Impression!!

コーティング系の使用感想です


ガラコ
なじみの撥水系ガラスコーティング剤である。普段は私はスーパーレインエックスを使っているのですが,一度ガラコも使ってみました。これってガラスコーティングの略ですよね?基本的な使い方はスーパーレインエックスと一緒です。ただ,私が使ったものは油膜などを取らずに強引にぐりぐりと塗っても構わないものでした。塗っているうちに油膜を取り除いてくれるそうです。これは友達の油膜だらけの車に試したのですが,確かに塗ることで油膜はとれているようです。楽チンです。
ただ,肝心の撥水能力はやはりスーパーレインエックスの方が上のような気がします。初期能力はほぼ同等ですが,耐久性が低い気がします。決して悪いものではないので,結局は好みになるでしょう。私の友人にもレインエックス派とガラコ派がいます。私は前者ですね。

激防水 (SOFT99)
すすめの液体ワックスです。うたい文句を挙げると
1. 激しく水をシャットアウトするボディの撥水剤
2. FSiレジンの固い強固なバリアーは酸性雨に強くまた水垢の付着を防止します
3. 塗りやすく吹き上げの軽い液体タイプ
とある。FSiレジンとはFUSSO+シリコーン+樹脂のことで,ズバ抜けた撥水防水性能を持つ被膜が安定した性能を持続,どんな塗り方でも平滑な皮膜を作る(そのまま引用)とある。なぜフッ素ではなくFUSSOかは疑問であるが,その能力はすばらしい。
まず,使い方であるが,基本的に洗車後,水滴の有無に関係なくどんどん塗っていけばよい。その後乾いて塗ったところが白くなってきたら,乾燥したタオルでふき取るだけである。実際には洗車後,水をしっかりと拭き取ってから使用した方がムラは少ないようです。
一度塗った後は表面はかなりつるつるになり,ボンネットに物を置いて作業することができなくなってしまいます。タオルすら滑り落ちてしまう。ツヤもそれなりのものが得られます。
耐候性は3ヶ月とあるが,水をはじく能力に限ってはこれもまんざらウソではない。ただし,私は3ヶ月も洗車しないのを耐えられないので,確認はしていません。でも,少なくとも2ヶ月くらいは大丈夫なようです。私はこれを月に1度用い,2週間に一度ぐらいガソリンスタンドで水洗いをするだけですが,これだけで車はかなりの撥水状態を維持できます。今のところこの製品に特に欠点はないと思っていますが,あえていうなら塗った後に放置しすぎるとふき取りが大変になることぐらいでしょう。でもこれはどのワックスも同じ。

ザイモール

ザ・シュアラスター・ジュニア
下にある「全色対応WAX」にちょっとがっかりしたため,ワックスフリークなら誰もが一度は通ると言われるシュアラスターに手を出してみる。こちらは成分が
カルナバロウ,石油系溶剤
とありカルナバロウが主成分らしい。ちなみに私はこのカルナバロウの香りが大好きである。一度,嗅ぎすぎて気持ちが悪くなったことがある。(それでも嗅いでいた)
高かっただけに(2380円),さすがに光沢はすばらしい。実は「全色対応WAX」を車の右半分,シュアラスターを左半分に塗ったのだが,光の下で肉眼で分かるぐらいの差が出ました。また,表面はつるつるになります。「全色対応WAX」との境目に物を置いたところ,シュアラスターの方が先に滑り落ちてしまったのには笑ってしまいました。しかし,その分耐久性は低く,車を軽くこすりながら水洗いしただけで光沢は半減します。撥水性もそれほど良くありません。
彼女(彼氏)とのデートの前に塗るといいかもしれません。

スーパーレインエックス (錦之堂)
おなじみの撥水系ガラスコーティング剤である。色々と亜種があるようである。ここに書いてあるのは元祖スーパーレインエックス。確か黄色い容器に入っていたはず。私が最初に買った記念すべき自動車グッズである。撥水系は何種類か使ったことがあるが,トータルではこれか下に書いてあるスーパーレインエックス GT ハイブリッドのどちらかがおすすめです。基本的に長持ちで,一度塗ってしまえば使用条件によりますが1〜2ヶ月は持ちます。塗った後にはちゃんと濡れタオルで拭き取りましょう。変な塗り跡が残って,晴れの日はむしろ見にくくなります。あと,塗るときは2,3重に塗り込みましょう。持ちがだいぶ変わってきます。
これは人からの受け売りですが,スーパーレインエックスに限らず撥水系ガラスコーティング剤の効果は雨水などをはじくことも重要ですが,むしろ油膜が着かないことです。体験したことがある人は多いと思いますが,雨が降ったときにフロントガラスに油膜があると視界が悪くなりかなり危険です。油膜の原因はワックスや排気ガス,特にディーゼルスモークが大半ですが,撥水系ガラスコーティング剤を時々塗るだけでこれらの油膜を全く寄せ付けなくなります。撥水力が落ちても,油膜はなかなか寄せ付けないところが憎いヤツです。一月に1回程度塗ってやるのがベストと思われます。
ちなみにガソリンスタンドで窓を拭いてもらうときは,「水でふいてね」と言いましょう。ガソリンスタンドによってはかなり強力な洗剤で拭いてくれるとこがあり,汚れも取れるのですが,スーパーレインエックスもとれてしまいます。あと,ウィンドウウォッシャータンクにもできれば水を入れておきましょう。

スーパーレインエックス ウィンドウウォッシャー液用 (錦之堂)
これはスーパーレインエックスのウィンドウウォッシャータンク用です。2,3倍に薄めて入れておくだけで,そこそこの効果を発するようです。塗り込み式に比べるとさすがに効果は落ちますが,それでも油膜を寄せ付けないので十分な効果があるといえます。1リッターぐらい入ったものが7-800円程度で売っていたと思います。
私はこれを使ったとき,3倍に薄めたのですが,それでもウォッシャー液のタンクが満タンにならず,びっくりした記憶があります。あれって4リッターぐらい入るらしいですね。
当然ですが,洗剤系の溶液がタンクに残っている場合は,全部抜き取ってから入れましょうね。

スーパーレインエックス GT ハイブリッド (錦之堂)
スーパーレインエックスのパワーアップ版である。金色っぽい容器に入っている。半年ぐらい持つらしい。含有しているフッ素とシリコンが重要な役割を持つようである。スーパーレインエックスもこちらも両方ともガラスに塗り込む用にして塗布するが,スーパーレインエックスはぬれタオルで拭き取ることで仕上げるのに対し,こちらは乾いたタオルで拭きあげなければならない。試しにこちらをぬれタオルで拭き取ったところ,確かに効果は小さかった。
実際の「持ち」であるが,実際のところ「気持ち長持ちする」というのが感想である。確かに初期能力はしばらく持続するものの,しばらく時間が経てば普通のスーパーレインエックスと変わりなくなってしまう気がする。
この製品の重要なところは,耐久性ではなくむしろ塗り易さかもしれない。スーパーレインエックスは重ねたティッシュに液体をしみ込ませながら塗りこんでいくが,こちらは容器を逆さにしてぬるだけ。しかも,ぬれタオルがいらないのでタオルを濡らすという手間も省ける。とっても楽チンなのである。値段がスーパーレインエックスよりも高いので,好みの問題かもしれません。

全色対応WAX (リンレイ)
固形ワックスです。正確な商品名を探したのですが,どうやら上に書いたものがそれらしいです。うたい文句としては
1. 新開発ハイブリッドワックスに純天然カルナバをプラス
2. 高光沢!ムラのない極めて重厚な光沢を確保
3. 高撥水・高耐久密着特殊ポリマー配合
4. 全ての塗装色を引き立たせる「全色対応ワックス」
5. 軽快!半練り同等の「のび」と「ふき取り」を実現
などが並べてある。 この商品は確かカルナバ製品が急に欲しくなって買った気がします。容器の表面には「純天然カルナバを使用!」とあるので,ほほぅ純カルナバだけを使っているのかと思ってしまった。成分には
カルナバロウ,合成ロウ,シリコン樹脂,合成ポリマー,石油系溶剤(約60%)
とあるので,実際には純天然カルナバロウを少し使っているということだろう。トホホ。あと,固形ワックスと有るが見た感じは半練りワックスという感じ。そりゃ,半練り同等の「のび」と「ふき取り」も当たり前である。
ふき取りに関しては,潤滑パウダーがコロの役割を果たしているとあり,確かに楽だった気がする。光沢もそれなりのものが得られる。が,トータルでは普通のワックスという感じです。耐久性はやはり低い。雨を数回受けると,撥水性はほとんどなくなる。特に,実家から高速道路を使って帰ってくるとき(500km),途中で雨が2時間程度降ったのだが,家を出る直前にワックスを塗ったにもかかわらず,着いた頃には撥水性がだいぶ落ちていた。まあ安かったので(980円)こんなもんでしょう。安いワックスに全てを要求してはいけません。

太陽ポリマー

ダーク&メタリックシャンプー (WILLSON)
洗車用シャンプーです。どうでもいいことだが,なぜか日本のメーカーが作るワックスやシャンプーはあまりな前にこだわっていない気がする。外国製のものはシュアラスターとかザイモールとかポリラックとかいけてる名前が多いのに・・・。「何だこの名前は!怪しいな〜」と思いながらついつい手を伸ばすのが好きな私にとっては少し残念な気がする。
ところでこの商品,かなり安い(380円)。しかし,その性能はなかなかのものである。特にうたい文句はないのだが,それらしきものを探すと
1. 豊かな泡立ちで強力に洗浄
2. 防錆剤配合
となかなか謙虚である。性能は十分な能力を持っている。泡立ちも良く,変な抵抗感もなく,水をかけたときの泡ギレも良い。あえて文句を言うなら,少しさらさらしすぎてて車から流れ落ちてしまうことぐらい。私は結構好きです。

パープルマジック マグナショット (Car Mate)
ブレーキダスト,すなわち鉄粉除去剤である。ちなみに私はこういう怪しい名前を持つ製品が大好き。思わず手が伸びてしまいます。うたい文句として
1. 化学反応で超強力洗浄
とある。これだけ。名前に比べて少し寂しい気もするが,実際にこれだけしか仕事をしない。しかし,作業中のインパクトはすばらしい。
使用はいたって簡単。スプレー状になっているので,ホイールに向かってシュッシュッと吹きかけるだけである。その後数分待つとホイールに着いた鉄粉と反応し,世にも怪しい紫色の廃液が出始める。そして,腐った卵のようなツンとしたにおい。この作業を後ろから見られた日にゃ,逮捕されてもおかしくないかもしれない。何せ怪しいにおいを放つ紫色の液体を眺めながらニヤニヤしている姿は想像しても気持ち悪い。この色とにおいの正体はなんぞやと成分を見ると
チオグリコール酸アンモニウム,非イオン系界面活性剤
とある。前者の方がどうも犯人のようである。確かアンモニウム系の液体と鉄が反応すると紫色になったような気がするようなしないような。確か2価の鉄ができるような・・・。うーん,金属材料屋として少し恥ずかしいので調べておきます。
で,結果としてホイールはかなり綺麗になります。買ったばかり,とまでは行かないまでも,満足できるレベルでしょう。使用するときは換気の良いところでどうぞ。あと流し忘れに注意。後で悲惨なことになります。また,アルミホイール専用ですので,ホイールの種類は必ずチェックして使ってください。スチール製のものに使うと原理的にはホイールが無くなってしまっても文句は言えません。

ポリラック

水アカ全滅 (SOFT99)
名前の通り水アカクリーナーです。お気に入りの液体ワックス(激防水)と同じメーカということで購入しました。うたい文句として
1. 早く!軽く!水アカ,油性の汚れをすかっと落とす
2. 塗装を痛めないH.L.Bクリーナー方式
3. 強力な水はじき
4. 古くなって固着したワックスや劣化膜も落とします。下地づくりに最適
とある。
これに限らず,最近の水アカ除去剤の性能はすばらしくどれを使ってもかなりの性能を発揮するようである。私が用いたこの除去剤も車についていた水アカと油性の汚れをほぼ完璧に落としていた。
ただし,使い勝手はいまいち。まず,溶剤の粘性が高く,車全部を洗うのに相当疲れた。また泡ギレも悪い。よく使っているシャンプーなどは洗うときもキュッキュッと気持ちよく泡ギレもいいが,それとは全く対照的であった。洗っているときはヌメヌメヌメヌメという感じで,水をかけてもダラ〜とだらしなく落ちていく。全てが終わってよく見ると,「あれっ,ちゃんと汚れも落ちている」っという感じ。意外に落ちる,というのが感想です。


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