「断絶」
 
別れましょうと突然君が言った 僕はただ笑って立っていた
それが絵本の中の言葉なら 僕は泣いてたかもしれないのに
 
もう一度キスがしてみたいだなんて 言えたならなんて素敵だっただろう
そこで煙草に火をつけた僕に 一つのアイディアがもたらされた
 
天使になろう 君がくれた あのナイフで天使になろう
泣けばいいのに 泣けばいいのに 君がくれた弱さの中で
 
確かあれは黒い服を着ていた 君と言う弱さを持つ天使だ
どんなにあの空を見上げたって 君にはもう二度と飛べないんだよ
 
空を見上げても 白い服を着ても 空の中で飛びまわれない 
人の鮮血は 綺麗なものと 僕の中では決まってるから
 
天使になろう 君がくれた あのナイフで天使になろう
断てばいいんだよ 断てばいいんだよ 君がくれた弱さの中で
 
もう一度キスがしてみたいだなんて 言えたならなんて素敵だっただろう





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