〈サラ・ダイアー〉
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絵・作ともにサラ・ダイアー、訳は毛利衛、講談社、1700円+税。
2001年スマーティーズ賞銅メダルを受賞した著者が、大学2年生のときのプロジェクトで生まれた処女作が本書。
原っぱにたっているカプセルの中に住む、小さな5ひきの小オニたちの物語。
小オニたちは、毎日カプセルの外に出ては、素晴らしい景色に見とれていた。
あまりにもきれいな景色なので、見ているだけでは物足りなくた小オニたちは、ある日それぞれ一番好きなものをとることに決めたのだが・・・。
太陽、月、空、大地、そして海。
かけがえのない自然は、それぞれ独立したものでもなんでもなく、すべてつながっているもの。
訳は宇宙飛行士の毛利衛氏が担当され、あとがきでも「宇宙から見た地球」に触れている。
サラ・ダイアーの描く絵本は、自然について、地球について、大切なことを教えてくれている。