星条旗の星たちは 果たして輝いているのだろうか

あまりにも残酷な人たちが集まって みんなを殺した

その悪い人たちは 弱い人たちを犯した

石炭鉱で死ぬまで働いて 背中に烙印を背負って

子供たちは虐待で 羞恥心を忘れ

薬の中で育って大人になれば ピストルを乱射する

誰もがそうとは限らない それでも大統領は憎まれる

いつかのように誰かが頭を打ち抜くだろう

あそこから異臭を放つ売春婦 それに馬乗る肥満体

紙幣を世の中にばら撒いて ミサイルでそれを清算する

コーヒーにカフェインを入れないくらいなら 飲まなければいいのに

老夫婦がハンバーガーをコーラで流し込む フライドポテトも忘れない

幼稚園から国家に忠誠を そして肌の色を教わる

文明の発展は退化を呼び 自国の誇りを重んじる

偽の乳房に犬が群がり 精子をぶちまける

猿からもらったあの病気を 猿のように受け入れる

甘い甘いアイスクリーム もう手遅れだよ

無免許の少年が 時速100マイルでこの道を行く

その後ろから赤と青のサイレンが回っていて

そして手錠をもらった 殺人未遂でぶち込まれ

そして牢獄の中で 強姦された それが仕事なんだって

それでも少年のお祈りは毎日欠かさなくて それが生き甲斐らしい

人間は神がお造りになって たくさんの試練があるんだって

一人でそれに踊るならいいけど 群がることもないだろ

土足で俺の部屋に入るなよ 外は雨が降っている

ピストルは自由の象徴か 何を誇示しようとしているの

隣街までのバスの中 一人の少女がこっちを見てる

その少女笑った 僕も笑った

僕の中の星条旗が 嘘の中に生きていて

本当はこの笑顔の元に 星条旗は翻るのかもしれない

この長い田園風景が 限りなく何かを物語っていて

僕なんて とてもちっぽけなものなのかも

迷子のチラシ 本当は悲しい物語が溢れているのかも

星条旗の中にたくさんの悲しみがあることは知っている

それが本当に輝いているのかは分からない

それなのにたくさんの事を考えた僕は 愚かだったのかも

その少女の笑顔を見ていたら なんだかどうでもいい事ばかり

テレビをつけたら ニュースが流れていた

感情の薄い悲しみが そしてまた一つ生まれた



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