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洋泉社、680円、新書。
京都に生まれ育った、生粋の京都人である著者が、したたかでいけずであだっぽい、本当の京都を案内してくれる1冊。
それにしても・・・知らなかったことだらけ、だ。ホンマに。
観光都市・京都、千年の都・京都、歴史と都人に育まれた雅なる京都!!!
今まで、観光地として見てきた京都と住んでみた京都のギャップに悩んでいた私にとって、「これが京都の秘密だったのか!」と、手に汗握る解読の書となったのは必然の理である。
京都の魅力は抗しがたく、手強い。何よりも懐が深い。
ほんまもんの京都を知るには絶好の著である。
巻末の名所・名店所在地もなるほどの選択ばかりである。
洋泉社、700円、新書。
ベストセラーとなった「京都人だけが知っている」の続編。
面白さノンストップ状態の痛快エッセイ&真・京都の案内書。
それにしても著者は、京都の町同様に、奥行きの深い方である。
本当に、さまざまなことをよくご存じである。
期待に違わず、今回も【言葉】〜千のイケズを持つ人種、【ラーメン】〜こってり進化論、【木】〜鎮守の森でドンジャラホイ等々、
多種多様な側面から、今の京都、昔からの京都、これからの京都を鮮やかに浮き彫りにしている。
京都の魔の魅力…これからも、この本を片手にこっそり楽しみたい気分である。
巻末の名所・名店所在地は今回もたっぷり情報が掲載されている。