LSD組込作業

UP 02/4/15

以前からLSD(いわゆるノンスリってヤツね)がどうしても装着したかったんッス!

って言うのもサーキットで走ってるとコーナーでアクセルを踏んでも内輪が空転して前に進んでくれないんです。
そんでもって最近では男30を過ぎてドリフト始めたモンでどーしてもノンスリを組みたかった訳です。

今までショップの御世話になった事が無かったもんで色々電話して聞いてみるとエライ高いではありませんか!
一番安い処で2万円、高い処はナント6万円!!!しかも数日間預けないと作業できないらしい。
とりあえずLSD本体が無い事には話しにならんので・・・。

通販で6.8万円+消費税で買いました。
クスコのMZタイプRSというモデルで定価は9.5万円もするそうです。
1WAYか2WAYかで悩んだんですが
グリップでも走るのであえて1WAYです。
ドリフト専用なら2WAYが良いのかもしれませんが
折角のカプの回頭性を犠牲にしたくなかったんで・・・。
それにクスコのLSDはOH時に追加費用なしに1WAYか2WAYか選べるそうです。


自分なりに色々調べた結果、

純正のデフからリングギヤを外す→LSDに装着→デフケースに収める→バックラッシュ計測→お終い!?

簡単そうやん!
単純な脳ミソなんで自分達で作業する事にしました。(笑)

まずは何はともあれジャッキアップします。
危険ですのでジャッキだけでの下廻り作業は止めてネ。
一応外したタイヤを車の下に入れておきます。
タイヤを外してデフケースを降ろす準備をします。


タイヤを外すとハブの中心に大きなナットが見えます。コレを外さないとダメなんですが
ウチの安物インパクトでは歯が立ちません。
ツインハンマー式のインパクトなら外れるんでしょうが・・・。
しょうがないんで1/2インチブレーカーバーを使い人力で外します。
が!ブレーカーバーがビミョウに歪みました。せっかくのスナップオンが〜(泣)


整備書ではアッパーアームも外すように書いてあるんですがスタビリンクだけ外したら
抜けそうだったんで止めておきました。

下に潜ってデフケースとドライブシャフトを外します。
その時に念の為に合いマークを付けた方が良いでしょう。バランスが狂うと異音がしたり振れたりするらしいです。
デフケースとドライブシャフト、プロペラシャフトを抜いてスタビライザー、デフマウントを外せば
デフケースが降ります。ここまでの作業時間約1時間位でしょうか。

搭載してた時から気にはなってたんですがブッちぎれてました(笑)
交換するのも面倒なので、シリコンコーキング(ホームセンターで数百円)を流し込み
時間がないのでホットエアガンで温めます。温めすぎに注意!
ディーラーで聞いたんですが本職の方達もこのマウントは叩いて外したり入れたりするらしいです。

これが純正デフファレンシャルギヤを外したところです。
外す時にシムやら何やらを落とさないように注意!

ここまでくればベアリングを叩き入れてデフケースに収めるだけです。
本当はバックラッシュの調整が必要なんですがほとんどガタつき感もなかったし
シムを持っていないので計りませんでした。(シムは何種類もあり1枚500円もするそうです)
良い子はダイヤルゲージで測定して下さい!(笑)

あとは取り外すのと逆の手順で組み込んでいくだけです。
作業時間は約3時間くらいで終わりました。

彼が手伝ってくれた会員番号T−02 堀川君です。