たった800円で東京湾クルーズが楽しめてしまうのは日の出桟橋から一日に5回出航している「ハーバークルーズ」というコースです。
使われているのは「遊」という定員600名のクルーズ船です。外観はちょっとイマイチという感じですが、船内はとても綺麗で、しかも屋上にも上がることが出来ますから、日よりのいい日には気持ちいいと思いますよ〜。とことで、星猫が乗ったときには何故かお客さんが人っ子一人いなかったんです。「わ〜い、貸し切りだ!」と、最初は喜んでいたのですが、やっぱり誰もいないってちょっと寂しかったです。
船は 「日の出桟橋」を出航しますと、一路レインボープリッジへと向かっていきます。レインボーブリッジからの景色をご覧になったことにある方は多いでしょうが、海の上からレインボーブリッジを見たことがある方はほとんどいらっしゃらないはず。でも、この船に乗れば、レインボープリッジの下がどうなっているのかも知ることができるんですよ。
レインボーブリッジの南側へ出ますと、そこには決して陸からは観ることができないダイナミックな景色が広がります。
端正な姿を見せるレインボーブリッジと、そのバックに広がる高層ビル群……。残念ながら星猫がこのクルーズを楽しんだのは昼間でしたが、夕方から夜中にこの船に乗ったらさぞかし綺麗なことでしょう。ちなみに、7月下旬から8月末日までは16時45分出航というコースがあります。
船はくるりと向きを変え、再びレインボーブリッジの下をくぐり抜けて、晴海埠頭ターミナル方面へと向かいます。ここからはパレットタウンにある大観覧車が見えますし、都心方面を見ますと
東京タワーがそびえています。晴海埠頭に止まっている水産庁の海洋調査船の横をかすめるように通ると、船は隅田川を遡り始めます。そして、勝どき橋の手前でUターンし、再び日の出桟橋へと戻っていきます。東京港をぐるりとー周するのにかかる時間は約46分。長くもなく短くもない、ちょうどいい時間だと思います。
今の季節はちょっと寒いですけど、そのぶんお客さんも少ないですから、狙い目だと思いますよ。ぜひ、カップルで行ってみてください。2人で乗ってもたった1600円なんですから!
ちなみに日の出桟橋からは、今回紹介した「ハーバークルーズ」の他にも、隅田川を遡って浅草まで行く「隅田川ライン(660円)」、有明を通り葛西臨海公園まで行く「葛西臨海公園ライン(800円)、山手線のようにぐるりと周回している「ビッグサイト・パレットタウンライン(パレットタウンまで350円)、「船の科学館ライン(520円)、京浜運河を南下してしながわ水族館まで行く「カナールクルーズ(800円)」など、
沢山の船が出ています。出航時刻など詳しいことは、日の出桟橋までお問い合わせください。
では、bon voyage!