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新潮社、ネコに関するエッセイ集、イラストは高田雄太氏。
「その日一匹の猫が窓の下で鳴かなかったら———。」
冒頭の一節である・・・まさしく、この文章は我が家(実家)と、一匹の運命のネコである、コセツとの出会いを思い起こさせる。
著者にとっても、著者の家族にとっても、20数年前のこの日が、特別な日であったと、語っている。
その日から、高田氏の家には必ず、大切な家族の一員としての、ネコの姿が途切れることがない。
我が家の猫、小説の中の猫、猫を愛してやまない作家や詩人、画家の話、旅先で出会った猫、猫を大切にする村や島・・・等々、さまざまなネコに関する話題が、あふれるような愛情と、美しいイラストで描かれたエッセイ集。
この作品の中で紹介されている、さまざまなネコに関する本も是非、読んでみたいと思った。
ネコ好きな人には、是非お勧めの1冊。