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KKベストセラーズ、1380円+税。
徳川幕府260年間を支えた、もうひとつの歴史舞台である「大奥」。
2003年夏に某TV系で久々に時代劇「大奥」(13代家定将軍〜15代慶喜将軍・幕府崩壊まで)が放映されたが、その中で採り上げられていたエピソードの数々がこの本と同様で興味深かった。
男子禁制の女だけの世界で、将軍ただ一人にお仕えする大奥とは一体どのようなところだったのか?
大奥誕生の謎から、大奥での女たちの暮らしぶり、側室と「玉の輿」、大奥での事件、女の花園の謎といった内容の5章で紹介されている。
平常時でも7〜8百人、幕末のピーク時で千人前後もいたとされる、女だけの大奥の実体を知る、絶好の書。
雑学なので、ドラマや映画を見るときに役立つ。