英語の鬼

「英語の鬼」製作者のプロフィール


・語学留学(独学中心)1年(1999〜2000)。
・英検準一級、TOEIC915点。
・趣味は「英語の訓練」。登山。
・仕事は通訳と英会話講師。

上記のプロフィール(私の英語力の指標)はこのサイトで述べていくこと(あくまでも私個人の考え)に説得力をもたせるためには不十分だと思います。しかし、「英語ができる」という実力を測る方法は様々です。たとえば、私がプロフィールに「日本語のほとんど通じない外国人と一年以上交際し、同棲している」と加えたなら「英語が相当できるに違いない」と思う人は多いでしょう。ただし、落ち着いて考えると「外人の友達がいる=英語が話せる」や「英語の先生をしている=英語がペラペラ」などといった等式は必ずしも成り立ちません。日本語の上手な外国人もいますし、英語の先生といっても翻訳専門ならペラペラである必要は無いかもしれません。そもそも「ぺラペラ」なんて一体どういう基準で判断するのでしょうか?

基本的に日本のいわゆる「英会話」の世界はあいまいで、日本語でもまともに自己紹介できないのに英語で自己紹介に取り組んだり(ペラペラを夢見る)、「空が飛べたらいいな」のノリで「英語が話せたらいいな」と考えて英会話教室に通い始める人が多いようです。もちろん趣味としてその場限りのお楽しみを求めている人に対しては文句はありませんが、努力も試行錯誤もせずに「英会話教室に通いさえすれば(金さえ出せば)」英語が上達すると考えている人には声を大にして言いたい。

「金で英語の力(特に会話力)は買えない。」
「自分で勉強しなければ、週に一回英会話学校に通っても永遠に伸びない(週二、週三通いでも同じこと)。」

ボクシングの軽量級で試合をしたければ「減量」が必要です。減量が嫌でいつまでも走りこみや縄跳びを避けていたらいつまでたっても正式な試合にはでられません。英語も同じです。地道に語彙を増やす為に辞書を引きながら英文を読んだり、音読や最低限の文法知識や構文・決まり文句の暗唱なしに「英語が話せるようになる」なんてことは絶対にありません。この辺は同時通訳の神様ともいわれる国弘正雄さんの名著「英語の話しかた」などを読めば、目が覚めて「こんないい加減な態度じゃ英語は身につかないな」とあきらめる人も出てくるでしょうが、ダラダラお金を無駄にするよりははるかに建設的です(週一のお楽しみ時間を求めている人は除く)。もちろん常に肩肘張って英語に取り組む必要もありません。そもそも英語が好きであれば、あとは「好きこそ〜」だと思います。

このサイトでは、私が今も(好きだから)続けている勉強法やオススメの表現集、役に立つ情報源などを紹介していきます。

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