セルビッチが綺麗な赤色をしたジーパン

綺麗に立て落ちを決めて誇らしげに

黒いエンジニアブーツは必ずしもそれに似合い

彼らは心地よい異臭を放つ

デッドストックの皮パッチ インディゴに染められて

誰かがヴィンテージとすまして言う

彼らの親はドイツからやって来て 工夫として汗を流す

砂煙に巻かれながら 男としての価値を上げていく

そこで男はテントを張った デニムと言う名のテントを張った

彼の作ったジーパンは今もなお呼吸をしている

誰が予想しただろうか 彼が染めたインディゴを

この時代を背にあの時代を背に 誰かがそれを履いている

きっと彼の未来は 永遠に続くだろう

インディゴは色褪せても・・・・



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