「あなたを見つめる」
 
 
外見的視野を求めるんだったら君の目を覗こうとはしない
 
ただ君をまっすぐ見つめる事は今の僕にとっては戸惑う理由にならない
 
それがどんな意味だったかは忘れた そう君に贈った花だ
 
地下鉄は背中に嫌な涼しさを運んできたけれど そこは人で溢れていて
 
僕と君の会話は遠く遠く夏になるような快感と その影の長さに
 
花束は少しもそこでは映えず その黄色は別に大して強くなかったけど
 
あの頃は人目なんて気にする事無く 静かにキスする事ができた
 
君に贈った花 そう、ひまわり もうとっくに枯れたよね
 
あの時僕はこの花の意味も知らないで 君に贈っていた
 
それでも僕は君を見つめていたよ ただまっすぐに、、、、、