「素敵な感情」
 
僕がつけたこの香りが君に届けばいいな まるで乾いた この街に降り立った白い雪だ
細々と何処までも続くこの道で 君と二人で 手を繋げたらいいな
 
泣き出しそうな冷たい風がこの街に吹いて 僕は君を守るために何時もそばにいて
ふとした時に僕は君を深く抱きしめて 僕がつけたこの香りが君に届けばいいな
 
この街に雪が降り 真っ白に包まれたら 素直にそれ見て きれいだって言えたなら 僕等 それでいいな
 
窓を伝う雪解けの雫があって 君の流した 涙の粒と錯覚があって
この街の何処で君が泣いているんじゃないかって だけどその涙に感情があればいいな
 
誰のために僕は歌を歌うんだろう 僕のギターとメンソールの煙草があればいいな
君のためにいくつもの感情を取り出して 君のために歌を歌えたらいいな
 
この街に雪が降り 舞い降りる粉雪を 見上げて幼く心から笑えたなら 僕等 それでいいな
 
この街に雪が降り 真っ白に包まれたら 素直にそれ見て きれいだって言えたなら 僕等 それでいいな
 
まるで乾いたこの街に 降り立った白い雪だ 僕がつけたこの香りが 今 君に届いたなら いいな
 
僕が今抱いている この素敵な感情が 雪となって君の元に 降り立って 君に 届いたなら いいな