boymeetsgirl.jpg ダンジョン 地下拷問室
BOY MEETS GIRL

1994年:イギリス作品

監督:レイ・ブラディ/脚本:レイ・ブラディ

出演:ダニエール・サンダーソン ティム・プール マーゴット・スティンバーグ



ある晩のお洒落なナイトクラブで男はその女と出会った。セクシーな女は男を誘惑し、そのまま
女の家へ‥‥‥‥とっておきの高級酒で再び乾杯、ポルノビデオを鑑賞しながら、淫らなムード
もぐ〜んと盛り上がり‥‥‥‥
「こりゃあ一発ヤレるぞ‥‥」などと、期待に胸
ときめかせ、ついでに股間もヤル気びんびんに膨らませていた男であったが‥‥
次の瞬間、なんとも激しい眠気が男を襲う‥‥あーなんてこったい!もうこれからってときに!
だが、結局そのままばったんQ。男は深い深い眠りの森へと‥‥‥‥(股間はびんびんのまま)
男が目覚めた場所は、見覚えのない真っ暗な一室だった。しかも、パンツ一丁の情けない恰好で
椅子に座らされているではないか!そしてさらに、手足は頑丈な皮製のベルトで縛られちゃって
いるぜ!ひゃっほ〜!いえぇぇーいっ!‥‥なんて喜んでいる場合じゃない!!
‥‥そう、それは仕組まれた甘い罠だったのだ。女は男を睡眠薬で眠らせて地下に監禁、ありと
あらゆる残虐な手段を使って男を拷問するのが趣味という、病的なサディストだったのだ!
「よぉベイビー、ぼくはこういう趣味じゃないんだ‥‥後生だからヤメてくれぇぇぇ!」
そんな懇願なんぞには聞く耳持たず、女は男の精神と肉体を徹底的にいたぶり続ける!
ひっぱたいたりタバコ責めにしたり、ケツにバイブを突っ込んだり、とっておきのズリネタを大
声で告白させたり‥‥容赦なく続く女の拷問!そしてその様子を、ビデオカメラに収めている女
の奴隷らしき人物‥‥果たして、コイツらは一体何者なのか?その目的は何なのであろうか!?

‥‥‥‥さぁ、話はこれで終りじゃない。まだまだ続きがあるのである!!
どれくらい時間がたったのであろう、いつの間にか気を失ってしまった男が意識を取り戻した時
には、予想もしなかった意外な状況になっていたのだ。ビデオカメラをまわしていた奴隷の女が
例のサド女をブチ殺し、その生首を男の目の前に掲げて見せたのだ!おおっ、それは良かった!
このまま二人で逃げようじゃないか!やっと家に帰れるぞぉ!めでたしめでたし!!
‥‥‥‥だが、おいおいチョットまて。なんだか様子がおかしいぞ‥‥そう、実はこの女、先ほ
どの女を上回る超サディストであり、さらにハードな拷問の嵐が男を待ち受けていたのだ‥‥‥

イギリス他各国で上映禁止!!‥‥になったという、ハードコアな残酷拷問映画。
実験的な映像処理や編集は、センス良くまとまっていてなかなかお洒落ではあるけれど、その内
容は思わず吐き気を催しそうなくらいに陰々滅々で迫力満点!雰囲気的には、あの悪名高き和製
ホラービデオ、『ギニーピッグ 悪魔の実験』を彷彿とさせるモノがある。
サディストの女は抵抗も出来ない男にウジ虫やションベンやウンコを無理矢理喰わせ、さらには
ドラッグ漬けにした挙げ句、麻酔も使わずに腹部を切開。切り開いた腹のなかに男の家族の写真
と死体からえぐり取った目玉を詰め込んで、乱暴に縫合してしまうのだ‥‥‥‥!!
「他人が苦しむ姿を見たい・・・」というただそれだけの理由で、抵抗出来ぬ者を徹底的にいた
ぶり快感を得るという人物の異常心理を本作は描いているが、その描き方に娯楽的な要素が微塵
も感じられないため、観ていて何だか胸がムカムカして来る。そして鑑賞後にはなんだかイヤ〜
な後味だけが残る・・・ま、そういった意味においてはまさに究極の一本と言えるし、観る者の
脳髄に100万ボルトほどの電気ショックを与えるくらいの迫力は十二分にある映画だ。









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