いろんなことに夢中になったり飽きたり

年も明けたので、何か変わるかなー?とか言ってるうちは大抵何も変わりません。俺が変えたるんじゃー!とか言ってもなかなか変わんないってのに。
タイトルはサニーデイ・サービスの同名の曲から。
多分、植草甚一をさらに元ネタにしてるんだろうけど。
今年は良い年にする。と強い決意。

1月30日(続き)
それにしたって、最近書くことが少ない。欠くべきことが少ない、なんてことは当然で、むしろ書くことを欲望することが少ないのは何故かと問うべきなのだが。どうしてなんだろう?安心してるから?多分、そうだ。安心している。俺は、生まれてこの方はじめて安心している気がする。こんな安心感って、何なんだろう?
今までなら、もっと切羽詰ってた。何かしなければならないことが山積していた。もちろん、それは俺が「しなければならない」と勝手に思っていたことなのだが。そのような選択が、何故か急に行われなくなった。「しなければならないことなんて何も無い」と、しみじみ納得しているのだ。そんな納得、どうしてしてるんだろう?
大きかったのは、就職を決めたことだと思う。ずっと「俺には碌な死に方は出来まい」と確信めいたものを持ちながら、右手に自殺願望、左手に世界への軽蔑を携えて生きてきたけど、内定をもらえたことで、俺も人並みに生きていける、そういう感覚を得たのだ。こんな感覚、働き始めたら簡単に吹っ飛ぶ気もするけど。
でも、そうだ。Oに「好きだ」って言えたのも、そういうことが大きかった。昔は、俺は好きな女の子が居ても、全然積極的になれなかった。もし、付き合ってる最中に、俺が自殺したら、彼女はどうする?そんなことばっかり考えてた。でも、いまや、そのような主体として自分を観念してない。俺は人並みに生きることが出来るのだ、そういった感覚によって、酷く救われてるのか?あるいは、何かが損なわれてしまったのか?
2003年01月31日 05時14分49秒

1月30日
図書館へ。昼食を、YとSと。落語の話や、モチベーションの話。
予備校のときの友人、Uと御茶ノ水で呑む。会社員という生き方。「気付いたら、七人乗りワゴンで河口湖に家族旅行に行ってるんだよ。」「何かを偏愛したい。」問題は、何の問題もないことなのだ、という点で一致。何年か経って、来し方を思って自殺しそうな気がする。真剣に、そのことについて考えておかなければ、ホントに自殺しちゃうよ。>俺
2003年01月31日 03時38分10秒

1月28日
Oからのメールに返信を。図書館へ。フォスター「天使も踏むを恐れるところ」読了。「…とにかく、あなたが決断しなければ、あなたの公平な精神なんて何の役にも立ちません。みんなあなたをつかまえて、あなたを思いどおりにさせるでしょう。あなたはその人の腹の中を見抜いて、その人を笑い、でも結局は、その人に言われたとおりにするんです。」「…世の中には、何もしないように生まれついた人間がいるんです。…僕は何かが起きることなんて期待してませんから、したがって失望することもありません。…でも、とにかく僕は死にませんし恋もしません。みんなが死んだり恋をしたりするときは、それはいつも、僕がいないところで行われるのです。…」「あなたに何かが起こるといいですわね。ほんとに何かが起こるといいですわね」
その他、小説トリッパーなど。高橋源一郎の文章が良かった。宮崎哲也と遥洋子の対談が、啓蒙的で醜悪だった。
Oのことをやはり考える。もう、駆け引きとかいい加減嫌だ。駆け引きを楽しめないのは、俺の依存体質が問題なのか。
2003年01月29日 02時45分17秒

1月26日
16日にふらりと田舎に帰ってから、十日目で戻ってきた。Oからは、他愛の無いメールひとつ。まあ、良いけどさ。
田舎では、本屋でJという女の子に会っただけで、特に何も無い。本も読めず、おまけに風邪をひいた。ただ、かなり徹底して無為な時間だったので、思考に変化があったりするのかもしれない。
明日から、また図書館へ行くつもり。そのことが、一体俺に何をもたらすのか、あるいは、俺はそのことに何を期待しているのか。自分のことも世界のことも、よく分からないことばかりだけど、少しでも理解するよう努力を。
2003年01月26日 23時49分54秒

1月15日
Bとドトールで朝食。図書館で勉強してから、久しぶりに池袋へ。HMVへ行くも、あまり興味が湧かず。何だか鬱だ…。悲しいことなんて何も無いけど。
Mと昼食を食べたとき、Mが話した夢の話が興味深かった。何故か野球部のキャッチャーとなったMが、甲子園に出場し、亡くなった祖父が応援しに来てくれた、という夢。「亡くなった祖父」への感情は、あまりに優しくて、もらい泣きしそうになった。どうして、亡くなった人たちから受けた優しさは、記憶の中でこんなに美しくなって、無償の愛情として思い出されるんだろう?もはや確かめることが出来ないことが、嬉しいってこともあるのさ。
2003年01月15日 18時38分31秒

1月14日
図書館へ。Mと恋愛の話など。スピノザ「エチカ」をやっと読了。未消化だが、励まされた。そのせいか、刑法の勉強がはかどる。
Oのことを考えるが、これはどういう感じなのか知らん?屈辱感と、憐憫と、無関心と義務感が交互に現れる。
2003年01月15日 03時05分10秒

1月12日
図書館へ。「落語百選 夏」など。Bの追いコンということで、池袋へ。N、N、Sと。呑み、食べる。右と左と法と文化と。Uの家に行かなくてはならないのだが、体力的にきつい。一旦寝る。
2003年01月12日 23時04分07秒

1月8日
図書館に行くも、どうもやる気が出ない。状況を変えたほうが良いと判断、早めに帰り、サイゼリヤでお酒を呑む。したたか呑んだ後、Sと合流。カラオケへ。堪能した。「イムジン河」「千年紀末に降る雪は」「Julia」etc。呑み放題で歌ったため、今すごく気持ちが悪い。もう寝ます。
Oのことを考えたり、考えなかったり。喪、か。あー、好きな子が欲しいなー。
2003年01月09日 07時48分57秒

1月7日
久しぶりに図書館へ。Mと会う。寒くて体力が奪われていくようで、早めに帰る。どうにも眠く、飯を食べず寝る。
2003年01月08日 04時06分50秒

1月5日
Eから電話。昼頃会う約束をする。しかし、果たせず。不貞寝して、ラウンジでOさんと話す。Oさん、Kさん、Yと麻雀。勝った。後、S、Yと酒盛り。酒と泪と男と女。徹夜してしまう。
2003年01月06日 08時33分51秒

1月4日
本当に辛いときに、誰も助けてくれない。本当に辛いときとは、誰も助けられないものだ。
どちらが本当なのだろう?そして、「本当に辛いとき」なんてものに、何か価値があるのだろうか?価値が無いとしたら、こんなことに思い悩む、俺はただのバカなのだろうか?きっとそうだろう。少なくとも、何らかの苦悩の故にその価値が存在するなんてことは、現実を転倒させたいという理不尽な戯言からしか生まれ得ない程度には非論理的ではある。
ああ、全くばかげている。ばかげています。神よ。こういうとき、無神論者の俺が祈る神って、単なる名宛人に過ぎないな。まるで、主語の無い構文のときに、代用されるitみたいだ。それ?ドイツ語ならes。無意識?無意識に捧げてるつもりも無い。名付け得ぬもの、とか言うとそれなりにカッコがつくとでも思ってるのか?
ヨッパライはこれだから嫌だ。ああ、嫌だ。呑んだって、何にも良い事なんて無い。
2003年01月05日 01時20分39秒

1月4日
「DISTANCE」の感想。欠伸も出ず、ずーっと見てられた。でも、何も特別なことは語られていないと思う。「僕達は、被害者なのか、加害者なのか。」という問いの解は、被害者と加害者の定義による。それ以上でもそれ以下でもない。「それっぽい」ことを言うことではったりを利かすことに対しては、あまり肯定的にはなれない。
アメリカから帰国中のOさんに電話。しばらくはいるらしい。猫の世話をしてるとか。似合う。
2003年01月04日 16時18分17秒

1月3日
起きたら暗い。五時過ぎ…。ラウンジに行くと、F、Nがおり、鍋。「秋刀魚の味」をやっているのを観る。うーん、時代を現代に持って来た分、無理が祟ってる気がする。岩下志麻と財前直美かー。
後、カラオケ。凡庸な呑み方。バカバカしい。まあ、そんな感じ。これから是枝裕和「Distance」を観るつもり。
2003年01月04日 02時59分48秒

1月2日
勉強しようと思っているところにFがやってくる。何となく気が削がれて、だらだらと過ごす。最近考えるのは、俺が会う人にプレッシャーを与えているんじゃないか、ってこと。まあ、傲慢なんだけどね。俺の目の前から居なくなった途端に、相手は俺のこと忘れるんだろうけど、俺にとって問題なのは、目の前に居る時だから。参っちゃう。
勉強への動機付けを意識的に考えないと。
2003年01月03日 03時11分55秒

1月2日(朝)
朝3時に起きる。勉強を再開。落語の本を横に置いているので、ついつい読み薦める。「寿限無(変換出来ねえでやんの)」「厩火事」など。後者のサゲ、「おめえに怪我でもされちゃあ、明日っからごろごろ出来ねえ」は、むしろ、ホントに心配したことへのテレではないのか?など思う。ラブコメストの俺であるが故。空気公団を聴きながら書いているからだろうか。
「暖かい君の言葉が聴きたいな」。暖かい言葉が聴きたいよ。俺にホントに暖かい言葉をかけてくれる人がいたら、なんてのは甘ったれてますか。そうですね。
2003年01月02日 07時44分22秒

1月1日
何ということもなく過ごす。勉強を少し。映画に行こうか、とも思うが、池袋で興味のあるものをやっておらず、中止。年が明けたからって、何も変わらないな。まあ、そんな感じで。
落語百選の秋を読んでいて、幇間の話で泣けた。四年半、岡惚れしている芸者にプロポーズしたら、「今日の二時まで帰って来たら女房になってあげる」と言われるも、結局帰って来れない話。切ない気持ちになった。
とりあえず、勉強を始められたのは、良い事だろう。
2003年01月02日 00時22分21秒


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