〈ランディ・モラヴェック〉

マガジンハウス、９５２円、写真集＋エッセイ。
もともと私は、大の動物好きである。
しかし、その中でもどうやらネコが一番のお気に入りらしい。
そんなネコの中でも、とりわけ心惹かれるのは、クリントン大統領の愛猫ソックス君のような、「黒白ペンギンネコ」なのである。
なぜ、そんなに「黒白ペンギンネコ」がいいかといえば、まず性格の人なつっこさ、容姿の愛らしさがたまらないのだ。
ついついこの本を買ってしまったのも、ひとえにそんな理由があるのである。
この写真集＋エッセイの主人公は、まぎれもなく美形の黒白ソックスネコである。
表紙からして、グッときてしまったのは言うまでもない。
内容は・・・というと、これもなかなかおもしろい。
ネコの一生の間の抜け毛の総量、生涯に習得する芸の総数、主人の命令に従う確率は・・・などなど、まったく役に立たない「統計的猫学」なんかも本気でついている。