主演/滝沢 秀明

あ ら す じ あ ら す じ
第1話  剣道部に所属する、高校3年生の直(滝沢)は、
お好み焼き屋を切り盛りする働き者の母親・照
子(竹下)に反発ばかり。直が部活の合宿先で
知り合った亜美(優香)とデートに出かけたその
夜、照子が死んだ。担当医は、死因を突然の不
整脈による心停止と報告し、過労死と宣言する。
しかし直は火葬場で照子の体から焼けただれたメ
スを発見する。病院側に不信感を抱いた直は、母
の死因を徹底的に調べようと決心する。そんな直
の前に近所で照子をよく見かけたという女弁護士
・セツ(松雪)が現れる。
第7話   直は謝罪に来た南をはじめて照子の遺影の前
 に通す。意外な態度にとまどいながらも南は、照
 子には腸間膜血栓症の疑いがあったが、腹部の
 手術はしていないと告げる。一方、セツは裁判で
 証言台に立ってくれる医師を捜すが、直談判しに
 行った医師はすでに亡くなっていた。そんな中 
 直にとって高校最後のインターハイが近づいてく
 る。
第2話  母・照子の死因に疑問を抱いた直は何度も病院
に問合わせるが相手にされない。やっと事情を説
明してもらえるようになったものの、不当な扱いを
受け、怒りを募らせる。直は弁護士のセツを訪ね、
助けを求める。一方直から合コンに誘われた亜美
は有頂天だが、実は亜美の父親・慶蔵(大杉)は
照子が死亡した病院の外科部長だった。
第8話   直への思いが募る亜美は、自分の両親に歯向
 かってまでも直に協力しようとする。だが、直は
 そんな亜美の気持ちを受け入れることができず、
 2人の距離は次第に広がっていく。照子の遺体
 が燃えてしまっている今、直たちの手がかりは
 関係者の証言しかない。そんな中、看護婦の繭
 (菅原)が知っていることを話すとセツに連絡して
 きた。
第3話  セツから、メスと照子の死因の因果関係を証明
しなければ病院側に負けてしまうと言われた直は
、ビラを配って照子の死亡するまでの足取りをつ
かもうとする。そんな中、亜美が焼香にやってきた
。そこで、セツと直の会話を聞き、直が闘う相手が
父の勤めている病院だと知ってしまう。直後、病院
は記者会見を開き、メスの置き忘れを謝罪するが
・・・。
第9話   直の大学受験と、本格的な裁判が始まる。池
 澤(鶴見)たち弁護団は照子の過労死を立証す
 るため、商店街で史朗の評判を聞き回る。店ま
 で来た池澤は、瑠奈に誘導尋問を。怒った直は
 セツに裁判での攻め方を変えようと提案。史朗を
 証言台に立たせるという。一方、亜美は晃子か
 ら重大な秘密を聞く。
第4話   セツと直は、病院に運ばれる前の照子の第一
 発見者・田所に会いに行く。すると、照子が心臓
 ではなく腹部を抱えて苦しんでいたことがわかる
 。そんな折、病院側は商店街の人たちを味方に
 つけようと動く。さらに亜美の母晃子(伊藤)が直
 の家にやってきて、自分たちは直が訴えようとし
 ている病院の一族だと言い放つ。
第10話   照子の死から1年。セツのもとへ亜美が現れ、調
 べたことが書いてあるという封筒を手渡す。が、直
 の気持ちを考えたセツは亜美から封筒を受け取ら
 ない。一方、裁判が始まるが直の姿がない。セツ
 は南の愛用しているペンを元にカルテの改ざんを
 立証しようとする。そのころ直は、独自にレントゲン
 写真の取り間違いについて調べていた。
第5話   史朗(尾藤)は直の進路や亜美との交際などを
 心配し、裁判はやめろといいだす。直は納得い
 かない。だが、セツが史朗を説得して、1週間の
 猶予が与えられた。そんな中、セツはレントゲン
 写真を見た瑠奈(井上)の当たり前の一言から、
 南(京本)にカマをかける。その結果、照子が胸
 部ではなく腹部を切開された証言を得ることに成
 功する。
最終回   直の聞き込みで、病院のレントゲンの取り違いが
 証明された。そのことからセツは、南医師が腸間膜
 血栓症と誤診し、開腹手術した際メスを置き忘れた
 と裁判で立証する。だが、照子の死因ではなかっ
 たのだ。あの日手術室には南や看護婦のほかに、
 もう1人の医師の存在があった。それが誰であるか
 が解き明かされ、ついに裁判が下りる。
第6話   直たち家族は『お好み焼きシロー』を新装開店
 、そこへ亜美が友達を連れてやってくる。それを
 知った晃子は亜美をば倒。反発した亜美は直の
 ために何かしたい、と訴えるが、直からも拒否さ
 れ思い余って病院のカルテを盗み出してしまう。
 そんな中、セツのかつての恋人池澤(鶴見)が現
 れ、直の訴訟を手伝いたいと言い出すが・・・。