何でも自分でやってみようと言う意気込みで無謀にもカウルの製作に挑戦してみました。しかし昔々
ファイバーの製作に携わっていた”友人”がいたというだけの知識で始める訳ですからモノになるか?
とにかく材料の調達から・・・材料は会社の取引先の塗料屋に頼んだらあっけなくそろいました。
順序としては
①基になるカウルに離形剤を満遍なく塗りこみます。この時カウルの塗装はダメになりますから再塗装 が必要になることでしょう。
②次にグラス材とポリエステル樹脂を基になる型に交互に塗り重ねていきます 型との間に空気が入らないように、二重に貼り付けてゆきます。
③一晩放置し固まったところで型から剥がします、これで型の出来上がりです。
④出来上がった型に離型剤を塗り型を作った時と同じようにファイバーを重ねてゆきます
 この時もとの型の表面の状態が出来上がりに影響しますので出来る限り滑らかに仕上げておくと良い みたいです。後の作業が楽?先に楽をしてもいいんですが
⑤次に固まったら型から剥がすんですが離型材を塗った割には結構くっついてます。ミシミシ、バリバリ、って音がしてはがれます。
⑥最後に型から剥がしたカウルのふちにはみ出たファイバーをサンダー等で仕上げて出来上がり。

注意!
作業は夏は避けたほうが賢明です。汗ばんだ皮膚にファイバーがくっついてひどい目にあいます。
取り揃えた材料一式。
おくがポリエステル樹脂と離型材、小さな容器が凝固材、手前がグラスウール
左がカウルにファイバーを貼り付けて型を作っている所、基のカウルがダメになるような気がしてチョット勇気が要りました。勢いで始めましたが                    右が出来上がった型です。




出来上がった型に再度ファイバーを貼り付けてゆきます、空気が入らないように。


青く見えるのは離型剤です。
最後に型から剥がしますが相当硬くくっついています。

後ははみ出したファイバーをサンダー等で削って出来上がりの予定なんですがここに来て仕事が忙しくなりしばし中断です。中途半端(>_<)     
05年11月初旬一応出来上がり、サフェーサー(下地塗料)を塗り在庫として保管しよう、これでいつコケてもOK?

06年正月休みにやっとサフェーサーを塗りました
離型材の影響か?塗っても塗ってもはじきます。
シリコンオフ(油膜を取る)で、しつこく下地処理して
一旦サフェーサーを塗り仕上がり状態により、パテで補修を繰り返し仕上げます。かなりパテを消費してしまうくらい、想像以上に表面が荒れていました。
でも色を塗ってしまえば判りません(^.^)

ヘットライトの穴を仕上げていたら結構難しい、丸くならない。だんだん穴が大きくなって・・・まずい、後は枠ゴムをつけて誤魔化そう。最後の詰めが甘い。
いつものことですが。