この部屋を見つけた方へ・・・・

僕はどこにいるんだろう?
何故こんな暗闇の中にいるんだろう?
僕は生まれた? 死んだ? それとも・・・・・


手探りで光を見つけ続けてる
ここがどこだろうと構わない,どこへ向かってるかなんて今の僕には関係なかった.
僕は歩いた・・・ただひたすらに・・・ただ光を求めて・・・・・


どれくらい歩き続けたのかな?
光なんてどこにも無いのかな?
僕を照らす光,僕を救ってくれる光,僕の心の中の光・・・・・


あなたは誰?
暖かいぬくもり・・・
小さく,暖かい・・・手?
僕をそっと包んでくれる.
僕は静かに,ただ静かに・・・・・


ちょっと力を入れるとすぐに壊れてしまいそうな・・・ガラス玉みたいな心
でも精一杯僕を包んでくれた,守ってくれた・・・愛してくれた


僕は一人なんかじゃない
僕にはあなたがいる
守るべき人がいる,愛すべき人がいる
暗闇の中の光・・・僕の心の中の小さな光・・・・・


人は強い生き物なんかじゃない
人は弱く,臆病な生き物だ・・・
でも,それでいい・・・
人は神様じゃないから
人は未完成・・・だから悩む,だから悲しむ,だから喜ぶ
人は未完成・・・だから生きている・・・・・


君は心の中の小さな光を壊してしまうの?
君を包み,守ってくれた,愛してくれた・・・
その小さな光をその手で壊してしまうの?
どうして?恐いの?逃げ出したいの?


君は何故生まれたの?
君は何故死ぬの?
君は全てを裏切るの?
生も光も全てを裏切り,そして逃げ出すの?


どうして?
君はどこへ逃げるの?
そこには光はあるの?
そこには君が守るべきものが,愛すべきものがあるの?
何も無いよ・・・何も・・・・・


人は自分で死ぬことなんて許されてないよ
人は生まれた以上,生き続けなければいけない
自分を守ってくれたもの,愛してくれたもの,全てを裏切り,壊すことなんて許されていない
それは責任なんだ・・・
それは人として生まれたことの唯一の問いであり,唯一の答えなんだ・・・・・

何も恐くないよ
何も怯えるものなんかないよ
周りを見てごらん
心の中に問いかけてごらん
きっと光が見つかるよ・・・
暖かく,自分を照らしてくれる光が・・・・・


みんな一緒だよ・・・
特別な人なんていないよ・・・
一緒に歩いていこう・・・
精一杯生きていこう・・・・・