まだ・・・

Canon EOS−5 : 28−105mm

これもスローシャッターを使った写真ですが、人の流れが見えるぎりぎりまで開放したつもりです。が、思った以上に流れてしまって、人かどうかの判別もちょっと難しいくらい。バルブでの開放ばかりではないですが、露出と効果の両方を計算しながら撮影すると、写真(撮影)がとても面白くなります。

この写真は、ワールドバザールの真ん中に三脚を立てての撮影でしたが、一人の少女(だったと思う、たぶん)が、人と待ち合わせているのでしょうか、人の流れに逆らうようにシンデレラ城に向かって立っていて、その姿もフレームに入れました。道行く人、佇む人、そこにそうしているのは全て偶然です。でもその瞬間を切り取っておけるのは、写真ならではです。

ワールドバザールは、エントランス側とプラザ側で、「口」の大きさが違うのはあまりにも有名な話で、来る時は出口が近くに、帰る時は出口が遠くに感じる様に、その効果を計算して設計されているそうです。私はよく、帰り際に後ろを振り返ります。もちろん、「まだ」帰りたくない、という思いからなんですが、その効果をしみじみ感じてしまいます。まだ全てが近くにあって、また引き返して、その空気の中に浸りたい。いつもそれで帰りが遅くなるんですけどね。

皆さんも一度振り返ってみて下さい。こんな所にも「ディズニーマジック」を感じる事が出来ます。