「いちご色」

いちご色した 僕等の夏が 音も立てずに 静かに終わった
ごみ捨て場から 生まれた 僕等が笑うことなど 誰より僅かだ

この川から鉄工場を過ぎ 流れる痛み
目に見えるほどの煙の中で 君を愛し命を懸け全てを誓う僕がいる

さくらの花が 散り急ぐから 僕等急いで 夜空を眺めた
風が止んでも 二人のそばには いつも何かが 黙って吹きつけた

海岸沿い夜のそばで 震えている
裸木はいつも寂しいけど 君を愛し命を懸け全てを誓う僕がいる 







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