※きまぐれな管理人の「非日常」なことを書く活動雑記。
 日記では書ききれない出来事や、旅日記に収まらない
 ような活動などをまとめております。
 ネズミ講の選挙戦 2001/07/24
 選挙なんぞえらそうに書くのはやめておこうなどと思っていたが、もはや事態は予断を許さなくなってきた。もう、アホだ、アホすぎるのだ。こんなものは政治でも何でもない。単なる政治屋の就職活動だ。こんなの許してなるものか。ということで選挙まであとわずかなのに「きまぐれに」やることにした。これ一回で終わるかもしれないがご了承いただきたい。

 さて、本題に入ろう。まずはこれを書くきっかけとなったものを・・・
   

 これだ。某会社の出身者を議員さんにしよう、ということで社長が(というか顔だけ)それをメッセージとして送ってきたものだ(これは表面で、裏に議員さんの説明)。本当はこういうことやっていいのかわからないが、新聞はよく有権者名がバリバリにでている写真を使って批評書くのが普通なようなので、名前を消してよしとしよう。ダメだったら誰か教えてくれ。

 さて、こういうハガキ、結構大人になってくると増えてくるんですよね、誰々の知り合いです。誰々の推薦です。だから入れてくださいって言うのが。知り合いならば「この人に入れてね」とお願いするのが世の常だが、よ〜く考えてみると、そこまでする必要があるのか?ということだ。しかし、そこは大人の処世術。誰に入れたかどうかなんて選挙じゃわからないから「入れたよ」といっておきながら入れない、なんて事もある。それを非難する事は当然出来ないし、する人はちょっとヤヴァい。だからまぁ知り合いが推薦してくれる程度のことなら大目に見れるのだが、こ、この手紙はっ

 とをろという

 ということだ。お願いしようといえば聞こえはいいが、こんなもんはネズミ講だ。話題にさせればさらに話題が生んで・・・という企業戦術としか思えない。特にこの会社は戦略好きなので充分あり得る。まぁ選挙人の批判などはみんな共通事項なのでしませんが、これだけは解(げ)せません。大体マニュアルという言葉を使うんじゃないよ。マニュアルっていうのはあくまでも手順の導きを入れたもので、マニュアルだけで解決するような物事はあってはいけないのである。社長は私の苦労など知りもしないから言うが、マニュアルを運営する時に私が頭に入れていたのは、時にはマニュアルの応用を考える技術を身につけることだ。だから応用して他の人に投票することにしよう。この候補者に恨みはないが、選ぶ理由もないのでいいだろう。


 もちろん、問題なのはそれで通用してしまう選挙の仕組みもとい、選挙への意識なのでしょう。選挙をするのは義務です。そして義務とは自分が努めて行う務めのことです。自分の立場を自分考え(会社の立場とかではない、社会的な立場・・・親であるとか、○○市民であるとか)、自分の考えを主張してくれる代弁者を選ぶのが選挙です。

 どうも義務自体をわかっていない人というのは世の中多いもんですが、それ以上におかしな義理だてをしているのではないか、と思います。会社に仕事を回してくれるから選ぶ、のは義理でも何でもありません。なぜなら政治家は人に仕事や生活の機会を与えるのが当然の「仕事」だからです(もちろん、回すことは仕事ではありませんが)。地域に利益をもたらすから、というのは義理立てする必要はありません。彼らはそれが仕事なのですから。そういう確約をしない限りやらないという現況も問題とも言えなくもありませんが、甘やかすのは愛ではありません。情けです。情けで政治家を選んで世の中に文句を言わないで欲しいものです。文句を言えるのは自分が精一杯考え、候補者を決め、投票した(当選したかどうかは関係ない)、というときに言えるようになります。義務による仕事というのは本来こうあるべき物でしょう。ましてまったく知らない人をそうそう簡単に選んでいいものか、と思います。選挙は企業とは異なる体系をとらねばなりません。


 なぜこれが来たか名言はしませんが、少なくとも大量に配られていることは間違いない。ということはみんな(万の桁)に行ってるんだろうなぁ。多分○○人いるから、5人というのはありえないが、2人には話題になるからどれだけの票が集まる・・・って考えているのでしょう。これ、ホントにネズミ講の考え方じゃないの?ということでここで企業側(政治屋側)が考えたこのハガキによるプロモーション戦略を簡単に分析すると↓こんなところか
  • 名前を覚えさせる・・・選挙の常套(じょうとう)テクニック
  • 特殊な形を取る・・・めんどくさいから行かない、という人達を動かすべく個性的なアイディア
  • 5人にお願いする・・・効果が無くとも、誰かが話題にするので少なくとも倍に増える確率がある(この数が一番適当なのだと某漫画にも紹介)。このような形を取るのは候補者に使ってよいとされているハガキ枚数が15万枚と限られているからと思われる
  • 比例代表に名前を書かせる・・・違う地区でも有効になった比例代表になったから
  • 不在者投票に行くのを訴える・・・少しでも票を得ようと考えているだけでなく、親切さをアピール
  • ホームページアドレスの提示・・・興味を持たせ、そして見させるという引き込みのテクニック。さらにHPにアクセスすれば関心を誘うような話を載せている。こういう境遇は他にもあるので同情で選ばないで欲しいものだ
  • 全体的な色のデザイン・・・この会社のシンボルカラーを使うことによって親しみを湧かせる
  • マニュアル形式・・・この企業はマニュアルだ!とひたすらアピール&マニュアルなら従うという甘い考え
  • 社長の顔写真・・・みんなにある種親しまれているから、話題に持ってこい。社長のお願いは気分がいい
 冷静にこのハガキを見ると、あまりこの会社と関係ないんだよね。出身、というだけで。こんなんでなぜ投票しなければいけないかまったくわかりません。少なくともここの会社に働いている人にメリットなんて無いような・・・会社側にメリットがあるようでもいけませんが(仕事を回すとか、圧力をかけるようになるとか、裏情報を流すとか)。会社で選挙宣伝なんてよくあるものですが、これは他の人に影響を及ぼすという点でやっちゃいけない部類だと思いますねぇ。だって対象は社員じゃなくてバイトなんだよ。まぁそのやっちゃいけないっていうのはお金儲けの必須テクニックですが。


 何より屈辱er大河原上(※)なのが、宛住所が半角カタカナだと言うこと。どう考えてもデータベース(漢字ではなくフリガナ)からコンピュータで自動で引っ張ってきたとしか思えない。・・・まぁDMなんてみんなそうだが、せめて手作業で漢字変換ぐらいして欲しいものだ。それが人にお願いをする礼儀だと思いますが・・・。
クツジョッカーオオガワラジョウ。何にでも屈辱を感じる大河原 上(名前)が織りなす世間に溢れる屈辱との戦いを描くショートストーリー。屈辱を感じすぎととられるかもしれないが、世の中を席巻するおかしな屈辱は確かに問題。 (坂本タクマ@コミックバンチ)
雑記のトップへ戻る

トップへ戻る