「風が吹いた」
 
冷い冷い 君のぬくもり 悲しいのもに 姿を変える
笑うだけの 思い出達が 僕の周りを 虚しく回る
 
君の血液に 溶けて体を預けながら 見る夢は暗い 暗い闇の中
 
夏祭りに出かけ 打ちあがった花火
社の陰で くちづけをした
 
白い白い 月夜に映える 君と過ごす 悲しみの数
泣き真似だけが 静けさを破り 僕の胸を 悲しく叩く
 
穏やかな暗い 暗い闇の中へ どこからか風が 僕の心を誘う
 
線香花火が 命を落とす
真っ赤に燃えて 静かに消えた
 
夏の香りか 君の香りか
白い月夜に 風が吹いた



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