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2001.11

11月30日

久々に少しのんびりした時間。先日買ったLaputaのビデオ見る。基本的に9月の野音ライヴをメインにしたビデオだけど、他の場所の映像やイメージショットなども入っていて、作りこまれたものではあるけど、1時間40分という長さは、ライヴ1本を実際に見終えたような充実感を与えてくれる。しかし、ボーカルakiがステージで靴が脱げたところもうまく処理されてて、これも映像のマジックだなぁと実感。

夕方から出かけ、丸の内ルーブルで「ソードフィッシュ」を見る。
冒頭の爆破シーンで、キャメラがスローモーションで360度回転していく、その辺の映像に息を呑まされるや、映画が進むにつれてどんどん面白くなっていく。やっぱりトラボルタは悪役が似合う。最近この手のアクション映画ってあまり楽しめなくなっていたけど、久々に満足の作品だった。

それから仕事の手伝いで職場へ。今日は「時の香り」イベント、北川弘美トーク&握手会「ヒロミンナイト」。
アイドル映画やるのはともかく、握手会までやるとは。ウチもどんどん節操のない映画館になっていく。
今日も10時半の整理券発行の段階で70人くらいは並んだということだったが、その後の延びがそれほどでもなく、最終的にはほぼ満席くらいというところに落ち着く。
別にアイドル好きということは否定しないけど、前の方に陣取って一眼レフの大きなカメラ抱えて、なんていう男たちって、結局誰々が好きというより単なる「アイドルマニア」なだけで、半ば冷やかし気味の客とかもいるし、なんだかなぁって感じ。親衛隊みたいなファンが常にいる、昔の方がもっとファンの熱っていうのはあったと思う。「北川さ〜ん、目線こっち下さい」とかって、お前はプロのカメラマンかよ。
映画の後、写真集を買った人は手渡しと一緒に握手が出来る。僕と松永さんが北川さんの横につく。まぁ、別にトラブルみたいなことはなかったけど、ヤバそうな奴が来る度に、僕ら二人の目線が怖くなるという図が、別のスタッフが撮ってたビデオカメラにしっり収まっていたそう。
イベント後、配給元の人、北川さんも交えて劇場内で軽く打ち上げ。北川さんを囲んでスタッフ全員で写真を撮ったりしつつ、松永、内屋敷の社員両氏は写真集を買ってしっかり名前入りのサインをもらって、女性スタッフの冷たい視線を浴びていた。
でも、やっ゜りアイドルは可愛いね。はっり言って、北川弘美ってこの映画で初めて知ったくらいだけど、この樹にちょっと気になる人になった。ブレイクしてくれたらいいけど。

11月29日

遅番で仕事。
楽日前なので、いつもながらのちょっと慌しい日々。
いよいよ「アメリ」を直前に、臨戦態勢という感じか。まぁ、どうなるか。

11月28日

仕事の後、新橋ロマンで「三十路同窓会 ハメをはずせ!」を観る。
中村和愛作品って真摯なラブストーリーとかが多くて結構好きだけど、今回のが一番よかった。三人の女たちのそれぞれの愛の物語を交錯させ、ベタベタな愛憎劇もあれば、サラリとした男女関係もあり、その微妙なパランスで紡ぎだされていく物語を軽快に見せていくあたり、なかなか好感が持てる。
アップの多用さにちょっと窮屈な感じがしたりもするけど、女たちが本気で愛と快楽を噛み締めている、そんな感情が伝わってくるセックスシーンも妙にドキドキさせてくれるのだ。

それから上野オークラで「柔肌天使 今夜も抱いて」。
エンジェル彩におフェラのお京というネーミング、「潜望鏡してあげる」とかいう、やや時代のズレた感覚がPG誌上でも論議を呼んでるけど、それよりも今井恭子演じるエンジェル彩の意外な末路にちょっとびっくり。この意外な物語の転回は何だろうか。ドラマとして筋が通っていないわけではないけど、結局映画の主体となる人物が明確になってない(一応は竹本泰史演じる男が主体なのだろうが、にしては中盤から後半にかけて全く登場しないのでバランスが悪い)ので、妙な違和感がある。久しぶりに重い小川作品だった。でも、不思議なことに今井恭子は過去の作品の中で一番魅力的に映し出されていたと思う。

それから渋谷へ移動。タワレコでGLAYのニューアルバム購入。昨日、今日はキャンペーンをやってて、抽選でグッズか当たるというものなのだが、ちょうど店に入る時は店頭でコーナーが出来ていたのに、そのキャンペーン8時までだったというので、店を出たらもうやってなくて愕然。
それから新宿へ。発売直後に完売続出したLaputaのビデオを求めてライカ・エジソンへ行くも、今だ品切れ中。タワレコの方へ行ってみると、入荷していた。よかったよかった。なんか新宿大移動だった。

その後、テアトル新宿で「贅沢な骨」。
行定勳って去年のデビュー作以後、特に興味もなくて全く見てなかったけど、早くも後悔。「GO」以上に素晴らしいじゃないか、これ。
麻生久美子とつぐみの対照的なキャラクターがそれぞれの魅力的で、奇妙なかたちで映し出させれる二人の愛。レズビアンとか、そういう安っぽい次元ではない、人と人の愛の物語。こういう性のボーダーを越えた自然体の愛のかたちっていうのが一番好きなのだ。

しかし、「柔肌天使」も「贅沢な骨」も共に風俗嬢が○○映画。「贅沢な骨」なんかは凄くピンク映画と近いものを感じたけど、監督のセンスによってこんなにも違う世界が展開するのか…ということをつくづく思ってしまった。

11月27日

仕事の後、丸の内プラゼールで「リベラ・メ」を観る。
メジャー系でやる大作の韓国映画は割といつも驚かされるけど、今回もそのアクションシーンの凄さには驚く。同じアジアでなんで日本はこういうもの作れないのだろうっていつも思う。
まぁ、映画自体は普通。そこそこは楽しめた。

11月26日

ということで、まずはPG入稿。久しぶりに作った充実感が大きくて、本になるのが珍しく待ち遠しい。楽しみ。

それからシネリーブル池袋1で「薔薇の婚礼」を観る。
MALICE MIZER主演映画で、ドラキュラをモチーフにした、映画とはいえ割とバンドのコンセプトと近い映像作品。のはずなのだが、とにかくマリスミゼルそのものが魅力的に映ってないことに愕然。サイレント仕立てにしたのはいいとして、映像に拘るなら字幕の字体一つにも拘って欲しい。メンバーそれぞれの撮り方も同じようなカットばかりだし。なんだかなぁって感じ。

それから仕事の外回りで池袋、東中野、六本木と回って劇場へ。
遅番で仕事。

11月25日

早番で仕事、というところだが、今日は他の人と変わって休み。日曜日が休みというのはどうも違和感あるし、あまり好きじゃないけど、残っているPGの作業を今日一日でかたづけてしまわなくてはならず、ちょうどいいタイミングの休み。
大体の大枠は全て出来てるので、細かな作業などをコツコツ続ける。
そんなうちに、井戸田さんから「今夜万波と会うのでよかったら来ない?」との連絡。まぁ夜までには作業終るだろうと、とりあえず行くことにする。

で、出かけるギリギリの7時くらいに無事全て終了。今月号はいつもの倍の64ページ。改めて見ると凄いな。
それから新宿で万波さんと合流し、新井薬師へ。井戸田さんの家の近くの、以前も登場した佐々木ユメカ似のウェイトレスさんがいる中華屋、錦流で3人で呑んで食べる。やっぱりここの中華はおいしい。場所柄気軽に行けないのが残念だけど。
もう一軒別の店に行って、11時半くらいに解散。
万波さん東京へ来ると、すっりこのパターンになってしまった。なんか恒例の忘年会みたいなもんですね。

11月24日

昼からPG薔薇族ツアー。世界傑作劇場で「浮気なぼくら」「ビースト・シャドウ 暴行の爪痕」。
基本的にツアーは日曜日の夕方やってるのだが、やはり夕方というのはいつもそこそこ人が入ってるので、思うように席が取れなかったりする。でも、土曜日のこの時間帯だとお客さんも少ないので、固まって席を取るのも容易。今日も最前列1列、ちょうど埋まるほどの人数で一安心。これからは基本を土曜日にするか…。
「浮気なぼくら」 吉行由実=今泉浩一脚本ならではのゲイの自然体な姿が清々しく描かれているのは相変わらずだが、物語が時間限定の話になっているせいか、今一つ過去の作品にあったような弾けた感じがなく、吉行作品独特の個性というのもあまり感じられず、吉行作品として最も平凡な作品に終わったのが残念。一年半ぶりの久々の新作というのに…。
「ビースト・シャドウ」 謎めいた一枚布の暴行魔をめぐるサスペンスもの。暴行魔役の柳東史の存在感か際立って、そこそこ楽しめる作品にはなっていた。

それから参加メンバーの何人かで軽くご飯食べて解散。僕は仕事へ。
今日はレイトの「時の香り」初日。ウチもついにアイドル映画か…。
で、今日は初日舞台挨拶。吹石一恵ってどれだけの人気があるのか、誰も予測できなかったけど、整理券配布の朝10時半の段階でキャパの半分近くの70人くらいが並んだという。まぁ、幸先のいいスタートという感じか。吹石ファンだけでなく、普通の映画ファン、関係者なども交じって、最終的に開映前に立ち見も含めてチケット終了という快挙。舞台挨拶後の映画上映だけ、という人も含めて、開映時には入場止め状態にまでなる。凄い凄い。
みんなあまり興味を示してなかったフッキーも、生で見た途端「本物は凄くかわいい」と絶賛。しかし、僕は受付の方の対応に追われてたので、挨拶一切見ること出来ず。見たかったなぁ。まぁ、来月またイベントで来るからいいか。
久しぶりの大混雑ぶりで、入場の整列もやや戸惑い気味で、入場も決してスムースではなく、いろいろ改善の余地ありという課題を残し、とりあえず無事終了。
映画祭フィルメックスのスタッフの人が「余ってしまったのでよかったどうぞ」と持ってきてくれた吉牛やらカレーやらをみんなで食べつつ、終電ギリギリで劇場を出る。
なんか今日は疲れた。

11月23日

東武動物公園に行く。
昔、宇都宮にライヴ行く時は東武線を使って行ってたりしてたことや、日比谷線に乗ると東武線乗り入れの動物公園行きなんていうのがあるので、あまり遠いイメージってなったのだけど、いざ行ってみると結構遠い。
新宿から埼京線で大宮へ、そこから東武野田線でクレヨンしんちゃんの住む春日部、更に伊勢崎線に乗り換えて動物公園と、結局1時間半くらいかかった。

ここは都内近郊の動物園にしては珍しく、動物園と遊園地が一緒になってる。で、たまたま入った入場口が遊園地側で、何となく乗り物券5枚付きのチケット買ってしまったので、最初に適当に乗り物に乗る。コースターなどの絶叫系はあまり得意じゃないので今日はパス。でも、ここのコースターなんか凄そう。
それから動物園。”大きなネコのゾーン”という、ライオンとかトラとかがいっぱいいるところが楽しい。
しかしここ、さすがに動物園と遊園地が一緒になってるだけあって、メチャメチャ広い。動物園を見終える頃にはもう閉園間際で空も真っ暗。で、動物園側の出口からは駅までのバスが走ってないので、そのまま反対の出口まで後戻り。ただ歩くだけで30分くらいかかった。

11月とは思えぬ暖かさも、さすがに夜になるとこの土地は冷えてきた。寒い。

11月22日

遅番で仕事。
一昨日、「アメリ」の前売券届いたので、昨日から配券回りに出かける。なんといっても初日まで10日もない。急遽決まったとはいえ、こんなに時間ないのは初めてのこと。でも、ウチの劇場でも売り出してからの売れペースが凄く早くて、幸先のいい出足。
シネマライズでは初日・2日目動員の新記録を作ったそうだし、楽しみなのと凄く忙しくなりそうな不安も抱えつつ、まぁやっぱり楽しみ。
今日は渋谷地区劇場と恵比寿回る。

今週は日曜日から映画祭「東京フィルメックス」の上映会場になっていて、今日は岡本喜八特集の「殺人狂時代」の上映。
で、なんと天本英世さんがゲストとして来館することに。
9時頃に直接劇場に来ますということだったのが、8時半に社員の内屋敷さんが来たところ、入口前に天本さんが既に現れていて、慌てて声を掛けたという。「早く来すぎちゃったよ」という天本さん。で、映画祭スタッフの人が近くの喫茶店に同行し待機。
基本的に映画祭上映時は向こうのスタッフが全てを仕切るので、僕らの仕事は通常の上映の締め業務が終わった段階で終了なのだが、舞台挨拶のビデオ撮りの役を与えられたのでそのまま残る。でも、映画祭スタッフが割と大人数いて、動員も凄くいいわけでもなかったので、入場などの手伝いをすることもなく、挨拶まで居場所もないという感じで裏口に待機する。そんなうちに予定より5分早く、舞台挨拶始めますということで、慌てて場内へ。
天本さんの岡本作品を思い出を語る挨拶は場内を湧かせた。
本当は「殺人狂時代」見させてもらおうかとも思ってたのだが、結構混んでいたので断念。ゴミ捨てなど、いつもの業務を手伝って、いつもの遅番の上がりと同じ10時半くらいに退社。
しかし、映画祭ってやるの初めてだったけど、一番見やすい席を関係者席として確保してしまうのはどうだろう。一応お金取って上映したるんだから…。

11月21日

仕事の後、新宿プラザで「エポリューション」を見る。
この劇場でやる映画だし、大掛かりな宣伝もしてた割には意外とB級な感じがした。派手な盛りあがりがないのに物足りなさは感じつつも、B級っぽいテイストは割と好きかも。まぁまぁ楽しめた。

夜、リキッドルームでLaputaファンクラブ・イベント。
ファンクラブ・イベントというと、だいたいは会員限定ライヴというのが多くて、Laputaも過去に行ったのは限定ライヴ。僕が会員になってからは、3年前に同じこのリキッドルームでライヴが行われた。
今回は事務所移籍でファンクラブ自体が新しくなったということもあって、イベント内容も一新。
まずはボーカルakiとベースのjunjiによるトークから幕を開け、続いてはLaputaのスタッフ達によるコピーバンド、モチータのライヴ。
コピーバンドといっても、一曲まるまるを演奏したのは2曲ほどで、あとはイントロだけだったりで、計約30分のステージ。リーダーでドラムを担当するモッチーの軽快なトークを挟みつつ、意外としっかりした演奏で観客を楽しませた。
次はメンバーのヘアメイクさんによる、コスプレのコーナー。選ばれた女の子がメンバーのメイク同様にコスプレしてもらえるというコーナーだ。別に自分では化粧しないので、細かいことを言われてもよくわからないけど、具体的な使用化粧品の説明に至るまで、聞いてると意外と面白かったりするもの。
そしてラストはLaputaによるライヴ。今回は特別な試みで、事前に投票されたリクエスト曲のベストテンを10位から1位まで順に演奏するという”カウントダウン・ラピュータ”。メジャー以降の曲が対象とはいえ、やはり比較的初期の曲に票が集まるんだろうなぁと予想しつつ、やっぱりライヴでやるのは久しぶりな、貴重な曲ばかりが次々と飛び出してくる。久々の曲プラス、ライヴで定番の曲、という感じで、まぁもう2度とないだろうと思える10曲の並び。ホント、貴重なライヴだった。

11月20日

仕事の後、恵比寿ガーデンシネマ2で「テルミン」を見る。
ここ2、3年くらい好きなバンドでテルミンを取り入れてることが目立って、そんなこともあってこの映画も結構興味があったのだけど、基本的にはテルミン博士と楽器テルミンをめぐるドキュメンタリーということで、思いの他いい映画、という感じでもなかった。楽器自体が作り出す、独特の音の世界というのは改めて魅力は感じたけど。

それから渋谷に移動して、某映画会社&ビデオメーカーの人と会う。ピンク映画絡みのとある企画に関して、ちょっと協力をして欲しいということで、色々と話をする。来年、ちょっと面白そうな展開がありそう。

11月19日

昼過ぎからPGの作業。細かい作業をコツコツやりつつ、夕方一時中断。
小林悟監督のお通夜へと出かける。
どうしても葬式というのは死があまり実感できない。今日は特にそれほど長い時間いなかったということもあるだろうが、本当にあっけないものだ。
知ってる映画関係者の人何人かと顔を合わせ、池島さんにPGの原稿をもらい、斎場を後にする。
家に戻って、再びPGの作業。
自分の連載ページを一気に書き上げる。小林監督のことを書きたかったというのもあるけど、一応最終回ということで、自分とピンク映画の関係の再確認とでもいうような内容。いつもあまり内容とか深く考えずに書いてるけど、今回は最初にイメージしてたものに自然と近づいた。珍しく自分でも納得できる出来かな。

11月18日

早番で仕事。

夜、ON AIR EASTでBRAIN DRIVEライヴ。
イーストというと、昔のブレ・ドラのラスト・ライヴを行ったところ。あれも11月だった。94年だからもう7年も経ったのか。早いな…。
そういう特別な意味を持つ場所ではあるものの、今日のライヴ自体はそんなノスタルジーも何もなく、いつもと変わらないライヴ。
ニュー・マキシ「DIGITAL CRAZY KONG」然り、一時期生音重視になったサウンドも再びデシタル色の強いものに変化してきた。最近の曲のアレンジもどんどん変わってきて、いい感じになりつつある。
前回のワンマン同様、2部構成という形で2時間強に渡った充実の内容。今年はこれで最後か。残念。

11月17日

ゆっくり寝てようと思いつつも、今日は重要なライヴチケット発売があるので、9時半くらいには起きる。
とりあえずチケットはゲット。それから少しのんびりした時間を過ごしつつも、お昼食べたらもう仕事に出かけなければならない。今だに慣れないな、1時半出勤って。

仕事中、というかたまたま休憩を取っていた時間に、珍しく井戸田さんが劇場に訪ねてくる。「みちさんとのストリート・ライヴを有楽町でやろうと思ってるんだけど、どこかいい場所ないかな」ということだった。
まぁ、僕は仕事は夜までなのでそれは見に行くことは出来なかったけど、その後二人が浅草のジャズ喫茶がらんに移動したので、僕も仕事終わってから顔を出す。
新しいバンドやろう、なんていう話も出つつ、「僕も来年は音楽活動に専念するって宣言してるから」と、「ギター弾けるようになる宣言」をする。本当に弾けるようになるのか。
そんなこんなで11時くらいに解散。
12月30日にはKGBのメンバーのユニットで正式なライヴも決まったそうなので、興味ある人は見に行って下さい。

11月16日

一日PGの作業。
次号のPG、月頭他のことでバタバタしてて、それが終わるや福岡・大阪行って帰ってきて、結局先週末くらいから作業を始めたので、いつもより進行がやや遅い。まぁ、単純にページが多いというもあるし、今の仕事のシフトが、早番が朝早いので前夜はあまり夜更かしできず、遅番でも入りが1時半と結構早めなので、仕事前に少しPGの作業を…なんていうやり方も出来ず、というような時間の使い方がいつもよりうまく出来ていないことなど、いろいろなことが重なってしまってるというのがその理由。まぁ、そんな状況なので、今日は気を入れて、本当にまるまる一日という感じで作業する。
インタビュー原稿も皆さんのチェック原稿が戻ってきたりしているので、それをレイアウトしつつ、だいたい形になってくる。
特集としては珍しく、作り手ではない人たちのインタビューが5本も載っているという、そういういつにない新鮮さということもあるのだろうが、並べてみると結構面白いなぁと実感。やっぱりこの特集やってよかった。遠くに行ったかいがあったなぁ。
深夜3時くらいまでで一段落したのでとりあえず終了。結構時間費やした割には、まだまだ完成にはほど遠い。でも、今回の号、自分としては結構充実感を感じる。完成楽しみだ。

11月15日

遅番で仕事。
今週は来週のフィルメックス上映作の試写(フィルムチェック)を毎日やってるのだが、なんだかんだとずっと見ないままでいた。で、今日の「デルバラン」は来年ウチで本公開をやるということもあって、とりあえず見ていく。
苦手だろうなぁと思いつつ、やっぱり苦手だったジャリリの映画。いい映画なのかどうかもちょっと言葉に出来ない。力強さは確かにあったけど。

試写終わってから、社員の松永さん、映写のAさんと共に近くのビックカメラへ行く。なぜかというと、今夜12時からWINDOWS XPの発売があり、ビックカメラではセレモニーイベントに乙葉が出演する。で、乙葉大好きのバイトのT君が、遅番の仕事終わった9時頃から店に並んでるのだった。しかも、乙葉と握手するためにXPまで買ったというから恐れ入る。いくら握手とはいえ2万とか3万するものでしょ。凄いな、その気合は。
そんなわけで11時半頃に店に行くと、なんとT君、5番目くらいに並んでいるではないか。その時間からセレモニーは始まるも、乙葉は到着が遅れてるということだったので僕らは一端引き上げ、12時前に再度店へ。その頃にはすでに人もいっぱいになっていて、残念ながら乙葉をちゃんと見ることは出来ず。
12時5分くらいに、乙葉と握手して大喜びで出てきたT君を捕まえる。そんなこんなで、みんな電車もなくなるのですぐに解散。

ちょっとしたお祭り騒ぎの夜も束の間、家に戻ると「小林悟監督死去」のFAXが…。

11月14日

仕事の後、映画見に行く。まずは丸の内東映で「GO」。
よかった。在日という人種の問題を決して押し付けがましくもなく、ごく普通の青春映画としてさりげなく提示してくる。ちょっと気恥ずかしいようなラブストーリーも、窪塚洋介のナチュラルな存在感においては、なんだか凄く自然体なドラマになってしまうから不思議だ(「ストロベリー・オン・ザ・ショートケーキ」もそうだったけど)。しばらく映画の出演も続くようだし、浅野忠信なんかに続く、若い手映画俳優としてこれから大ブレイクするだろう。

続いて丸の内ピカデリー2で「クローン」。
フィリップ・K・ディック原作ということで興味を惹かれて見てみたものの、原作は読んでないとはいえ、映画自体の出来はあまり良くない感じ。主人公が追い詰められて、謎を究明していくというストーリーそのものは面白いと思うし、前半のテンポの良さとかも惹かれるものはあったけど、見終わった充足感はほとんどなかった。

それから職場に戻って「アメリ」試写を見ていく。
ジャン=ピエール・ジュネの映画って「エイリアン4」しか見てない。
なのでこの人の独特の世界観というのは過去の作品と比較は出来ないけど、そのイマジネーション豊かな世界というのは本当に凄い。冒頭のアメリというキャラクターを観客に伝えていく目まぐるしいまでの展開に、これで2時間続いたらちょっと辛いなぁと思わせつつ、適当なところで本ストーリーに入っていく。可愛いラブストーリーと一言で語れる映画ではあるけど、結末に至る様々な仕掛けの一つ一つが本当に楽しい。
素直に面白かったといえる一本。なんか、女の子が大好きって言いそうなテイスト満載。これ、絶対お客さん入る。という確信持てる作品って意外と少ないけど、これは本当にそう思わせた。とりあえず今週土曜のライズ初日が楽しみ。

11月13日

仕事の後、新東宝へ宣材をもらいに行く。
上野組「新・兄嫁」はP1ガールの一人、宮川ひろみさんが主演。正直、最終日しか行かなかった僕には彼女の印象は特にないけど、しっかりポスターにもなってて、映画ではどんな女優ぶりを見せてくれるのか、ちょっと楽しみになった。

夜はPG作業。
相変わらずテープ起こしが続く。さすがに5つの取材分があると時間がかかる。

11月12日

先週の代わりで今日は早番で仕事。

その後、赤坂に猫の写真展見に行こうとするも、行ったら休みだった。そうか、写真館とかって月曜休みのとこ多いよな。

夜、銀座シネパトス1で「セーラー服と機関銃 完璧版」を見る。
この映画、通常版をビデオでは見た事ったけど、劇場で見るのは初めて。
それにしても、薬師丸ひろ子はクレーンで吊るされるしレイプされそうになるし、人気絶頂のアイドル映画とは思えぬ展開。だからこそ得られた女優・薬師丸ひろ子の人気だったのか?
それほど傑作というほどの作品じゃないかもしれないけど、これ以降結構思い入れあった角川映画だということもあるし、80年代初めの空気を思い出させてくれたり、いろんな意味で胸に痛切に残る映画だった。あのラストシーンはちょっと忘れられない。

11月11日

早番で仕事。
3日続けて仕事休むと凄く久しぶりな感じがする。
まぁ、でも留守中特に変わったこともなく、相変わらずの一日。

仕事終えてそのまま家に帰り、PGの作業ボチボチと進める。

11月10日

今日は仕事休みを取っていたので、少しゆっくりしたい、ところだけど、来月号のPGの作業をまだほとんど手をつけてなかったので、午後から作業をはじめる。まずは取材を回ってきたテープ起こし。

夜は下北沢CLUB QUEでHAMLET MACHINEライヴ。
昨日のインストアに続いて、今日は普通のワンマン。
もともとこのユニット、いつもお客さん結構入ってたけど、今日は最高の入りじゃないだろうか。本当に身動きできないほどの超満員。やっぱりCD出すと動員も違ってくるのか…。
で、変わったのは動員じゃなくて、お客さんのノリも全然よくなってる。CDに入ってる曲はライヴでやってる曲の半分くらいなので、全部が全部みんなの耳に馴染んでるってわけでもないだろうけど、CDに入ってる入ってない関係なしに、どの曲も以前のライヴより全然盛り上ってる。いい感じになってきたね。
今年のライヴもあと何本かあるけど、残念ながら見れず。でも、次はハコも大きくなるのかな…。

11月9日

ライヴ後、梅田へ戻り、そのまま東梅田日活へ。
この日は万波氏がオールナイト勤務なので、挨拶がてら顔を出す。ということもあったけど、この日はホテル取ってなかったので、ここで始発までいてそのまま帰ろうという魂胆もあった。
彼が東京に来た時は割と会ったりするので、年に一、二度は会ってるけど、こっちで会うのは初めて。なんだかんだといろいろ話ししつつ、3時近くになったので映画を見せてもらいに場内へ入る。
「人妻不倫恥態 義母・未亡人・不倫妻」 しのざきさとみ、小川真実、佐倉萌の女優3人が手掛けたオムニバスという話題作の一本。しかし、しのざき、小川パートは単なる平凡なピンクにすぎない。最後を飾る佐倉萌パートだけが、独自の世界観をつくりあげようとする”演出”が存在していて目を引くものはあった。しかし、しらとまさひと演じる主人公が3人の女と次々関係を持っていき実は3人が○○だったというオチに至るそのストーリーは、はっきり言って強引であり、彼とそれぞれの女のセックスを見せる以上のドラマがない。せっかくの佐倉萌初監督でありながら、こんな枠に押し込めてしまうのは勿体無い。きちんとした形での監督作をぜひ実現させて欲しい。
「うす濡れパンティー」 里見瑤子と関根コメティのノリというのは意外と合ってるなぁという感じはするのだが、なんだかあまり笑えない。このノリの関根コメディもちょっと飽きてきた。
東梅田日活、それほど大きい劇場ではないけど、椅子がゆったりしてて見やすいし、音も比較的良くて、ピンク映画館としては申し分ない。でも、考えてみたら夜中のピンク映画館で映画見るのって初めてかもしれない(ロマンポルノはあるけど)。大阪だっていう事実もあるけど、なんだか妙な時間だった。

そして大阪を後に、新大阪6時始発の新幹線で東京へ。
家に帰って、そのまま昼過ぎまで寝てる。

夜、タワーレコード渋谷店でHAMLET MACHINEインストア・ライヴ。
ライヴずっと見てきて、ライヴでしか聴けなかった曲がようやくCDになる。昔もっとインディーズバンド観ていた頃はよくあることだったけど、CDも出してないようなバンド観ることもここ数年はほとんどなかったので、そういう喜びっていうのも久しぶりに味わった。
で、そのミニアルバム発売記念のインストア・ライヴ。
短い時間ながら、いつもながらのライヴではあったけど、なんだかメンバーのテンションやたら高かった気が。明日のワンマンライヴも楽しみだ。

11月8日

昨夜は1時半頃ホテルに戻り、軽くシャワー浴びた程度で2時過ぎには寝る。
で、今朝は9時過ぎに起き、チェックアウトの10時にはホテルを後にする。
今日は大阪へ。
とりあえず少し時間に余裕があるので、適当なラーメン屋(やっぱり博多来たら食べないとね)でラーメン食べて、お土産など買って新幹線に乗る。

2時過ぎには大阪に到着。待ち合わせの4時までファーストキッチンで時間潰して、それからぴんくりんくの太田さんと合流。
東梅田日活に顔出してお土産渡し、それからすぐ近所にあるENKの事務所の控え室で取材させてもらう。
ピンク映画をめぐる活動では、今や全国で一番熱いと言われる関西。次々と仕掛けていくぴんくりんくもまだ2年くらいの活動歴だというのに大したものですね。
途中、吉峰さんも合流して、取材後はいつものバカ話。6時過ぎになったので、僕ライヴ会場への移動のため事務所を出る。
建物を出ると、ヴィジュアルっ子達が続々と集結。そう、今日はバナナホールでLaputaのファンクラブイベント、ON AIR OSAKAではPENICILLIN、そしてZepp OsakaでSUGIZOと、大阪の街がヴィジュアルっ子たちで溢れ返っていたのだった。ちなみにバナナホールってENK事務所のすぐ近くらしく、しかもLaputaはファンクラブイベントってこともあってか気合の入ったコスプレイヤー達がいっぱい。太田さんも吉峰さんも目が点になってた。

二人と別れ、地下鉄でZepp Osakaへ。SUGIZO主宰のイベント「A.D.2001」。
来年公開されるSUGIZOが主演・音楽を務めた映画「SOUNDTRACK」のプレ・イベントという意味合いもあったものの、実際には4年前に行ったソロ・イベント「ABSTRUCT DAY」の2001年版というもの。SUGIZOが主宰するレーベル、EMBRYOのアーティスト達のライヴとDJプレイという、どちらかというとクラヴっぽいイベント。
ライヴパートでまず登場したのは、HAL FROM APORRO。このバンドって結構昔から名前は知ってたけど、聴いたこともないしどんなバンドかも良く知らなかった。女の子ボーカルのバンドなんだね。あまり女ボーカル自体が好きじゃないということもあって、特に好きって感じの音楽じゃなかったけど、割と楽しいムードのまま突っ走った30分あまりだった。
次のバンドはHONEYDIP。このバンドはちょっと驚いた。延々ノイズっぽく鳴り響くギターのスペイシーな心地よさ。割と自分がよく聴く激しい音とか、そういうのとは全く異なったサウンドながら、なんか凄く魅入られてしまった。このバンドは注目ですな。
そして、再びDJを挟んで、最後のステージとなるのは、SUGIZO&SPANK YOUR JUICE。MCで「俺の新しいバンド」と紹介されたのがこのバンド、LUNA SEA終幕後、全メンバーがソロとして活動を続ける中、SUGIZOが選択した”バンド”という形態は驚きだった。4年前のアルバムからの曲も演奏されたものの、中心になっていたのは新曲。終幕後、ソロとしての単独音源はまだ発表されてないけど、その断片を垣間見せてくれた。隆一、INORAN、J、真矢と、それぞれがソロを発表したりあるいはライヴを行ったりという中、結果的に一番最後にステージに戻ってきたSUGIZO、他のメンバーもみんな凄いなぁって思わせてくれるけど、やっぱりこの人も凄い。まさに唯一無比の存在。
ある程度予想はしていたけど、かなり長時間に及んだこのイベント、終ったのは11時過ぎ。
で、駅まで歩いていったら、東京で言うゆりかもめみたいななんとか線「最終電車発車でーす」という声が響き、慌てて飛び乗る。危うくこんな知らない土地、しかも何もない町で置き去りにされるところだった。

11月7日

早番で仕事。今日は映画サービスデー。
しかし、「みすゞ」は”ベスト・プライス”作品という、当日1300円の値段設定になってるのと、もともとシニア客が結構多いということもあってか、いつもの1.5倍くらいの感じで、それほど大混雑という感じでもない。そりゃあ、月に一回しかない日に1300円の映画を1000円で見るより1800円の映画を1000円で見るよな。

少し仕事を早く上がって、そのまま福岡へと旅立つ。
久しぶりの飛行機。高3の夏に北海道行った時以来だから10年ぶり以上か。
しかし、飛行機ってなんか窮屈な感じがするし、何より飛行中の音がうるさいのでゆっくり眠ったりすることも出来ず、あまり快適ではなかった。まぁ、でも、東京→福岡がたった1時間半程度でついてしまうのだから、やっぱり凄い。

で、空港から地下鉄で数駅、祇園という駅に降りてホテルに行き、とりあえず荷物を置く。
それから今回の目的地、福岡オークラ劇場へ。
ここへ行くのは去年の夏以来、二度目となる。ここは祇園の隣の中洲川端という駅にあるのだが、ホテルがその二つの駅の中間くらいなので、歩いていっても10分ほど。で、歩いて行ってみたはいいが、もう暗くなっていたせいもあって、なかなか劇場にたどり着かず、結局30分くらいかかってしまった。
檀支配人、永吉さんと久々の再会。で、さっそく今回の目的であるPG用のインタビュー。
劇場の人ならではの、お客さんとピンク映画という関係を見つめた、結構シビアな意見もポンポン飛び出す、これもまた興味深いインタビューとなった。
インタビュー終える頃にはもう劇場閉館の時間となっていたので、お客さんのいなくなった場内を軽く見せてもらう。席数の割には意外と広い、ゆったりした感じの場内。今度ここに来る時は映画も見てみたいな。
で、檀さんからのお誘いで、近くの飲み屋でご馳走になる。博多名物なのか?、焼ラーメンなるものがちょっと変わってておいしかった。
途中、檀さんが連絡してくれた、ホームページ”STMF 福岡で映画を見よう”のコウジさんも参加。深夜1時近くまで飲む。
楽しい時間でした。

11月6日

早番で仕事。
昼過ぎ頃、本社の興行担当の人から社員の松永さんへ電話。突然の決定「12月1日から『アメリ』上映」。
もともとシネマライズで来週から公開と決まっていたこの作品、急遽拡大公開ということになったのだった。
スタッフ間ではいろいろブーイング起こったりもするも、個人的には割と楽しみな映画だから自分のとこでやれるのはちょっと嬉しいし、恐らく大ヒットするだろうこの作品、興行的にはそれほど心配はないし、というようなことで別に文句はない。
まぁ急に決まるといろいろ動かなきゃいけないこともあって、なおかつ公開まで日がないので、それまで慌しくなるのは必至だけど、暇よりはいいだろう。
しかし、ジャン=ピエール・ジュネにデビッド・リンチと、ウチもついにオシャレ映画館の仲間入りか。

仕事終って映画観に行こうと思っていたものの、退社数分前に送り手配をしなきゃいけない新作のチラシが届いてしまったので、そのまま残業していく。6時過ぎまで仕事して、そのまま家に帰る。

11月5日

シネスイッチ銀座で「リリイ・シシュのすべて」を観る。
大好きな映画だけど、凄く嫌な映画。とにかく観てる間、重々しくて辛かった。
14歳のリアル。本当に今の14歳をリアルに描いてるのか、というのは正直わからないし、そこを突き詰めるひとも別に必要ないだろうが、人間の感情のリアルを伝えているのは確かだ。
イジメとか援助交際とかレイプとか、中学生たちの中で行われる行為をただ事象的に並べただけでなく、その感情が封じ込められているからこそ、こちらの感情も否応なしに動かされてしまうのだろう。
リリイ・シュシュという存在がリスナーの心を救済する存在に成り得ながらも、この映画そのものは安っぽい救済は提示しない。その辺のスタイルも素敵だ。

11月4日

仕事の後、上野オークラで「美咲レイラ 巨乳FUCK」を観る。
堅物の仕事人間と淫乱女の二重人格をめぐるコメディ。美咲レイラが思いのほかそのキャラクターを楽しんでいてそこそこ楽しませてくれるが、もっと2つのキャラのメリハリがあった方が面白かったのでは。

それから新宿に移動し、PG用の現代映像研究会インタビュー。
松島氏、永井氏、キャメラマンの松本氏と、主要メンバーが揃う。今回はスチールは特にお願いしなかったものの、たまたま仕事帰りで器材を持っていた松本氏のキャメラが二人を捉え、ちゃんとスナップ写真まで撮ってしまう。ピンの特集じゃないんだから、写真はそんなに必要ないんだけど…。
で、取材自体は、まぁ酒を飲みながらということもあって、楽しくもあっち行ったりこっち行ったりの、どこかまとまりない話。でも、核心は結構大事なことをしっかり言ってる。あとは僕の構成次第か。
現代映像の拠点、ションベン横丁の店を二軒ハシゴして、終電ギリギリで解散。

11月3日

送りの分のPGが午前中に届き、さっそく発送作業。
そして配本回りへ。上野オークラへ行ってから、職場に出社して、外回りの仕事と配本を兼ねてもう一度出かける。
中野、三鷹、神保町、仕事の方で東中野と回る。今月号はページ数が多いのでいつもよりやや重めなのと、何より雨がどんどんひどくなってくるので、途中から結構つらくなってくる。しかも、中野ではP1用に納品してた分のバックナンバーの返本もあったので、帰りもやっぱり重い荷物のまま。疲れた。

仕事の方では、今日からレイトで「ロッキー・ホラー・ショー」。
4年前にウチの会社が再上映権を買って上映したとき、とにかくやたらお客さん入った。上映時にパフォーマンスするファンクラブの人達がほぼ毎夜のように来てたとはいえ、2ヶ月くらいやってて週末の金曜土曜はいつも満席だったくらい。で、一端終了日を出してから、急遽上映一週間延ばしたりしたほど。
そうやってお客さん入ってくれるのは有難いけど、パフォーマンスによるコメやら紙ふぶきを僕らが毎晩掃除機かけていかなきゃいけないのでとにかく大変。まぁ、それ以外にもいろいろあったりして、劇場スタッフとしては二度とやりたくないくらいの気持ちにもなったけど、なんだかんだとまたウチで定期上映が始まることになってしまった。
まぁ、でもお客さん入ったらいいなくらいに、それほど嫌な気持ちもなく迎えた初日。
4年前にもよく来てたファンクラブの人達、相変わらずなんですねぇ、なんて思いつつも、お客さんの入り自体は思ったほどでもない。まぁ、今回は前回みたいに久々のリバイバルということでもないし、大々的に宣伝してるわけでもないので、妥当な数字しいえばそうだけど、なんか妙な肩透かし。
で、映画終って、また掃除かぁと思って中に入ってみたら、僕らを悩ませたコメ粒が一つもない。
なんで?思ってると、ファンクラブ曰く「コメは痛いから」というのを誰かから聞いた。そんなんでいいのか?
とりあえず上映は今日から1週間、その後は毎月第2火曜日の定期上映となるので、今週もう遅番がなく、火曜の遅番にも当たってない僕は以後この映画に立ち会うことは基本的にはないのだった。なんかあっけないな…。

11月2日

PG印刷が夕方に上がってくるので、4時をメドに王子の印刷屋まで取りに行く。
とりあえず100部受け取り、そのまま配本回りへ。
池袋、新宿を回り、時間に少し余裕があったので下北沢まで足を伸ばすも、フィクショネス休み。基本的に月曜日か定休日だけど、ここは時々突然休むことがある。知らずに行って開いてなかったこと、これで3度目くらい。無念。

それからSHIBUYA-AXでTHE MAD CAPSUKE MARKET'Sライヴ。
今や夏のロックフェスには必ず顔出すけど、マッドはアルバム出た時しかツアーやらないので、ライヴ観るのは1年半ぶり。前回はオープニングアクトに1〜2バンド従えての、ある意味らしい形のツアーだったけど、今回は完全なワンマン・ツアー。
今回のアルバム「010」、相変わらずカッコイイものの、ちょっとポップになりすぎたかな、という感じで個人的には前作「OSC-DIS」−には及ばないという印象。そんな思いのまま迎えたツアー初日。
確かに楽曲的にはそういう印象変わらないけど、ライヴ自体は別にそんなこと関係ないって感じの、相変わらずただただ気持ちいい空間。モッシュ系のノリって結構ウザったかったりするけど、そういうのも気持ちよさに変えてしまうくらいの、なんかいい空間だった。
でも、いつもながらやっぱりこのバンド、ライヴは1時間弱。その時間の密度は濃いけど、終ると本当にあっという間で、前回のツアーみたいに他のバンドも出ないので、会場にいる時間が非常に短い。ま、それもマッドらしい時間か。ツアー最後のZeppまで2ヶ月以上。次まで長いな。

11月1日

遅番で仕事。
今週は遅番といっても1時半出勤なので、ちょっといつもと生活パターンが違う。
出社してすぐ外回りで渋谷を回る。今日はイメフォがないので少し楽。
戻ってみると、遅番勢が慌しく外へ買い物に行ったりきたり。そう、今日、元宝塚1000デイズ劇場の跡地にソフマップと無印良品がオープンしたのだ。松永さんが「ソフマップでDVD2000円で売ってる。「シュリ」とかあるよ」とわざわざ携帯で電話くれたりしたので、さっそく入ってみる。さすがにオープン初日だけあって人の入りは凄い。それに、ソフマップって秋葉原とかのもっと雑多なイメージがあったので、ただっ広いワンフロアに整然と展開された売り場にはちょっとびっくり。
で、そのDVD売り場に行ってワゴンセールの特価商品見ると、映画だけじゃなく、ソソられる音楽ソフトが幾つもある。黒夢、SADS、OBLIVION DUST、CRAZE、INORAN…5枚のDVDを1分もしないうちに手に取ってた。
で、「買っちゃった、買っちゃった」と職場に戻るや、「シュリ」は?と聞かれる。音楽ものに目を取られてすっかり忘れてた。
無印も都内最大規模だっていうし、有楽町もちょっとは楽しい町になってきた。

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