なんとなく文字にして書いてみたい時がある。

それは不確かなものを確かめるように、

無常なものを留めておくように、

僕はあなたの存在をこの紙に問いたい。


××××××


何百回、何万回書いたらあなたは僕を知る?

いつまで経ってもただ白い紙が埋まっていくだけで。

ぽつりとこぼれた水滴が、紙面を埋め尽くしているあなたの名前をにじませた。




 モドル