〈リンゼイ・デイヴィス〉

光文社文庫、６４８円、シリーズ第一作。
密偵ファルコシリーズ第一弾。
古代ローマ時代を舞台にしたハードボイルド風ミステリ。
主人公は密偵ファルコ・・・ハンサムで女好きで陽気な独身男。
舞台が古代なのに、この主人公とその恋人ヘレナが実にいきいきと描かれている。
そんな二人が、皇帝ウェスパシアヌスを狙う陰謀をめぐって、大活躍する作品

光文社文庫、７８１円。
密偵ファルコシリーズの第二弾。
前作で皇帝ウェスパシアヌスを狙う陰謀事件が、一件落着したかと思いきや、この巻ではその陰謀事件の後始末が待っていた。
紀元70年のローマ、内乱を制した皇帝に対する謀反の残党たちがまだまだ各地に潜伏していたのだ。
残党を探し出し、服従を誓わせる使命をおびたファルコは、危険を察知してローマから逃げる謀反計画の一味を追いかけていくのだが・・・。
ヘレナとの恋の行方も気になる作品。