「白い羽根」
 
冷たい音を立てて ピアノと話をしている そんな君が好きだから 後ろから抱きしめた
 
冬の終わりの光の中で 君と僕は呼吸を止める なにか別の物語のように キスをしよう
 
冷たい煙の中で 真っ白な空の中で 空気みたいになれればいいな そんなことを呟く
 
どんな花が咲けばいいの 春はすぐそこまで来てるから とにかく花が咲けばいいの 冬の終わりに
 
或る日誰かが僕に 白い羽根をくれたらいいな 僕は君を誘って 空からこの街を見下ろすのにな
 
夜が僕等を変える 透明な物を探す 二人は幼くなくても 想像家にはなれる
 
寝静まったこの街のどかかで 誰かが空を見上げてる 天使がそこに舞い降りてきて 白い羽根をくれる
 
誰も知らない世界で 誰も知らない呼吸をして 僕は君と静かに 一つになれなならいいのにな
 
或る日誰かが僕に 白い羽根をくれたらいいな 僕は君を誘って 空からこの街を見下ろすのにな
 
冷たい音を立てて ピアノと話をしている そんな君が好きだから 後ろから抱きしめた