クリーン美貴(以降ク)「ハイ、ついに始まりました。
あらゆる角度からモーニング娘。について分析、話し合うことによってモーニング娘。の新たな道を模索していく、というこのコーナー。わたくし、司会の『クリーン美貴』でございます。そしてこのコーナーの顧問として、モーニング娘。評論家の小笠原大道先生におこしいただいています。どうぞよろしくお願いします。」
小笠原大道(以降小)「よろしく。」
ク「このコーナーは連載方式で、毎回モーニング娘。について様々なテーマを決めて話し合いたいのですが、今回は第1回目ということでそのものズバリ『明日のモーニング娘。を考える』というテーマで行こうと思います。」
小「あしたのジョーみたいだね。」
ク「訳のわからないこと言わないで下さい。早速先生に今後のモーニング娘。の展望をお聞きしたいのですが。」
小「そうですね、百年後にはメンバーみんな死んでるんじゃないですか。」
ク「当たり前のことを言わないで下さい。もっと核心をついた専門家らしい意見をお願いします。」
小「君ねえ、人生っていうのは先が読めないから面白いのであって、未来にどうなるかわかってたら面白くともなんともないじゃないか。」
ク「・・・わかりました。とりあえず細かく考えていきましょう。最近またモーニング娘。は新たな動きをみせました。元々ハロープロジェクトの一員だった藤本美貴さんを含む4人の新メンバーの加入を発表。さらにモーニング娘。を『さくら組』『おとめ組』という二つのユニットに分割することとなりました。先生はこれについてどうお考えでしょうか?」
小「うーん、モーニング娘。の特徴に取り付け取り外し自在っていうのがあるからねー。まぁ仮面ライダースーパー1の手袋みたいなもんだな」
ク「もっと細かく見ていきましょう。藤本さんの加入についてはどうでしょうか、これは後藤真希さんのぬけた穴を埋めるためだという意見があるそうですが」
小「いいんじゃない別に」
ク「それだけですか・・・。じゃあその他の新メンバーはどうでしょうか。問題児ぞろいと言われていますが。」
小「いや、まだ見たことないからなんにも言えないんだよね。」
ク「あんた本当に専門家なのか!!まぁ・・次にいきましょう。モーニング娘。を2つにわけたことについてはどうでしょうか?」
小「問題はないんじゃないか。だって好きな時にまた1つにしたり3つにしたりできるんだろ。まぁキングスライムだね。」
ク「キングスライムは分割はしないと思いますが。」
小「似たようなもんだろ、少なくなったら仲間をよんだりするし。」
ク「はいはい、で結局先生の意見としてはこれらのアイデアに賛成ということでよろしいですね?」
小「まぁ可もなく不可もなくってとこかな。」
ク「ということは、もっといい方法があるということですか?」
小「というより手の打ち様がない。なんか安定期に入ってるんだよなぁ、モーニング娘。。1年くらい前まではいつ谷底に落ちるかわかんない状態だったんだけど、今は大分安定してるんだよ。」
ク「じゃあモーニング娘。は当分安泰ですね。」
小「まぁね。ただしゆるやかに人気は落ちていってるんだよね。それに逆に安定しているから再ブレイクなんていうのはまずあり得ないだろうし。でも上手に延命治療を施せば、あと10年くらいは持つんじゃない、中途半端な今ぐらいのポジションで。」
ク「なんか悲しいですね。再びブレイクさせる方法はないのでしょうか?」
小「ねえよ。落ち目のやつが下手に動くと、かえって死期を早めるからね。」
ク「そこをなんとか、先生がプロデューサーになったつもりでお考えください。」
小「ああ、一応言っとくよ。世間の大部分の人はモーニング娘。を動かしているのはつんく一人だと思っているようだけど、そんなわけがあるわけないんでね。あんなに利権を生み出すものを一人で自由に動かせるわけないんだから、スターリンじゃあるまいし。」
ク「それでも考えてください。そうしないと話が進みませんから。」
小「わかったわかった、実はいくらか策は考えてる。」
ク「どうなさるんですか?」
小「とりあえず手っ取り早くプロデューサーを変えよう。」
ク「そこからですか。で一体誰にするんですか?」
小「うーん、長渕剛なんかいいんじゃない。」
ク「また極端なところをいきますねー。」
小「だって今のモーニング娘。の『原宿でデートして』みたいな曲や詞のイメージを変えるにはこの方が1番適任だろう。人は常に変化を欲しがるんだよ。あと新メンバーを入れよう。」
ク「どうするんですか?またオーディションですか?」
小「いやとりあえず宇多田ヒカル、元ちとせに椎名林檎、あと最近『ひととよう』っていうのが売れてんだろ?そいつも入れよう。なーに札束でほっぺたの一つや二つ叩いてやればすぐに入りたくなるって」
ク「・・・なんか発想がたまにプレイボーイがやる、阪神にランディージョンソンやバリーボンズを無理矢理入団させて逆転優勝だ!!っていうのとあまり変わらない気がするんですが。」
小「そうだ!バリーボンズを入れよう。」
ク「人の意見に強引に便乗しないで下さい。入るわけないでしょう。野球で忙しいんだから。」
小「じゃあマグワイヤーにしよう。あいつ最近見ないから多分ヒマなんだろ。」
ク「もういいです。」
小「ちょっと待て、もう一つだけあるんだ。」
ク「なんですか?」
小「ガラガラポンだよ。」
ク「ガラガラポン?」
小「つまり1からやり直すんだよ。今いるメンバーを全員やめさせて、オールチェンジ。」
ク「それは現メンバーの人達がかわいそうではないですか?」
小「別に現メンバーももう1度オーディションを受けて合格すればいい。そこんとこは公平に選ぶから。」
ク「なんか中途半端にまともな意見なのでかえって対応に困りますね。残念ですがそろそろお開きの時間となりました。なんかこの対談、色んな人を不快にさせただけのような気がしますが、先生ご感想は」
小「そうね、とりあえず次回からもがんばります。」
ク「次回・・・あるのかなぁ・・・」