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FAIL SAFE
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以下に書かれている内容について実践する場合は各自が責任をもちましょう。私も詳しいことは分からないもので。
シルビアに搭載されているフルオートエアコン(ゼクセル製)には、故障診断モードが搭載されています。エアコンの調子がおかしいと思ったら、一度試してみましょう。
故障診断とは、各センサー類のハーネスが断線または、ショートしているかを確認するものです。エアコンにしろ、エンジンECUにしろマイコンで制御されているので、マイコンのポートレベルの電圧を測ることによりこのような計測が可能になるわけです。
故障診断モードの入り方。
①イグニッションを切ってエンジン停止状態とする。
②エンジンを始動させる。エンジンを始動させたら10秒以内にエアコンのOFFスイッチを5秒以上押し続ける。
この操作により、故障診断モードに入ります。
−ステップ1(セグメントチェック)−
故障診断モードに入ったら、エアコンの各インジケーターランプが点灯していると思います。 ここで、点灯していないランプがあったら、玉切れの可能性が高いので交換しましょう。
−ステップ2(センサーチェック)−
エアコンの温度設定ボタンの上矢印を一回おしてみましょう。表示部に2と表示されるはずです。 2と表示された後に症状により数値が表示されます。
表示番号
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対応センサー
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断線
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ショート
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20
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正常
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×
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×
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21
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外気センサー
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−60度以下
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100度以上
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22
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内気センサー
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−60度以下
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100度以上
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25
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日射センサー
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0.025mA以下
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1.12mA以上
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26
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PBR
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100パーセント
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0パーセント
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−ステップ3(モードドア位置)−
エアコンの温度設定ボタンの上矢印を更に一回おしてみましょう。表示部に3と表示されるはずです。 3と表示された後に症状により数値が表示されます。
表示番号
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対応モードドアクチュエーター
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30
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正常
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31
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VENT
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32
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B/L
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34
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FOOT
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35
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D/F
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36
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DEF
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−ステップ4(各出力機器点検)−
エアコンの温度設定ボタンの上矢印を更に一回おしてみましょう。表示部に41と表示されるはずです。DEFボタン(右下のボタン)を一回押す事に42→43と変化し、46まで変化したところで41に戻ります。
このステップでの点検は下記の表に示すようにオートアンプが表示部の表示に合わせて各アクチュエーター、ブロアファンモーター及びコンプレッサーへ強制的に出力します。その出力に対してそれぞれの作動状態を目視、作動音、吹出口に手を当てるなどの方法で確認、点検します。
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表示番号
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出力機器
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41
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42
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43
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44
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45
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46
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モードドア
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VENT
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B/L
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B/L
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FOOT
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D/F
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DEF
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インテークドア
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内気
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内気
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20%外気
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外気
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外気
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外気
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エアミックスドア
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フルコールド
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フルコールド
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フルホット
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フルホット
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フルホット
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フルホット
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ブロアファンモーター
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4.5V
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9.5V
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7.0V
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7.0V
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7.0V
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12V
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コンプレッサー
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ON
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ON
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ON
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OFF
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OFF
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ON
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−ステップ5(センサー認識温度表示)−
エアコンの温度設定ボタンの上矢印を更に一回おしてみましょう。表示部に5と表示されるはずです。DEFボタン(右下のボタン)を一回押すと外気温度が表示されます。更にDEFボタンを一回押すと内気温度が表示されます。もう一度DEFを押すと最初の状態(5が表示されている状態)にもどります。
−ステップ6(認識温度任意設定)−
エアコンの表示温度と自分の体感温度が異なる場合にオートアンプの認識温度をずらし、自分にちょうどよい設定にすることができます。
ステップ5の状態からファンスイッチを押し、HOLDスイッチまたはCOLDスイッチを押すことによりにより+3度〜−3度までを任意に設定できます。
例:−3度をセットした場合はえエアコン表示部25度であってもオートアンプの認識する温度は25−3=22度となり、表示温度より低い温度へ制御されます。
注:バッテリーを外した場合はこの設定はキャンセルされます。
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