書名&たまえもん度★をクリックすると「たまえもん書評」が表示されます
新潮文庫、上下巻、各667円。
地方のテレビ局でリポーターを務めるバリーは、大統領夫人ヴァネッサから思いがけず呼び出された。
夫人は突然死で愛児を失ったばかりだったが、その様子や目的が判然としない。
職業意識を刺激されたバリーは、持ち前の粘り強さでひそかに大統領夫妻の身辺と、愛児の突然死の真相を探り始めたが・・・。
次々に明かされていく、大統領の過去は思いもよらぬ疑惑に満ちたものだった。
追跡、脅迫、救出と、息詰まる展開の末に、バリーが突き止めた真実とは何か・・・?
テンポが早く、スリリングなラブ・サスペンス。
最後の最後まで、息が抜けない作品。