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新潮新書、680円+税。
著者の独白を文章化したものを、1冊にまとめている。
率直に感想を述べると、何故この本が、こんなに売れているのかが、わからない…という一点に尽きる。
内容的には、なるほどという点もあるにはあるが、当たり前のことではないのか、と思う方が多い。
さすがに博学だなと思わせる点も多々あるが、「独白を編集部の人たちが文章化」したものであるせいなのかどうか、唐突な面も否めず、前後の脈絡にも欠けている。
結局、「バカの壁」というネーミングのうまさが、ベストセラーの要因なのではないか、とも穿った見方さえしてしまった1冊。