年モデルとして、特別仕様車スペシャルセレクトを発売した。

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