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静山社、1900円。
ハリー・ポッターシリーズの第一作。
主人公のハリー・ポッターは、ダーズリー家のやっかい者のさえない、いじめられっ子の11才。
ところが、11才の誕生日に天地がひっくり返るほどの大事件が発生。
なんと、ハリーのもとに魔法学校からの入学許可証が届いたのだった。
しかもハリーは、自分が魔法使いだということも知って驚く。
(実は、本人はちっとも知らなかったことだが、ハリーは魔法界では、ものすごい有名人でもあったのだ!)
森の番人、ハグリッドに入学準備を手伝ってもらって、ハリーはいよいよ魔法学校に入学。
そこで彼を待ち受けていたものは・・・!?????
親友のロンや、ハーマイオニーに助けられながらも、ハリーは両親を殺し、最強の闇の魔法使いと恐れられる、「例のあの人」・・・ヴォルデモートとの
運命の対決が近づいていくのだが・・・。
さすがに、「9歳から108歳までのファンタジー」とうたっているだけに、子供から大人まで夢中になれる作品。
私も読み始めてから、すぐにハリーの魔法にかかってしまったようだ・・・しかも、しばらくこのハリー熱は収まりそうにない!
すぐに続きが喉から手が出るほど、読みたくなる1冊。
もちろん、百味ビーンズと蛙チョコレートをかじりながら・・・。
静山社、1900円。
ハリー・ポッターシリーズの第二作。
正直なところ、この第二作を読み始めるのには、結構時間を要してしまった。
何故かというと、第一作があまりにも面白すぎたからで、もしやこの第二作で期待を裏切られたら・・・という、危惧があったからである。
最初にハッキリ言っておく・・・そんな不安は杞憂に過ぎない!!!
断じて、著者は読者の期待を裏切らない。
裏切るどころか、予期していた以上に、ハリポタの世界に、どっぷりはまるに違いない。
ホグワーツ魔法学校で一年を過ごしたハリー・ポッターは、夏休みになったので、ダーズリー家に戻っていた。
ある日、そんなハリーのもとに、不思議な屋敷しもべ妖精ドビーが訪れる。
ドビーは、ハリーにホグワーツに戻ってはいけない、戻れば世にも恐ろしいことが起きる罠が仕掛けられていると、警告した。
新学期が始まり、ホグワーツに戻ろうとした途端に、ハリーは事件に巻き込まれてしまう。
さらにホグワーツ校を襲う、姿なき不気味な声・・・次々と犠牲者も出始め、学校中でハリーに疑いがかかってしまう。
ロンとハーマイオニーとともに、事件解決に向かうべく、ハリーは立ち上がる。
が、しかしながら、親友ハーマイオニーにまで魔の手がせまり、彼女も犠牲になってしまう。
息詰まる、ヴォルデモートとの3度目の戦いが、ついに始まったのだが、果たしてハリーに勝機はあるのだろうか・・・!?
次作が出るまで、あと1年、我慢できるかどうか、自分でも自信がなくなるほど、続きがすぐに読みたくなる作品。
静山社、1900円。
いわずと知れた、ハリー・ポッターシリーズの第三作。
ハリーは13才になり、相変わらず意地悪なダーズリー一家で夏休みを過ごしていた。
そこに脱獄不可能といわれる魔法界の監獄、アズカバンから超凶悪な囚人が逃げ出したというニュースが飛び込んだ。
しかもその囚人は、なんとハリーの命を狙っているらしいのだ。
魔法省の手厚い護衛に守られて、ホグワーツ魔法魔術学校へ到着。みんなと共に3年生に進級した。
ハリーを狙う囚人、それを捕まえるために学校の周囲にはグルリと不気味なディメンターたちが警護につく。
しかもこのころから、ハリーにつきまとうグリム(死神犬)の影がハリーを不安にさせていく。
ハリーはどう立ち向かっていくのだろうか!?
ハリポタの世界は、とどまるところを知らぬかのようにどんどん奥行きと広がりをみせていく。
しかも1&2作で伏線となっていた部分が明らかになったり、さらに今後の展開に向けて新たな伏線や登場人物が現れたりと、話題にも事欠かない。
3作目はハリーの成長が著しく、魔法の技だけでなく、心も磨かれていく様子が手にとるようにわかる。
新任のルーピン先生や、ハグリッド、3年生から許可されるホグズミード訪問、クィディッチの優勝の行方等々、
ますます目が離せない、魔法の世界・ハリポタに乾杯!
静山社、上下巻3990円。
ハリー・ポッターシリーズ第四作。
魔法界スポーツの最高峰ともいえる、クィディッチのワールドカップ決勝戦が行われた。
対戦はブルガリア対アイルランド。
夢中で観戦したハリーたちだったが、その直後に恐ろしい事件が起きる。
そして新学期が始まり、ホグワーツへ戻ったハリーたちは、百年ぶりに開かれるという三大魔法学校対抗試合が知らされた。
炎のゴブレットが選んだ、各校代表選手の中に、何故かハリーの名前が…。
ヴォルデモートが仕掛けた罠がじわじわとハリーを追いつめ、絶体絶命の危機に陥れることに—。
しかも、いつでもどんなときでもハリーの味方だった、親友ロンにも思いがけない異変が起こってしまう。
いくつかの謎と、ますます混迷と不気味さと増しながら、ヴォルデモートとの戦いがエスカレートしていく第四作目。
いつになくファンタジックさよりも、ホラー的な要素が強い本書。
(2002.11.1初版発行)