第5回オフ —ジャンキー!さんのオフレポ—
2002年8月25日、僕は沖縄県最北端の島硫黄鳥島にいた。 モチロンカラオケを唄いにきたわけじゃなく(当たり前か)一発大物狙いで、 釣りをしに来ており、2泊3日の船中泊での釣行であった。 しかし、目的の大物は釣れる気配が無く敗色濃厚の中、ふと31日に控えた西日 本合同カラオケオフの事を考え出した。 「俺、ちゃんと唄えるだろうか?」そんな不安と期待が同居した中、やたら唄を口ず さんでいる同行者の一人に切り出してみた。
「俺、来週西日本合同カラオケオフってのに参加すんねん。」
「誰か連れと行くの?」
「いや一人や。誰も知り合いはおらん。」
「へぇーそんなんよう行くなあ。」
時折米軍機の爆音が響く中、そんな会話が繰り広げられたのである。 結局、最終日まで誰も目的の魚は釣れず、帰りの飛行機の中での会話も湿りが ちになり、僕は31日の事ばかりを考えていた。この時から僕にとって初のカラオケ オフである、西日本オフは始まっていたのである。

あれから1年近く経ち、3回めの西日本オフを迎えた。集合場所の滝の広場に着く と、顔見知りから久しぶりに見る顔、初めて見る顔など様々な顔が見える。 西日本ならではの光景である。去年は誰一人知った人がいなかったのがウソのよう である。去年顔見知りがいなくて、ボーとしていた僕に声をかけてくれた凛さんの姿 も見えたし、去年の僕のように初参加で一人途方に暮れているような感じの人も目に ついた。あと、相変わらず愛知のメンバーは勢力を拡大して一番目立っていた。 冷静に見ると面白いもんである。まあ1年の歳月は、それだけ自分に余裕を与えて くれたのだろう。

12時過ぎカラオケが始まった。最初の部屋は516号室で、スタートメンバーは鵺 さん、バルトさん、diceさん、ヨウコさん、なにわさんであった。 この中で、なにわさんだけが初対面であり、オフ会自体も初めてだったようである。 きっと去年の僕と同じ心境には違いないと思った。でも全く気後れせずに、唄ってい たのが印象に残った。去年の僕はどうだったかなあ?

さてこの日の1曲目は無難に「フラワー」をまず唄った。早くも鵺さんとバルトさん のハモリが入り、それらしくなってきた。3曲唄ってから早速別の部屋に移動した。 今回、唄い慣れない唄を多く唄ったせいか、間違いや轟沈した唄が多かった。 特に共演した「大都会」と「旅立ちのナンバー」は仕込み不足の為かイマイチで、共 演者に迷惑をかけてしまった。申し訳ない。 でも、自分なりには楽しめたと思う。とにかく楽しむ事を第一に考えているんで、良 しとするか。コンディションも前回に比べて数段良かったし。 それにしても、初参加の時から変わらないのは、とにかくみんな上手いし、面白い し、凄いなと思った事。ここにはとても書き切れないほどみんな素晴らしかった。 俺なんてまだまだだなと思ったのは言うまでもなかった。

去年の第3回に参加して以来、西日本を始め色んなサークルに参加させて頂いて、カ ラオケに対する意識がかなり変わったが、もう一つの楽しみとしてカラオケ後の宴会 がある。 今まではカラオケって言えば、飲み会の後のイメージがあったが、今では完全に逆転 してしまい、飲んだら唄えなくなってしまった。まあ、カラオケがメインである事には違 いないが、これも楽しみの一つとなってしまい、5時を過ぎると「あーもうすぐ終わりか」と思 うと同時に、「腹減ったーもうすぐ宴会やー」と思うようになった。

今回の宴会は今までと違いバーを借りきっての宴会であり、新鮮な感じがしてこれま たよかった。そしていつもどおりスタンプラリーの結果発表があり、僕は9位になった。 過去の経験から、上手くやれば優勝を狙うコツが少し分かってきた。次回は狙ってみ るか。 宴会は思わぬ自己紹介があったりしてと盛り上がった。自分の番になる前に何とか受 けを狙うコメントを即興で考えたりもしたが、もし受けなかったら暑いのに寒いので?や めとく事にし無難なコメントで終わらせた。「俺って小心者やなあ」ふと思った自分が情けな い。 しかし、他の人達の自己紹介を聞くのは楽しい。自分の番が終われば余裕をかまして 見れるので更に楽しい。ここでもカラオケだけではなく、皆さんの芸達者振りには感心 させられた。西日本はカラオケだけではなく、こっちの方も盛り上げてくれるのはさすがであ る。でもやはり、ほろ酔い気分で皆さんと話をするのが一番楽しい。特に普段ナカナカ会 えない地方の方や、初めての方々と話をするのは特に楽しい。

でも不思議な事に今日のカラオケの話題は意外と出ない。ひょっとしたら僕だけかも 知れないが、これは西日本に限らず他のオフ会でも同じである。皆さんはどうですか? ま、盛り上がりさえすればそれでいいんじゃないと思っているのですがどうでしょう か。

楽しかった宴会も終わり、皆それぞれ分かれて一旦解散となった。夜カラ行くもの、 帰るもの一口餃子喰いに行くもの、踊りに行くもの(居らんかそんな奴、でも行くんなら行く で)がいる 中僕は一人で漫画喫茶に行くことにした。僕はこう見えても孤独が好きで、一人にな るのが結構好きである。と言うのはホントだが、実は誰も一緒に行く人がいなかっただけ。 (寂しい) どうせ漫画喫茶行っても本を読むか寝るだけなので一人で行こうが関係無いのだが。 しかし、それがあとで裏目に出ることになるとは思わなかった。 とりあえず予想どおり、漫画喫茶では寝れなかったのだが、英気を養う事が出来た? 出る間際にブラックコーヒーを飲み干し、11時30分頃漫画喫茶を後にした。 その後時間がまだあるので、四天王寺ラーメンでラーメンを喰い、いざDUOに向 かった。余談だが、ここのラーメンは結構美味しいと思う。少なくとも〇〇ラーメンよりも。

さていよいよ徹カラと張り切っていたが、思わぬアクシデントがあり、なんと2部屋 しか取れないとの事で、仕方が無く他の場所を探していたら、直さんが道頓堀の店を見つけて くれ、そこで徹カラを開催する事になった。まあ場所が違えど唄えれば問題無いのでとりあえず ホッとした。

さて、徹カラであるがサイコロカラオケする者とノーマルカラオケをする者にとりあ えず分かれた。僕は迷わずサイコロカラオケを選んだ。以前北陸オフでは楽しませてくれたからであ る。ただ残念な事に、イマイチ集中力が欠けて乗り切れない。終盤に他の人と交代して ノーマルカラオケの方に行ったが、最後まで気合が入らなかった。 原因は3時間余り一人でくつろいでいたので、何かテンションが下がってしまったよ うだ。一旦落ちた集中力は最後まで戻らなかったが、何とか寝ずに唄い切った。鵺さんや華宮さん とも共演した。 でも最後まで全く衰えず、素晴らしい歌声を聴かせてくれた、えぷさんやぶんぶんさ んにはさすがに恐れ入った。俺なんてまだまだ甘いなあと強く思った。

徹カラが終わり最後の会計の時にトラブルがあったが、幹事の方々の適切な判断によ り、事は収まり解散となったが、まだ終わりではない。何人かで前にあった「松屋」での朝食 オフが始まった。徹カラの後のカルビ定食の美味い事。朝からそんなもん良く喰えるなあと思われ るかもしれ無いが、妙にこれが喰いたかった。くどいようだが美味かったなあ。 朝飯も食い終わり、これで本当の解散となった。皆さん本当に最後までお疲れ様でし た。 先に帰られた方や、初対面で唄が聴けなかった方々も次回お会い出来る日を楽しみに してい ます。そして、これだけの人数を最後までまとめてくれた幹事団の皆様には、あらた めてお礼をし たいと思います。本当に有難う御座いました。

今回も前回、前々回以上に充実したオフを向かえることが出来ました。掲示板にも書 きましたが、何か一歩前に進めたような気がします。 でもいつまでも振り返ってる場合ではない。僕にとってはまだまだ始まったばかり だ。唄の旅はこれかも続いて行くのだから。 自身の目標としては、もっと個性的になれるように頑張りたいです。まだまだ唄った ことの無いジャンルにも挑戦してみたい。まあそれ以上に、皆さんと楽しく唄って行きたいと思いま す。こんな奴ですが、 これからも宜しくお願いします。

長くなりましたが、最後まで読んでくれて有難う御座いました。また会える日を楽し みにしています。 では。


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