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2002.7

7月31日

昨日は早く寝たのに、なかなか起きれない。夜中暑くて目が覚めてなかなか寝つけなかったというのもあるけど。
結局起きたのは10時くらい。ちょっと寝すぎか。
起きて、一昨日の「濱マイク」見る。
今週の演出は須永秀明。「けものがれ」は特に面白くなかったけど、これはそこそこ面白い。まぁ、やっぱり窪塚の存在感に尽きるってのもあるけど。窪塚だけでも豪華なのに、鳥肌実やらナンバーガールやら、チョイ役のゲストもまた豪華。

仕事前に、新しく仕事することになった出版社の人と打ち合わせ。今回もなんか面白いものにはなりそうかな。

それから仕事へ。出社時間にはまだ結構時間あったので、その時間利用して恵比寿に外回り。今日はメチャメチャ暑いので、3時なんていう一番暑い時間帯では、ガーデンプレイスを通り抜けるだけで汗だく。
で、職場へ戻る。
一昨日でやめたバイトの女の子の代わりに入る予定の女の子が面接に来る。
当然ながら、新しい人が入ると今いるスタッフ勢はどんな子が入るんだろうって期待したりするもの。今日はちょっとしか会ってないのでよくわからないけど、一応正式に働くこと決まったらしいので、まぁよろしくお願いしますという感じか。
嫌な月末最後の日も無事終わったか、と思いきや、夜になって大事態発生。
少し前から壊れていた事務所のクーラーから大量の水があふれ、真下に置かれていたMACが水浸しに。
とりあえず電源は入って普通に使えたものの、何故か電源が切れない。切ろうとしても勝手に再起動してしまう。早番だった内屋敷さんに電話して幾つかの方法を試みるもやっぱりダメで、最後のコンセント抜くという手段を取って、終電ギリギリで帰る。
そんなこんなで、最後の最後で結構大変な一日だった。

7月30日

早番で仕事。
月末なのでいつものことながらちょっとピリピリしている中、本当に常識ない人まで来て怒り心頭。
別にタダ券でデカイ態度で映画見に来ようと勝手だけど、せめて常識くらい持ったら? そんなんでよく生きてけるね。

夜、Zepp TokyoでDir en greyライヴ。
3月からやってたニューアルバム「鬼葬」に伴うツアーもようやく最終日。スタンディングのツアー、アジアツアー、ホールツアー、そして今回のスタンディングツアーと、形態を変えてきたとはいえ、やっぱりここでこのツアーが幕を閉じるというのは確かなこと。
明日ニューマキシとミニアルバムが出るので、予想通りまだリリース前のその新曲がメニューに組み込まれていて、この間までのホールツアーとはだいぶ感じが違うものになっていた。スローなナンバーもほとんど排除され、よりアグレッシヴで、より極悪なサウンド、というくらい、圧倒的なヘヴィネス。やっぱりこの音はスタンディングの方がいいね。
夏で暑いってこともあるけど、なんかメチャクチャ疲れた。珍しく帰って何かをやる気もせず、今日は早く寝てしまう。

7月29日

美容院に行こうと思って出かける準備していて、本当に家を出ようとしたその時郵便物が届いて、その中にその美容院からの「閉店しました」というハガキが…。
ある意味絶妙のタイミング、ではあったけど、ハガキに書いてあった別のチェーン店に行くほどの気力も時間もなかったので、今日はやめる。

ということで、夕方行く予定だった新東宝に午後一番で伺う。
9月作品の榎本組は1年ぶりの麻田真夕主演作。なんかこの人のスチール、脱いでないよさげなカットをいっぱい借りてきてしまうんだよなぁ。で、なんか誰かに似てるなぁって考えてたら、あぁ○○(←某映画館)の××さんか、って気づいた。
そんな写真選びしつつ、今日会社にいた方全員と色々な話していく。仕事の話あり、そうじゃない話あり、と。

今日は別に用事もなかったので、新宿近辺をブラブラ。ライカ・エジソンでCD買って、西武新宿ペペのレコファン行ったらついにヴィジュアル系コーナーなくなってて驚いて、バーゲンやってる東口駅前のコムサ覗いたらタイムセールが始まって、その人だかりにうんざりして、というような感じで新宿を後にする。

家に帰って、「ドラえもん」見て「クレヨンしんちゃん」見て、「愛なんていらねえよ、夏」見る。渡部篤郎が昔出てたピンク「ヘビーSEX'87 感度良好」をまた見たい今日この頃。当時ビデオ借りてダビングしとけばよかったなぁ。ほとんど記憶にないんだよな、この映画。
あとはPGの作業など。

7月28日

早番で仕事。
昨日はちょっと動員落ちて、「花火大会の影響ですかねぇ」なんて言ってたけど、今日は先週と変わらずという感じでそれほど悪くなし。やっぱり花火大会の影響だったのか。
仕事終わりの時間になって、ちょっとしたことがあって、その場にいたみんなで「なんだかねぇ」って話に。まぁ、本当になんだかねぇってこと。あとは僕は知らん。

それから新橋ロマンで「美人家庭教師 欲しがる下半身」「続・愛染恭子Gの快感 究極編」を見る。
「美人家庭教師〜」 普通の工藤監督の新作、と思ってたらなんとビデオ撮り。確かにいつものフィルムハウス製作ではないなぁとは思ってたけど。
ビデオ撮りといっても、テイストはいつもの工藤作品と全然変わらない。例えばカラミをAVっぽく撮ってるとか、そういうことは全然ない。
裏切られた不倫相手への復讐のため、家庭教師として入り込み、一家を崩壊させていくという、ある意味シンプルな話ではあるけど、その壊していく緊張感というのを緩みなく描いていって、最後まで見せてくれる。AVで人気の上村ひなも、芝居はどうかと思うけど雰囲気は出してるしルックスもいいのでなかなかいい感じ。
画質はまだまだ気になるけど、無内容な昔のものと違ってこういうビデオ撮り作品なら全然OKじゃないでょうか。
「続・愛染恭子Gの快感」 愛染恭子が著書をモチーフにセックス指南していくという、前作と変わらぬスタイルではあるが、とにかく最近のピンクでは珍しいくらいセックスシーンが多い映画。別にカラミばかりで退屈ということは全然ないけど、話自体はちょっと強引かも。包茎手術したことを妻に隠しとくかな、普通。
脱ぎなしの役とは聞いてたけど、里見瑤子は2シーンだけのチョイ役。なのはいいとして、またクレジットの名前間違ってるじゃん。いい加減にしろよ(って僕が怒ってどうする)。

それから職場に戻って、「白い船」見ていく。
東京育ちの僕には、海が目の前にある学校という風景やら船への憧れやら、ピンと来ない部分は多々あるけど、小学生の頃を思い出させてくれるようなノスタルジックな部分もあり、実に正統派な、まぁいい映画、なんじゃないだろうか。中村麻美可愛いから、それだけでも見てられるし。でも、佐々木共輔さんは確認できず。

7月27日

昨日は3時くらいに寝て、今日は10時に起きる。
一応7時間くらい寝てるのに、なんだか全然寝たりなくて、その後ビデオ見たり、寝たり、PGの作業したり、また寝たりという繰り返しで仕事に行く時間になる。

職場行くと、新しい冷蔵庫が届いてる。この間壊れた(というか、ある人が不注意で壊してしまった)冷蔵庫の代わり。夏は冷蔵庫ないとやっぱり不便。ちょっと冷たい水飲みたいとか、そういうことも出来ないので、これでちょっとは一安心。でも、設置してから3時間くらい経ってるのに全然冷えない。
今回のは冷凍庫があるので、アイスとかも食べられるなぁ。ってそんなことばかり考えてていいのか。

7月26日

渋谷東急で「少林サッカー」を見る。
2回目となるこの作品、さすがに最初に見た時ほどの衝撃はないけど、やっぱり面白い。前見た翌日に見た「食神」と「喜劇王」との流れを再確認してみると、この3作での一つの到達、というのがよくわかる。

それからシネマ・ソサエティで「ゴースト・オブ・マーズ」。
熱狂的ファンというわけではないけど、やっぱり新作出るとちょっと楽しみなジョン・カーペンター。正直、ここ最近は今ひとつな作品続きだったのでそれほど期待してなかったけど、今回は結構いいんじゃないのか。ひたすら戦い、殺し合う。言ってしまえばそれだけのシンプルな図式を、メタルのギター・サウンドの轟音に乗ってハイテンションで駆け抜けていく、その痛快さは結構好き。

そしてCLUB QUATTROでdibsライヴ。
ROUAGEのギタリストだったRIKA=利華。2年前の夏のバンド脱退から1年を経てこのdibsを結成。初ライヴはチケット取れず、その後も機会を逃してばかりで、ようやく初めて見るdibsのライヴ。この春にはCDもリリースしたので、事前に音を聴くこともできたけど、やっぱり初めて見るバンドのライヴの、SEが終わって1曲目が始まる瞬間、ていうのが好きだから、あえて音聴かずに今日に望む。
しかし、行ってみると、思いのほか人入ってなくて、800くらいのキャパなのに多分200〜300くらい。しかも、異常に男少ない。10人もいないんじゃないの、っていうくらい。基本的に女が圧倒的に多いライヴばっかり行ってるけど、ここまで男比率少ないライヴって最近じゃ珍しい。
で、肝心のライヴ。ある程度の想像はしてたけど、ただただ「衝動」をストレートに表現したような研ぎ澄まされたそのサウンド。ROUAGEの頃とは変わってるのかなと思ってたけど、本質的には何も変わってない。やっぱりこの人はこの人なんだなぁ。唄う姿こそ新鮮だけど、ギター弾いてる姿は何も変わってないし。
そういうバンドのこととは関係ないけど、フロア真ん中辺が一斉に波打つヘドバンやら、最近のヘヴィ・ロック系にあるダイヴじゃない、逆ダイヴやら、ヴィジュアル系特有(特にインディーズ)のノリって久々に見たなぁ。ROUAGEの最初期もこんな感じだったっけ。「Pa・ra・no・i・a」になったら危ないからちょっと下がっとこうかなっていう。

で、その勢いでタワレコ寄ってdibsとLaputaのニューアルバム買って帰る。

7月25日

結局昨日も取材後カメラマンの松本さんと呑んでしまう。松本さんが今日は仕事もあったので、さすがに朝までということもなく、3時には解散。
タクシー乗って、3時半過ぎくらいには家に着いて、すぐ寝てしまう。
ということで、昼前まで寝てる。それでも今日は8時間くらいは寝たことになるから普通の日とそんなに変わらない。

仕事行く前にこの間買ってあったSADSのツアー・ドキュメントDVD「AWAKE」を見る。
黒夢時代を含めても、結構この手のドキュメントビデオを出してるけど、ようやく納得いくメンバーが固まった去年のツアー、今までが信じられないくらいみんな楽しそう。まぁ、そういうとこだけ中心に収録してるのかもしれないけど、それにしても今までとは全然違う。で、今やってるツアーはどうなんだろうなぁ。次見れるのは10月か。

それから遅番で仕事。

7月24日

仕事の後、PG用の里見瑤子さんの取材。
というか、今日は写真撮影の第二弾。
やっぱ里見さん、素敵すぎ。ってこの間と一緒じゃん。
本当に、次のPG、どんどん凄いものできそうな予感。まぁ、読者的にというより自分的にという方が強いけど。
「自信作」といった前号を軽く超えてやろうじゃないの。って強気になれるのも里見瑤子特集だからかな。

7月23日

早番で仕事。
松永氏の手伝いで、裏口で物販返品の手伝いを30分くらいやっただけで汗びっしょり。夏の裏口での作業はホント、疲れる。というか、ただただ暑くて嫌になる。
定時は4時だけど、細々とした仕事して5時くらいまでいて、それから外回りでキネカ大森に行って帰る。
大森から家に帰るのはバスが一番早いのだけど、時間帯のせいか道路が混んでて結構時間がかかる。夏じゃなきゃ少し前の停留所で降りて歩いて帰るんだけどな…。

昼間、ダ・カーポのライターの人から今度やる「女性向けHスポット」の特集について話を聞きたいという連絡があって、じゃあ夜に電話下さいということにしてまた電話掛かってきたものの「女性専門のアダルトビデオ鑑賞会っていうのがあるらしいんですが、それはどういうところで行われてるのか紹介してもらえませんか」みたいなことを言われる。
ピンク映画は専門分野だけど、別にエロ系ライターじゃないんで、そんなことは全然知らないんだけど…。まぁ、そんな事情を説明しつつ、ピンク映画は90年代半ばくらいからミニシアターとかでも掛かるようになって女性の人も見るようになりました、最近は女性限定の特集なんかもやってますよ、みたいな話をしてみた。まぁ、記事の参考になるのかは知らないけど。
しかし、ピンクとAVって何も知らない人にとっては本当に同じ世界なんだね、っていうのを久々に実感。人がどう思おうが関係ないけどさ。

それから昨日の「濱マイク」見る。松永さんが昨日のは面白い、面白いと言ってたけど、確かにこの4回の中では圧倒的にいい。最後の方、結構泣かせるし。さすが行定勲。
あとはPGの作業などでいつもの夜が終る。

7月22日

午前中から豊洲へ行き、次号PG用の北沢幸雄監督インタビュー。
97年のPGベストワンにもなった「思いはあなただけ」の続編「優しすぎる獣」を中心としたインタビュー。
今日に備えて昨日1作目をビデオで見直してみたけど、気づけばもう5年。やっぱりこのシリーズはいいんだよなぁ。
すでに3作目の構想も…なんていう話はPGを読んでもらうとして、現在監督が仕上げ作業に掛かってる新作もXcesとしては新展開の製作形態。これもどうなるか楽しみですね。

それから上野に移動して、上野オークラで「不倫妻 ねっとり乱れる」「人妻陰悶責め」を見る。
「ねっとり乱れる」 中盤のモノクロ映像による学生運動の時代の回想場面は確かに力の入った演出で見せてくれる。ただ、その時間の流れのバランスの悪さというのに、どうにも違和感を感じてしまう。その回想場面だけ妙に浮いてしまうのだ。せっかくいい話なのに、もったいないなぁという印象。
「人妻陰悶責め」 久々の自身の脚本による国沢作品。樫原辰郎とコンビ組む前の国沢作品も、それはそれで好きだったりするのだけど、やっぱり何かが欠けてる、物足りない、という感じ。芝居の出来も大きな要因になってるだろうけど、ヒロイン役の橘瑠璃が明らかに助演の里見瑤子の存在感に負けてるし、肝心な主人公夫婦の二人の感情というのがあまり見えてこない。ゆえに、ハッピーエンドで結びながらもいつもの国沢作品のような爽快なカタルシスがないのだ。
本人も言ってたけど、いつもと違う里見瑤子が見られるこの作品。僕も里見瑤子に殴られたいね。健全な里見瑤子ファンの素直な一言、かな。
あと、最近BBSにも書かれていたけど、今日見た2本とも、里見さんの表記が間違ってた。これはちょっと可愛そうじゃないの。深町組なんてよく出てるんだし。健全な里見瑤子ファンの素直な怒り(笑)。

インタビュー終えて、映画2本見終えてもまだ午後2時。たまには早起きして行動するのもいいね。
といっても、特に行くとこもないので家に帰る。
ビデオ見たりしつつ、朝早かったせいか眠くなって、ちょっと寝たりの繰り返し。
夜はPGの作業など。

7月21日

早番で仕事。
最近、1回目が12時からということもあって、11時半くらいになると結構行列ができて、という感じでワーッとお客さんが列作って結構爽快だったりするんだけど、昨日から朝10時の回が始まって、さすがに朝早くからは並ぶ人もそんなにいなくて、日曜日というのにちょっと淋しい出足。
それほど忙しいというほどではなかったけど、今日はほとんど裏の事務所でマックに向かって仕事してたので、あっという間に時間が過ぎてく。パソコン使うのは慣れてはいるけど、家のと違って使い勝手がよくない(というか、慣れてない)のでさっさと進行できず、今イチ乗ってこない。

夜、CLUB QUATTROでBUGライヴ。
6月にアルバムもリリースされ、いよいよリリース後も初ライヴ。
ということもあってか、早々から客席も異様にテンション高い。今までは前の方だけ盛り上がってるという感じだったのが、今日は全然違う。まぁ自分より後ろの方がどうだったのかは知らないけど。
自分的にもCDで何回も曲を聴くことで得てきた感覚っていうのが、ストレートに爆発していくような感じ。ライヴも見るのも3回目で、そんなに回を重ねてきてるわけでもないのに、もう何回もライヴ見てるような、凄い気持ちよさ。
その気持ちよさが、いつしか音を感じることの幸福感のようなものに変わっていく。こういう感じっていうのは、何度もライヴ行っててもそう感じられることじゃない。
そして、アンコールラストでメンバー一人一人と抱き合ってステージを去ったボーカルkyo。
いつもながら思う、DIE IN CRIESっていうバンドのメンバーの再集合体であるBUGの、その3人が再び同じステージに立ってることの喜びっていうことじゃなくて、こんな4人が一つのバンドとして集まったこと、その奇跡的な事実がやっぱり素敵なんだよなぁ、このバンドは。

7月20日

昨日ちょっと寝不足気味だなぁと思いつつ、昨夜も寝たのは3時頃。9時半には起きようかと思っていながら、起きたのは11時。でも、全然寝たりない。
昨日の「愛なんていらねえよ、夏」を見て、また寝る。結局2時頃まで寝てた。

それから遅番で仕事。
「白い船」、今日から朝1回目の上映も増えて5回上映。その分12時の回が午前中と分散した、というような結果だったけど、全体的にはまだまだ落ちもなくて安定してる。週を重ねるごとに落ちてく作品なんてのはザラだから、そういう意味ではいい感じの興行。
レイトは「ブラス!」初日。まぁ、ニュープリント版といっても、それほど昔の作品じゃないし、当然ビデオやDVDになってるから、今更お客さんが待ってましたとばかりに来るというほどでもない。とはいえ、ウチの劇場6年間の歴史の中でも1、2を争うくらいの成績を得たこの作品、また上映っていうのは感慨深くもある。

7月19日

家に帰ったのは5時半くらい。昨日はそんなに量を呑まなかったので、すぐに眠りについて、11時半くにらいには普通に起きる。朝まで呑むのはいいとして、そんなにいつもいつもダラダラした生活も送ってられないし。

前にソフマップで安売りしていて買っておいたCRAZEのDVD見る。中身がどんなものかよくわからずに買ったのだけど、デビューの年のライヴ活動を追ったドキュメント・ビデオというものだった。
やっぱり藤崎ボーカル時代は懐かしいというか、今見ると妙な違和感もあったりする。今週、藤崎ソロとCRAZEのライヴ立て続けに見たっていうのもあるけど、本当にいろんな思いが蘇ってくる。
まぁ、でも、この頃のCRAZEも間違いなくカッコいい。

7月18日

早番で仕事。
今は朝の出勤時間が遅いので、前日遅番でも帰ってからまだそれほど遅い時間じゃないので、PGの作業を1時間くらいやって寝るなんてことができた。けど、土曜日からまた朝が早くなるのでそんな時間の使い方も今日で最後。2週間、あっという間だった。

夜、赤坂BLITZでCRAZEライヴ。
先月イベントで見たけど、ワンマンで見るのは凄い久しぶり。しかも、前見たのは市川クラブGIOっていう普通のライヴハウスだから、これくらいのキャパのところで見るのもまた久々。東京ではだいたいBLITZとかAXでやるのが普通だから、これが普通のCRAZEのライヴっていう感じだけど。
第一期のメンバーからボーカルの藤崎賢一が抜けて以後、CDも聴いてなかったし、ライヴも全然行かなくなっていた。ということもあって、第四期のラインナップとなるボーカル板谷祐時代、要するに現ラインナップになるまでの曲とか全く知らないので、ライヴ行ってもほとんどの初めて聴く曲だったりもするけど、このメンバーになってポツポツとまたライヴ行くようになったので、ようやくまた感じも掴めてきた。
まぁ、でも、このバンド、先月イベントで見た時もそうだったけど、やっぱりこの4人が同じステージに立って、今もこのバンドが続いてるっていう事実だけでも、なんかもう素敵だなぁというか、それだけで満足してしまう。もちろん、最初の頃と変わらない唯一無比のロック・サウンドっていうのがメチャメチャカッコいいのだけど。
このバンドの前身のBODY時代からの楽曲「I LOVE YOU」が、この4人で演奏されるっていう姿は、曲の良さとかを飛び越えてグッとくる。
次のツアーも決まってるし、これからはマメにライヴ見ていきたいなぁって思った。

それから明大前へ移動。
次号PG用の若宮弥咲さんのインタビュー。
今回は石動氏の担当なので、僕は立会いという立場でしかなかったけど、今年最注目新人の若宮さん、もっともっとピンクでも活躍して欲しい。

開始が遅かったので、取材と写真撮影終えた頃にはもう12時。まだみんな帰れる時間だったけど、呑んできますかぁと、結局林田、石動、松本のメンバーで渋谷で朝まで呑んでいた。最近「朝まで呑む」の記述が多いな…。
まぁ、でも、こうして呑んでる場でPGの企画が出てきたりして面白い。まぁ、どこまで実現するか。

7月17日

なんだか寝つきが悪くて、多分ちゃんと寝たのが朝の4時とか5時。
で、10時くらいには起きて、眠いというよりはあまり体調優れない。
それからビデオ見る。今週の「濱マイク」と先週の「愛なんていらねえよ、夏」。
今週の「濱マイク」は脚本に井土さんの名が。というわけでもないけど、ここ3話の中では一番好きかな。
それよりも、「愛なんていらねえよ、夏」の1話は結構いい。堤幸彦、こういうの撮っても全然OKじゃない。今クールのドラマはこれがベストかも。

午後から出かけて、丸の内プラゼールで「スコーピオン」を見る。
ケビン・コスナーとカート・ラッセルが悪役に扮したアクション、ていう意味では確かに面白そうではあるけど、二人ともそんなに魅力的に描かれてるわけでもないし、ステレオタイプなキャラだし、特に面白いということもなし。

それから仕事へ。
普通の平日にもかかわらず、「白い船」結構入ってる。まぁ、遅番に出てからの夕方の回はいつもながら弱いものの、まぁそれでも平日にしては良しという感じ。一昨日出たぴあの出口調査1位が少しは影響してるのか。
そして、今週で終わるレイトショーの「ランドリー」は、1000円均一の日ということもあって、お客さんが来るわ来るわで、ほぼ満席となる。これもビックリ。特にスタッフ増やして、ということもしてないので、久々に慌しい入替え。
まぁ、たまには楽しいけど。

7月16日

早番で仕事。
昨日の夜から朝にかけて、館内エアコン大清掃が行われて、寝ないで立ち会っていた社員の松永氏、「帰りてぇ、帰りてぇ」と言いながら、やたらハイテンション。
酔ってる時の自分はこんな感じなんだろうか、と冷静に見てしまう。
それから本社の劇場担当の人とちょっとしたお話。今年後半はいろいろ忙しくなりそうかな。さて、何が起こるのか。

仕事の後、丸の内ルーブルで「メン・イン・ブラック2」を見る。
予告とか見た限りでは1作目より面白そうかも、なんて思ったけど、期待外れ。やっぱりノレないね、このシリーズは。
今日も一番興奮したのは「マトリックス」の予告編。

夜はPGの作業など。

7月15日

中野から総武線に乗り、3つめの新宿で乗り換えるはずが、寝て起きて気づいたら秋葉原。山手線に乗り換えるのは同じだけど…。
そんな遠回りをしたので、結局家に着いたの朝7時頃。
朝まで呑むのも別に嫌じゃないけど、荷物が多かったり、家までの帰路が遠いっていうのはちょっと辛い。

すぐに眠るも、気持ち悪かったり喉が渇いたりで1時間起きに起きるというような、いつもの感じ。
それほど体調優れないものの、寝てばかりいてもしょうがないので、予定通り夕方から出かける。

シネマスクエアとうきゅうで「セッション9」を見る。
最初の方、それほど面白くないなぁと思っていたら、眠くなってそのままウトウト状態のまま最後まで行ってしまった。後半は結構面白そう、には見えたけど…。
その映画はともかく、ついに見れた「マトリックス リローデッド&レボリューション」の予告編! まぁ、まだほんの断片でしかないけど、もうこれだけでもおなかいっぱいという感じ。僅か数分間、ずっと身震いさせられっぱなし。

それから新宿ロフトで藤崎賢一ライヴ。
2月の復活以降、頻繁にライヴを行ってきたけど、今日からは初の本格的なツアーとなる。
ここロフトはその復活ライヴやった場所でもあり、特別な意味を持つ空間ではあるけど、さすがにもうあの時のような重々しい空気はない。弾けたロック・サウンドを気持ちよく叩きつけてくる。前回のライヴまではずっとやってたJUSTY NASTY時代の曲も今日は一切拝され、どこか過去に一線を引いた、ソロとしての新たなスタートライン、という印象もした。
次はMARS7デイズ。ここへ来て蘇るのか、7デイズが…。

7月14日

早番で仕事。
「白い船」、やはり土日の特に早めの回は割とお客さん多い。

仕事の後、秋葉原のスタジオリボレでレイカースのリハ。
先月は井戸田、河原、林田の3人しかいなかったけど、今回はベースの一之倉氏も入れた4人、全員参加。
やっぱりベースがいると、音が非常にロックっぽくて割といい感じ。
で、僕はというと、数日前にヤフーオークションで落としたギターシンセを今日から使おうと思ってたのだが、ギターとシンセ本体をつなぐケーブルがついてなくて、一昨日池袋に行った時に楽器屋回りをしたもののどこにも売ってなくて今日には間に合わないかと思っていた。で、最後の望みで秋葉原の楽器屋に寄ってみたらめでたく売ってたので、さっそく使ってみた。
昔、兄貴とバンド(というかユニットか)やってた時にもギターシンセ使ってたので、どういうことができるかっていうのはわかってたけど、改めて久々にやってみると、やっぱり面白い。しかし、ホントにギタリストのくせにギターじゃない、ギターっぽくない音出すのが好きだな。

河原、一之倉両氏が帰ってしまったので、井戸田さんと二人で近くで呑む。
何がどうというわけでもないけど、僕の方が妙に盛り上がって、とりあえず10時くらいで店出るも、じゃあ、誰か呼んで中野辺りで呑もうと言い出して、結局中野の近くにいた松島さんを巻き込んで呑み始める。
そしてさらにテンションを上げる僕。
僕「○○呼ぶか」「なんで○○なの?」僕「説教してやる」とか、もう言いたい放題。
さらには「(次のPG用の)松島さんの中野貴雄インタビューも面白いけど、僕の里見瑤子インタビューも負けないから」って。そんなことで張り合ってどうする。
結局電車が動き始めた5時過ぎくらいにお開きとなる。

7月13日

録画しておいた「ダーク・エンジェル」パイロット版と第1話を見る。
まぁ、そこそこには面白い。この後どうなるかは知らないけど、TVシリーズじゃなくても、2時間半くらいの映画でできそうな気もするけどな…。主役の女優もあまり魅力感じないし。

それから遅番で仕事。
下の事務所でご飯食べてたら、足元にゴキブリ出現。とりあえずなんとかご飯食べ終えてしまおうと、外に出て階段に座って食べ続けてたら、今度は部屋から外に向かって出てくる。やっと食べ終わって、事務所で用事してたら、また室内に現れる。コックローチ(だったかな)撒き散らして、ゴキブリが思わぬ所へ入り込んで、そのまま逃げられなくなり、やがて死亡。
さすがにゴキブリも慣れてはきたけど、食事中に目の前に現れるのだけは参るなぁ。

7月12日

シネリーブル池袋2で「記憶の音楽 −Gb−」を見る。
SOPHIAは別に好きなバンドじゃないけど、自分が好きなバンドとかと割と近い位置にいるということもあってか、とりあえず気になる存在ではあったりする。ボーカルの松岡充が主演、てことでこの映画もちょっと気にはなったわけだけど、PVの監督らしい、身近な東京で撮影されながらも見たことも感じたこともないような風景を作り出す独特の映像スタイルとか、”音”をめぐるファンタジックな物語であるとか、そういう感覚が僕には妙に心地よかった。ただ、後半に至ってのSFっぽい世界への展開はちょっとなぁという気も。美しいメロディから生まれる二人の男女の物語、それだけでも充分だったんじゃないのか。

その後、某出版社の編集者の人と会う。この春くらいから、連載させてもらっていたピンク関連のページがバタバタと終了したなぁと思っていたけど、久々にやって来た新しい仕事。連載という形になっていくかはわからないけど、とりあえず新しいことをやらせてもらえるというのは嬉しいですね。

夜、上野オークラで「スチュワーデス 腰振り逆噴射」を見る。
加藤義一監督、早くも3作目。とにかく今年は新人が息つく暇もなくデビューしてるけど、こんな早いペースで撮り続ける新人は彼一人。
それに納得させられるほど、毎回様々なストーリーに挑み、娯楽ピンクとしての楽しさを追求しているのがこの監督の持ち味といえるが、やっぱりピンクの「定番」以上の何かにまで及ばないのが毎度ながら食い足りないところ。今回でいえば、林由美香に主人公に密かな思いを寄せる自動車修理工なんていう今までにないキャラを演じさせて印象に残してくれるものの、映画全体でいえば、可もなく不可もなく、という程度の面白さに過ぎない。まぁ、でも、ピンクとしてお客さんに一番安心して見てもらえるスタイルというのを継承する若手がいなくてはいけないというのも確かなこと。ある意味楽しみな監督でもある。

7月11日

早番で仕事。
台風の中の出勤はイヤだなぁと思っていたけど、朝起きたらすっかり快晴。夜中どれだけ雨が降ってたのかもわからないくらい。
夕方に一昨日ミスの発覚したチラシの刷り直しが到着。思いのほか早い。
さっそく梱包作業とかして、夕方だけは働いたなぁという感じ。

そのまま家に帰る。
ビデオに撮ってあった「ランチの女王」第一話を見る。竹内結子かわいい! 彼女がおいしそうに食べる笑顔が素敵! とにかくそれだけ。まぁ、それがこのドラマの核なんだろうし。
それからPGの作業など。

7月10日

昨日の里見さんのインタビュー後、微妙に終電間に合わない時間になってしまったので、そのままカメラマンの松本さんと渋谷で呑み、結局2軒ハシゴして店の閉まる朝5時までいた。珍しいなぁ、朝まで呑むのも。

そんなんだったので、家に帰って昼過ぎまで寝てる。
今週から遅番が4時出勤なので、昼過ぎに起きてもまだまだ結構時間がある。
ゆったりとビデオ見たりして、それから仕事へ。
台風が近づいてきて、夜になるにつれて雨風がひどくなってくる。そのせいもあってか、お客さんの入りも悪い。
大雨は鬱陶しいなぁ。

7月9日

早番で仕事。
昼過ぎくらいにお客さんから一本の電話。「ケン・ローチ映画祭のチラシを見たんですけど、『カルラの歌』の上映はないんですか?」。昨日出来てきたそのチラシ、まだよく見てなかったのだが、それには上映作品として「カルラ」もしっかり入ってる。「タイムテーブルの欄に全く入ってないんですけど…」。確かに、ABC…という表記で作品毎のタイムテーブルが枠になって書かれているのだが、「カルラ」のEという文字が一つもない。
てことで、社員の松永さんに言ってすぐに本社へ連絡。昨日のうちに他の劇場などへ送ってしまったので、とりあえずそれを止めてもらう電話をかけまくる。
モノクロ片面の簡易的なチラシとはいえ、15000枚、もったいないなぁ。しかし、本社内だったり、ウチの劇場だったり、何人かが校正で目を通してるんだから、誰か気づこうよ。でも、早いうちに気づかされたのが幸いか。

そんなこんなでちょっと慌しい時間を終え、少し早めに仕事上がらせてもらって、新宿へ。
次号PG用、里見瑤子インタビュー。
いやぁ、やっぱり里見さん、素敵だわ。誌面を楽しみにしてもらうとして、今日のことは何も語らずにおこう。
そういえば、関西を中心に変なウワサも出てきましたが(笑)…すべては次号PGを待て! ということですね。

7月8日

今日も暑い。午前中に郵便局行ったりと、ちょっと外に出ただけで嫌になる。
あとは一日家で過ごす。
ビデオ見て、FFXやって、部屋のかたずけして、あとは原稿書きなどで一日が終る。
暑いといろんなことやる気が失せてくるから困るなぁ。

7月7日

今週から午前中の上映がないので、早番の日も9時半くらいに起きればいいので楽。早番がこんな出勤時間になるなんて凄く久しぶり。水、木と土、日は遅番→早番という連続シフトになってて、朝が早いと結構つらいものだけど、これくらいの時間だと全然平気。まぁ、これがずっと続くわけではないけど。

早番で仕事。「白い船」も、舞台挨拶があった昨日ほどの混雑はないだろうと、のんきに構えていたら、劇場開館の30分前くらいにはすでに結構な行列が出来ててびっくり。少し早めに開場して、結構な入りよう。車椅子のお客さんの対応とかもあって、結構バタバタしてしまった。でも、よかったよかった。
2回目も同様の勢いで、今日もまた早めの時間帯にお客さん集中して、夕方以降は急激に減っていくというパターン。土日は親子連れも多いし、アニメみたいなもんだね。

仕事の後、NHKホールで吉川晃司ライヴ。
今日のライヴはツアーとかではなく、一夜限りのスペシャルライヴ。といっても、昔からの曲を並べてやるとか、そういうものでもなく、来月リリースのニューアルバムの曲をいち早く、ライヴで全曲披露するという、吉川の歴史上初めての試みとなる形態のもの。
1曲目から新曲「パンドーラ」を持ってきて、一気にテンションを上げていくが、その後次々と披露されていく新曲も、過去にないくらいロック感あふれた曲ばかり。なかなかいい感じ。その新曲もただ並べて演奏するということでもなく、1曲1曲、MCを挟んで曲解説なんかも交え、レコーディングに参加したゲスト・ミュージシャンを曲毎に入れ替えて演奏するという、ライヴではありながらレコーディングを再現するというような、これまた珍しいスタイル。そのゲスト達も、後藤次利、そうる透、湊雅史といったそうそうたる面々。今日は出なかった松井恒松、高橋まこと、SOPHIAの松岡充なんていう人たちも参加してるというから凄い。
どこかラフな空気の中で進行する新曲披露のコーナーに続き、今の吉川らしいロック感にあふれた過去の曲を数曲演奏して本編が終了。
アンコールではギターに鮎川誠、ドラムに池畑潤二という、これまた凄いゲストを迎えて、去年の「ザ・ベストテン」のスペシャル番組で演奏した「You Gotta Chance」が飛び出す。そして最後の最後には、もう10年以上ぶりであろう、COMPLEX時代の曲「AFTER THE RAIN」。天安門事件の頃に作ったこの曲、どこか変わらぬ空気を持つ今の世の中にも通じるような、吉川ならではの温かさを持っていた。
今日のライヴではレコーディング再現した新曲たちが、ツアーでは新たなバンドサウンドとしてどう変化してくるのか、アルバムのリリースも含めて楽しみなところ。

7月6日

「白い船」初日。今日は舞台挨拶があるので、1回目開場前の11時に出勤。
音楽担当の角松敏生ファンが大挙押しかけるのでは、という予測のもと、朝7時から整理券受付開始とか、社員2人は前夜から泊り込み対応とか、いろいろと大変ではあったけど、11時の段階ではまだ1回目も若干券が余っているという感じでちょっと肩透かし。
まぁ、でも、最終的には2回の舞台挨拶、立ち見もいっぱいになるほどの大盛況。めでたしめでたし。
満員になるくらいお客さん入るのも久しぶり。やっぱり人が入ると楽しいなぁ。
で、僕の役目はゲストの誘導。挨拶自体は2回ともちゃんとは見れなかったものの、そんな役割だったので、ゲスト勢を間近で見られてラッキー。中村麻美さんは可愛いねぇ。「よろしくお願いします」「お疲れ様です」なんていう言葉にちゃんと挨拶返してくれて、いい人だった。
舞台挨拶終って、3回目以降の回はやや動員も落ち着いてくる。とはいえ、やっぱり初日なので関係者の人がいろいろ出入りしたり、なんだかんだといつもより早く時間が過ぎていく。
そして、久々にこういう時間の流れで、珍しくちょっと疲れた。勤務時間も12時間半、と久々の長さ。でも、「アメリ」の頃って毎日こんな勤務時間で2ヶ月もやってたんだからなぁ。最初の頃なんか別に疲れも感じなくて、凄く充実って感じだったし。まぁ、たまにはこういう忙しさにならないと。
という感じで初日も無事終了。

7月5日

渋谷パンテオンで「パニック・ルーム」を見る。
さすがデビッド・フィンチャー。シンプルな密室サスペンスをスタイリッシュな映像の連続で緊張感を持続させていく。リアルタイムに流れていく1時間半ほど、最後まで目が離せない。どうってことのない話といえばそうだけど、この監督ならではの、一つのスタイルを徹底的に追求していく美学はやっぱり好き。しかし、この全編の画面の暗さというのはちょっと凄い。フォレスト・ウィテカーなんかまともに顔わからないし。ビデオで見たらなんにも見えないんじゃないの。ま、その辺が映画館で見る醍醐味なんだろう。

それからシネクイントで「ハッシュ」。
橋口亮輔、特別に思い入れのある監督ではないけど、これは傑作。あるのゲイカップルと、「子供が欲しい」と彼らに近づく一人の女の奇妙なトライアングルを軸に、ゲイであったり「子供を産む」ということに対しての価値観を問いながらも、愛とか友情という枠組みに捕われない、「誰かといたい」というような人との関係の温もりというのを自然体に描き出していく。
しかし、この映画に出てくる女性ってなんで壊れた人ばっかりなのか。「渚のシンドバッド」の浜崎あゆみがやってた少女もそうだったし。橋口亮輔ならではの女性観、ということか。ま、女性も「再生」してるわけだし、いいのか。

合間に今日発売の「音楽と人」を見に本屋へ寄ると、密かな期待通りに藤井麻輝インタビューが載ってる。しかも、早くも(SOFT BALLET)って肩書きついて…。さすが音楽と人。どこか実感できてなかった現実がようやくなんか本当になってきた。

7月4日

早番で仕事。
いよいよ「KT」も明日で終了。初日を迎えるにあたり、いろいろ準備とかありそうだったりするのだが、いざ考えてみるとなかなか思いつかない。まぁ、やりたくても前日にならないと出来ないことも多々あるので、結局それほど忙しくもなく一日が終る。とりあえず自分の担当の前売券に関して、「KT」の販売終了のお願い電話を他の劇場にかける。あぁ、「KT」も終わりか、って別に特別な作品でもないのにちょっと感慨深い。不思議だ。
そして僕は公休あけて明後日から「白い船」。舞台挨拶の問い合わせもますます増え、音楽担当の角松敏生ファンの女性からは「500人くらいは来ますよ。あまり甘く考えない方がいいですよ」というような内容の電話まで来る。なんか怖くなってきた。浅野忠信が来た「風花」よりも、「アメリ」よりも大変なことになるのか。

仕事の後、銀座シネパトス1で「富江 最終章 禁断の果実」を見る。
特別思い入れあるわけではないけど、「富江」シリーズ、前作の「Rebirth」以外は見てる。今回魅かれた要素っていうのは、やはり安藤希と宮崎あおいのレズっぽさも感じさせる微妙な関係。予告編で垣間見た、そのエロティシズムは結構ドキドキさせられるものがあった。ウチの映画館で予告かけるや、割とアイドル好きの映写技師Nさん(♀)が「富江の予告凄いですよ。宮崎あおいちゃんが安藤希ちゃんの指なめて…」って大騒ぎするくらい。ていうか、それを話す君の口ぶりの方が色っぽいって。
それはともかく、前半部で見せる二人のエロティシズムっていうのが、予想以上に凄い。孤独ないじめられっ子のあおいの弱々しさと、いたってクールに彼女を支配していく希という、この両者の友情のドラマが、富江とあおい演じる登美恵の父とのドラマにスライドしていく中で生まれる狂気の世界。ホラーとして見せる部分ももちろんあるけど、切ない愛のドラマとして、結構好きかも。
しかし、血の似合う美少女たちのドラマっていいね。

7月3日

昨日は12時半くらいに寝て、今日は8時40分に目覚ましかけたのに、起きたのは10時10分。ドラマ1本見れたのに。1時間半損した。

それから出かける。新宿へ。今日からスタートのマルイ・スパークリング・セール。いつも第一弾、第二弾、みたいに日にちずらしてブランド毎にスタートするのだが、今回は珍しくほぼ一斉に今日スタート。人ごみ大嫌いだけど、バーゲンの混雑はそんなに気にならない。てことで今回も初日の午前中から行ってみたものの、なんか今回はあまりいいものがない。基本的に好みのものが限られてるので、なんでもかんでもちょっと安いから、なんていう買い方はしないということはあるにせよ、それにしても目ぼしいもの少なくてつまらない。タケオキクチの春夏もののいい感じのジャケットが半額で9500円、特に気に入ったのはそれくらい。
初日とはいえ、思いの他混んでいなかったのは幸い。でも、精算にはやっぱり30分くらい並んで、結局1時間半くらいは店にいた。
それからHMVへ行くために高島屋へ。ここもセールやってて、紳士服売場覗いてみると、マルイにもある割と僕が好きな店がいくつかある。で、再びタケオキクチを発見し、見てみると、さっき買ったジャケットのMサイズがしっかり残ってた。Lサイズしかなかったからそっち買っちゃったのに…と後悔。向こうにはなかったよさげなTシャツがあったので、それだけ買ってく。しかし、高島屋、さすがに婦人物の売場は人多かったけど、紳士服売場は初日なのにガラガラ。マルイみたいに若者ばっかりじゃないので、こっちの方が落ち着いて買い物できるし、意外といいかも高島屋。

珍しく買い物に時間を費やし、それから仕事へ。
今日は映画サービスデー。「KT」もレイトの「ランドリー」も毎週水曜1000円なのであまり関係ないけど、「KT」は今週で終ることもあってか、結構お客さん入る。これで2回上映っていうのはもったいない。「ランドリー」もそこそこ入る。これだけ長くやってても、まだ見てない人いるんだなぁ。
しかし、若者がほとんど来ない「KT」「ラストタンゴ・イン・パリ」と若者が9割の「ランドリー」、この対照的な客層はなんか面白い。
そんな仕事の中、内屋敷さんを訪ねて来た、映画バカ一代関係者のTさんにご挨拶される。そんなに恐縮しなくてもいいのに…という感じでしたが、このページ読んで頂いたりして、いつもありがとうございます。そしてこれからもよろしく。

7月2日

昨夜寝る前に、兄貴から衝撃の情報を聞かされる。
「SOFT BALLET再結成。サマーソニックに出演」
……いろんなバンドが再結成とかしたりする中、これはまずあり得ないだろうと思っていたソフト・バレエ再結成。バンドでありながら、バンドであるような必然が全くなかったようなこのバンド。まぁ、もちろんそんな3人がバンドという形で生み出した音楽が凄いものだったというのも紛れもない事実なのだが。
去年のendsのイベントに森岡賢がソロで出演したりと、そんな予兆があったといえばあって、5月のendsの活動停止的なメッセージの奥に、もしかしたらという期待があったにせよ、まさか本当に現実になるとは。しかもわずか1ヶ月半後、CDのリリースでもなくワンマンライヴでもなく、サマ・ソニのステージに立つ……もう素敵すぎ。
久々に興奮高まってくる。BUCK-TICKもツアー終ったし、下半期はソフバ一色、になればいいなぁ。

早番で仕事。
過去2回配給作品を上映してお付き合いのある某映画会社、ご丁寧にいつもお中元とお歳暮を贈ってくる。ありかたいです。
で、今回はプリンやゼリーなどの洋菓子を詰め合わせ。
「プリンにしょうゆかけて食べるとウニの味があるらしいですね。クレヨンしんちゃんでやってましたよ」という僕。「あぁ、やってたな。父ちゃん大変やったな」と内屋敷さん。
これが三十代の会話か。でも、本当にウニの味がするのか、こんな高級プリンで試すつもりはなし。

仕事の後、上野オークラで「探偵物語 甘く淫らな罠」「美女濡れ酒場」を見る。
「探偵物語」 伊藤猛演じる探偵亜門シリーズも3作目。結構好きなこのシリーズだけど、今回はちょっと今一つ。まぁ、シリーズが一つのパターンに陥ってしまうのも問題だとは思うけど、やっぱりこのシリーズは謎めいた美女に誘われるかのように亜門が事件に巻き込まれていく、というような展開が魅力のはず。今回はヒロインが亜門の元恋人であり、彼の過去をめぐる人間関係が展開されるなど、シリーズとしての新味は用意されているものの、結局事件をめぐる物語は亜門と昔の仲間の男同士の話に流れてしまって、肝心のゆき演じるヒロインが意味ないポジションに収まっているのが物足りないところ。
「美女濡れ酒場」 「監督しない」とかつてのPGインタビューで公言していた脚本家・樫原辰郎のピンク初監督作。まぁ、その発言にここでは言及しないけど、ほろ苦いファンタジーとして余韻を残してくれる、実に素敵な作品となっていた。タイトルのイメージとは裏腹な、スタイリッシュな空間のバーで繰り広げられるあたたかい人間模様。その空間と対照的な、若宮弥咲演じる女と夫の住む安アパートの生活感、彼らが住む町のどこかひっそりとした淋しげな空気、ロケーションや空気感一つとっても、それぞれが忘れられないほど印象的。主演の山咲小春、竹本泰志、若宮弥咲らも、これで今年の女優賞、男優賞、新人女優賞は間違いなしといえるほどの好演ぶり。個人的には現時点で公開済の新人監督の作品では一番好きかも。

ここんとこ毎日のようにピンク見続けてるなぁ。でも、結構充実した作品続きで、やっばりピンク面白いなぁと今更ながら思わせてくれる。そう思わせてくれるくらいでなきゃね。

7月1日

仕事休みで一日家で過ごす。
ボチボチPGの作業に本格的に取り掛かる。
といっても、1ヶ月くらいにもそんなこと書いたよなぁ。まぁ、今回からページメーカーでレイアウトするので、それを手に入れるまで本格的な作業できなかった、というのもあるけど。
職場で使ってるとはいえ、作るものって映画の上映期間の告知とか、一枚ものでテキストの量が多いものではないので、PGみたいなものをページメーカーで作るのは初めて。そういうこともあって、マニュアルのレッスン・ページなんかを一応やってみたりして、基本的なことから覚える。しかし、こうしてやってみると、ページメーカーは、やっぱりPGみたいなもの作るのに適したものなんだなぁと今更ながら実感。今までページのスタイルごとにいろんなソフトを使い分けてきたけど、これをある程度使いこなせるようになれば、これだけで何の問題もなく全部作れる。頑張って作っていこう。
そんなページメーカーレッスンやら先週の取材のテープ起こしやらで一日終る。まだまだこれから。

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