「僕を乗せた翼」
 
今の気持ち素直に言うと ここから逃げたくて こんなに君を好きなのに 会う事さえできない
僕はこの暮らしに慣れすぎて 君を抱きしめる事も忘れていたね
 
降り積もる手紙に埋もれ 感情に押されて どの気持ちを使ったって 君を悲しませそうで
君はその暮らしに慣れすぎて 泣く事をたやすく手に入れたね
 
僕を乗せた翼が 冬空に消えたあの日 さよならも呟けず
君を深く熱く痛い程抱きしめたかったのに 空の彼方 一人きり
 
夢物語りがあって 時が限られていて 誰かが恋に落ちたのに別れが待っている
僕等その話しに巻き込まれて 恋を繋げず悲しいね
 
僕を乗せた翼から 零れ落ちた白い羽が 君の元に降りたなら
君を深く熱く痛い程 抱きしめてあげられるだろう 僕がそう いつの日か
 






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