鬱蒼と生い茂るこの暗い木々に囲まれたこの道

どこまで速く走ればいいのだろう 誰の為に

闇雲に手にしたナイフで人を傷付けて

もっと早く もっともっと人を傷付けて

そして時の判決は下る

みにくいアヒルの子

卵からかえった僕はアヒルだった

白鳥になることを知っていた僕は ただ黙っていた

そして僕は時に身を任せて大人になる

僕はアヒルのまま 白鳥になんか成れなかった

そして我に返る

木漏れ日を見つけながらゆっくりと 僕はこの道を歩く

ナイフは手紙を開くために 君からの手紙を開くために

僕はアヒルの子 これからも この先も

白鳥?? そんなの知らねぇー



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