ghost.jpg ゴーストハウス
GHOST HOUSE

1987年:イタリア作品

製作:アリスティデ・マッサッチェーシ(ジョー・ダマト)

監督:ハンフリー・ハンバート(ウンベルト・レンツィ)

出演:ラーラ・ウェンデル



親子3人が惨殺されるという、忌まわしい過去を秘めた大きな屋敷。そんなことは何も知らない
無線マニアの若者たち数人が、その屋敷にやって来た。男女の断末魔の絶叫と、薄気味悪いメロ
ディ‥‥彼らはそんな不気味な通信を傍受し、つきとめた発信地がその屋敷だったからだ。
人っこ一人いない古い家から何故そんなモノが‥‥謎をつきとめようと早速調査を開始する彼ら
の目の前に姿を現わしたのは、ピエロの人形を抱いた少女の亡霊だった!
やがて若者たちは、逃げ場がなくなった屋敷のなかで、一人ずつ無残にブチ殺されて行く‥‥!

ジョー・ダマト&ウンベルト・レンツィという、イタリア映画界の‘二大巨匠(虚匠などと言う
なかれ!)’が贈る、ユーレイ屋敷スプラッターだっ、だだっ!だだだ!
さびれた屋敷内、どこからともなく鳴り響く不気味なメロディや続発する奇怪な現象、そして白
く発光するドレス姿の少女の亡霊‥‥等々、恐怖感を盛り上げる演出は、いかにもオバケ屋敷的
な正統派手法でムード満点‥‥が、それだけじゃモノ足りないとばかりに、血しぶきばんばん撒
き散らさせてしまうのが、イタリアン・ホラーの良いところ!ナイフで必要以上にメッタ刺しに
したり、ギロチンが落ちて来て女のコの胴体がまっ二つに千切れたり、硫酸プールでドロドロに
溶かされたり、異様な行動をとる変態おやぢがほとんど意味もなくウロついていたり、顔面ウジ
虫うじゃうじゃの悪霊が出てきたり‥‥などなど、イタリア流ゲテモノ趣味のツボもちゃんと押
さえていたりするから、ここいら辺、とっても良心的だと思う。(そうか?)
イタリアの職人監督たちって、やはり映画ファンを大切にしているんだなぁ‥‥(そうか?)









M A I N  P A G E