ブレーキキャリパーOH

UP 02/04/15

以前からブレーキのフニャフニャ感が気にはなってたんですがごまかしながら(ごまかされながら?)
月1〜2回のサーキット走行を続けていました。

サーキット走行後は毎回エア抜きしないとフニャフニャでしたんで恐らくキャリパーのシールがやられてるんかな?
と思いつつ放っておく事数ヶ月(笑)
毎回毎回になるとさすがにめんどくさいのと、多少心配なんでOHする事にしました。

これがブレーキキャリパピストン付近の画像です。
これはまだマシなんですが右フロント側のピストンダストシールがグズグズになってました。(笑)
恐らく経年劣化と熱硬化でピストンシールからブレーキオイルが漏れ気味だったのだと思います。
多分それでフルブレーキ時に車が暴れる挙動を出していたんだと思います。
ブレーキパッドの押さえピンを外してパッドを外し、キャリパ固定のボルト2本を外します。
それとブレーキラインも外すのですがこの時にボディに付着しないように針金で吊るなどしましょう。
もしボディに付着したら直ぐに拭き取って水で流して下さい。そうしないと塗装が剥がれますよ〜。

キャリパを車体から外した状態です。
フロント側はエアーブローでピストンが抜けるのですがリア側はちょっとめんどうな構造でピストン中央にネジが
切ってある為に左に廻していかないと外れません。こん時、特殊工具(SST)があれば戻し易いのですが
画像のSSTだと直ぐに逆側に当るのである程度戻ったら傷が付かない様に
ウエスを当ててウォーターポンププライヤー等で摘んで廻していけば良いでしょう。

ちょっと見難いですがこれが左後側のピストンです。良い感じで傷が入ってます。(笑)
多分前オーナーがパッド交換した時に切り欠きに合わせずにパッドを押し込んだ為と思われます。
本当は交換する方が良いのですがまさかこんな状態とは思ってもいなかったので
注文してる訳もなく、2日後の走行会も控えていたのでそのままサビだけ落として装着!(爆)
リヤ側はそうでもないのですがフロントのピストン内部は錆びだらけでした。
ブラシで落としても落ちそうにないのでサンドブラストで一発錆落とし!!

あとはキャリパー、ピストン等をキレイに洗い流してキャリパ内部シールの方向を間違えないように
注意して装着し、ピストンを入れてダストシールを装着すれば終わりです。
取り外しと逆の順序で取り付けていくだけです。
作業時間は約2時間で完了しました。

命に関わるパーツですので自信の無い方はプロにお任せください。