残酷野蛮痴態！〜いかがわしい世界旅行〜

　残酷野蛮痴態−いかがわしい世界旅行−

■モンドの誕生■
１９６３年、元ジャーナリストで従軍記者でもあったイタリア人グァルティエロ・ヤコペッティが驚くべき‘紀行映画’を発表する。
『世界残酷物語』−原題は「ＭＯＮＤＯ　ＣＡＮＥ（モンド・カーネ）」。直訳すれば「犬の世界」−−イタリア人たちがどうしよう
もない絶望感を表現するときに使う言葉でもある。世界じゅうを飛びまわって来たヤコペッティが‘自分の目で見た’ショッキングな
‘現実’の数々をカメラにとらえて編集したこのドキュメンタリー映画は、その大胆不敵でユニークな作風がセンセーショナルな話題
を呼び大ヒットを記録。以降、ヤコペッティの手法に学び世界各国（主にイタリア）でヒットの二番煎じを狙った残酷ドキュメンタリ
ー作品が続々と製作されブームになるが、こうした一連の作品はいつしか「モンド映画」と呼ばれるようになりひとつのジャンルを確
立する。そして現在「モンド」という言葉は残酷ドキュメンタリー映画の範囲内だけにとどまらず、猟奇的なモノや変態的なモノ、ど
こか奇妙な味わいがある「いかがわしいモノ」すべてを総括する言葉として使われている。

■モンド映画れびゅー■
・並び順は適当です。タイトルが黄色で表示されているモノをお選びください。白色のタイトルはすべて「かみん・すーん！」です。
当コーナーは不定期更新です。並び順に関係なくランダムに更新して行きます。なお、各テキストは、いかがわしい‘モンドの精神’
に乗っ取り大袈裟に書かれているため、でっち上げやハッタリ、デタラメや「やらせ」などが過分に含まれている可能性がありますの
で注意してください。