「夜の中へ」
 
僅か少しの間に僕等は成長を続け 一つ一つの仕草に大人っぽさを見つけてる
口ゲンカや子供の甘さや苦さを二人はまだ持って 落書きや小さな悪戯に心を躍らせる
 
魔法で空が飛べるだとか 宝の地図に夢を乗せて
 
遠くに夜の声を聞きながら ブランコで揺られていたい
愛の歌を僕が彼女に 口ずさんでいたい
 
色とりどりの花火が夜空に浮かんで消えてく それをただ飽きることなくずっと眺めてる
そして夜の公園へ自転車に二人乗りして 大声で笑いながら飛ばして行きたい
 
足元で子猫が泣いている 抱き上げて彼女が笑う
 
誰かが砂遊びして王様になって お城を建てた
僕は彼女と二人で それを思った
 
新しい暮らしになって もうずいぶんと経った まだ笑える きっとこれからも笑える
 
僕が空を飛べるって自慢したら 彼女はそんな僕を見て笑っていた
 
遠くに夜の声を聞きながら ブランコで揺られていたい
愛の歌を僕が彼女に 口ずさんでいたい
 
ここからどこまでへも大声で笑いながら 飛ばして行きたい
夜の中へ僕等この自転車に 二人乗りして



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