まち日記『神戸』−前後編 まちなみ−

〜バスハイキングの巻〜

  

最終更新日

  
2000/12/14

 

 ・・・・重大な間違いがありましたので訂正いたしました。
 もうだいぶ前になるが、2月の6日に神戸に行きましたぁ。さてさて、そもそもなぜ神戸に行くことになったか?大したことはない。まちなみをみてこようかというのと、行きたくなったから、動機はそれぐらい。ましてや旧正月なんてのは行く前日に気がついた程度なのだ。
 神戸というまちはみなさん知っての通り兵庫県にあります。異人館があります。南京町があります。ポートアイランドがあります。日本三大夜景の一つでもあります。そして、阪神大震災(※1)の被災地でもあります。

 恥ずかしながら私、神戸のどの辺に何があってということを調べずに行きました。なぜ?それはバスハイキングだからです。あそこまで車で行くのは骨がおれます。観光ついでならバスでも問題ないでしょう。

 しかし、当日は雨。季節はまだ冬。予想してた通り雨が冷たいですなぁ。雨の中私の乗ったバスは新神戸に着き、続々とベテランハイカー(※2)が山へと登っていった。さて、ここで本日のコースの紹介です。『新神戸→布引の滝→北野異人館→南京町→メリケンパーク』です。あくまでも基本コースなので入ろうが通り過ぎようがどこへ行こうが自由なのです。とはいってもやはり、コースというのはその町並みを見せたい手法だと思ったのでおとなしく準じることにしました(そんなこといってどこ行くかわからなかっただけだったりして)。


 <布引の滝>
 おどろきました、新神戸駅の裏にこんな裏山があったなんて。しかも、なかなかイイ。こんな裏山が私も欲しい。雨なのが難点だったが、布引の滝からの異人館へ抜ける山道(?)は神戸のまちなみをしっかりと見渡すことが出来る。これだけの都市のすぐ近くに山があるのはさすが六甲山(※3)としかいえない。新神戸駅のランドマーク的存在『オリエンタルホテル(※4)』も凄い!山の隣にこんなデカいのあっていいのか?

 <北野異人館街>
 山を歩いていくとそこには異人館が建ち並んでいました。数はいくつか知らないが、かなりの数の建物があります。しかし、お金がかかります。昔はかからなかった物もあるそうですが、今は維持費やら保存するためにお金が必要なようです。事情はわかるがこちらにもやはり(財布の)事情があるので、そんなにお金をはらっとれません。それに時間も押しているので、入るところを『風見鶏の館』に決定しました。まあ、観光日記ではないので特に語ることはありませんが、異人館の周辺は異人館にあった情緒が残されて(?)おり、近くの民家も異人館風に造ってあるという町並みが特徴である。しかし、急な坂、狭い道と災害時にはもろそうな町並みでもあった気がする。高地の高級住宅街とはえてしてこんな物なのかもしれない。課題点といえばそこらへんだろうか。しかし、異人館と高層建築のミスマッチングが不思議と『神戸のまち』を表してならないように感じた。
 異人館から離れたところに個性的な防火水そうを見つけた(※6)。やはり火災時に、消防車が入りにくいがその為に町並みを壊すわけにはいかないということで、誰でもが気がつくような防火水そうにしたのであろう。わからんけど。

 <山手通>
 相楽園を通過。兵庫県庁に出る。
(県庁)左から西庁舎と本庁舎、東庁舎
県庁1
県庁2 神戸県警本部
市庁
上の写真を見てもらえばわかると思うが、庁舎はかなり高く、大きい。県庁の面積はいったいどれほどなのかという広がりを見せている。こういう庁舎という物は基本的にその、『まちの姿』を現していることが多いように思う。言い換えれば、神戸の建築物は横長ではなく、縦長であることでもいうのだろうか。この建物以外にもタワー型の建物が多い。そう感じるのは私が名古屋在住だからだろうか(名古屋はスカイラインがほとんど同じ)。市庁、県庁ともに低く横に広がっている。最近出来たJRセントラルタワーズは縦も確かに長いが、それ以上に太い(幅広)という印象を私は受ける。・・・気のせいかな。単に新しいだけだったりして。

−−−これ以降は画像なし編集版となっております。ご了承ください−−−
<元町>
 高架下のアーケード街がありました。いって初めて知ったんですけど。
 元町駅の西にアーケードが広がり、さらに道路を隔てたところに続いております。元町駅のとなりのアーケードは若者向けの店が多く、しかし、つぶれている店が多かったのも特徴で、さらに西のアーケードはオトナ向けのお店が(古い店も)多かった感じがしました。このような高架下商店街は鶴舞にあるやつぐらいしか私は知りませんが...どこかにもあるのでしょう。機会があったら調べてみよう。

<南京町>
 画像がないが撮る暇もなかった。よって想像にてお楽しみください。
 この日の南京町はいわゆる旧正月の祭りの日で、大変賑わっておりました。しかし、雨が降り、傘が多く、人込みの中を進むことすら困難だった。しかも地面すら見えないほどキツイ状況であった。その為傘なんかさして歩くことは困難でずぶ濡れになりながら店を転々としました。
 ここには「まち」のもつ独特の雰囲気がありました。しかし、それを堪能できたかどうかは未だ謎に包まれています。だって時間なかったもん、雨降ってたし。今度幾機会があったらのんびり、晴れた日に行きたいものです。


 このように旅は自分の町についても再考することが出来る。たとえ自分が都市に関わる何の勉強もしていなくてもだ。自分の行動と経験が自分の住む町を改めて見直させる。それこそがまちづくりに必要なことではないかな、という勝手な理想からこれ以降『まち日記』なるものが延々と語られていく...。

 

(天候の為、画像があまりよくありません)

※1.このことについて一個人として語れるほどのモノが私にはありませんのでここでは語りません。


※2.おじいさん、おばあさん含む常連さんのこと。装備品も手が込んでるが、なによりすごいのは体力。人間、やれば出来るということをしっかり証明してくれます。






※3.文の意味が分からないが、六甲山は中腹を削られて町が作られたという山。切り取られた山の部分は海岸部の方に利用されてるらしい。おいしい水や六甲おろしで有名。

※4.オリエンタルホテル神戸の街   
※5.異人館と神戸の町並み(著者も近影)
※6.カプセルの中にホースが入っている
      

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